家守綺譚

3件の記録
- yuna-yuna@yunaminxxxtvxq2025年4月30日ふと思い出した好きで何度も読んでいる一冊。 梅雨のある午後に家にひとり、突然降り出した激しい豪雨の雨音が響く中で一気に読んだ。物語の美しくも幽遠な世界と、2階の窓からのぞいたときのまるで道の上を龍が這っているかのように白くうねる雨の飛沫、揺れながら打たれるままの大きな木々の群れ、すべてがとてもとても幻想的で、夢うつつのように読んだ思い出。梅雨を思うと、あの日の光景と一緒に思い浮かんでくる。
- mya@miya03072024年12月11日読み終わった死んだ友人の一軒家を守り暮らす物書きが出くわす、不思議なできごとが描かれたお話。 キャラクターはたくさん出てこず、自然や動物についての描写が多く、あれこれ考えながら読む必要がなく(不可思議なできごとは理屈ではなくそういうものだから)、静かで穏やかな空気があるので、心身共に疲れている時にも読める本。ひとつのお話が短くて読みやすいのもおすすめポイント。