家守綺譚

家守綺譚
家守綺譚
梨木香歩
新潮社
2004年1月30日
7件の記録
  • 草大福
    草大福
    @yadokari15
    2025年7月17日
    これは好きすぎる。空気感がとても良い。怪異が起こるけど、登場人物全員が大体平然としているのがいい。 淡々と日常が描かれつつ、時々心揺さぶられるような描写もあり。雨や霧、つくのかどうか怪しい電球など、全体に薄暗くて、でも清潔で静謐な雰囲気が、大人を癒すファンタジー。 自分の好きなものとのつながりで、山田章博の短編漫画の雰囲気を思い出した。夢の博物誌あたり。怪異が起こるけど、登場人物が淡々として受け入れるあたりに似た雰囲気を感じる。どちらも好き。絶対叶わないけど山田章博さんにコミカライズしてほしい。と思ったら、コミカライズ自体は別の方の手でされているよう。チラ見した感じ素敵な雰囲気だったので気になっている。 コントロール不可能な領域、例えば自然のものを、受け入れる力が必要である、と最近思うことあり。突然現れてはちょっかいをかけてくる植物や動物たち(と高堂)を、そういうものかと受け入れる綿貫やおかみさん、和尚さんの姿は、生きる上で参考にすべきものなのではないかと思ったりもした。
  • emu
    emu
    @emu___0h1s
    2025年6月13日
    日常のなかの少し不思議な出来事と季節ごとに移ろう花木たち。狐につまされるような、あたたかくて優しいエピソード。どことなく蟲師を思い出す。
  • たろ
    たろ
    @chi-taro
    2025年5月24日
    梨木香歩 は 西の魔女が死んだ しか読んだことなかったけど、チャット GPTに勧められたので、借りてみた。いい雰囲気。
  • yuna-yuna
    yuna-yuna
    @yunaminxxxtvxq
    2025年4月30日
    好きで何度も読んでいる一冊。 梅雨のある午後に家にひとり、突然降り出した激しい豪雨の雨音が響く中で一気に読んだ。物語の美しくも幽遠な世界と、2階の窓からのぞいたときのまるで道の上を龍が這っているかのように白くうねる雨の飛沫、揺れながら打たれるままの大きな木々の群れ、すべてがとてもとても幻想的で、夢うつつのように読んだ思い出。梅雨を思うと、あの日の光景と一緒に思い浮かんでくる。
  • mya
    mya
    @miya0307
    2024年12月11日
    死んだ友人の一軒家を守り暮らす物書きが出くわす、不思議なできごとが描かれたお話。 キャラクターはたくさん出てこず、自然や動物についての描写が多く、あれこれ考えながら読む必要がなく(不可思議なできごとは理屈ではなくそういうものだから)、静かで穏やかな空気があるので、心身共に疲れている時にも読める本。ひとつのお話が短くて読みやすいのもおすすめポイント。
  • りお
    りお
    @Rio_oO
    1900年1月1日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved