プラハの墓地
18件の記録
脱兎@lubudat2026年5月2日読み終わった私がスパイ物に無意識に求めていたものの全てが入っていた。裏切り、嘘、なんとも言えない憂鬱と、精力的な働き者の主人公、そしてモヤモヤとした自責……なんか知らんがそう言う物を読みたくて、陰謀物を読むのである。なぜか。 多くの歴史的事件の裏で糸を引いているのはナントカ政府ではなく、ケチな悪党である。戦争の前線からは逃げ出し、女をまともに抱いたこともなく(まあ軽蔑してるからなんですが)、他人を馬鹿に仕切っている嫌な小悪党である。あるショッキングな出来事で記憶が錯綜した(と言うことは多少なりとも良心はあるのか)この主人公・シモニーニが、日記で記憶の再構築をこの試みようとするーー 書物によって身の回りの世界だけでなくより広い世界を認識しようとしている多くの本読みにとって、本書のプロットは面白くもあり、少し怖くもある。



cojima@cojima2025年6月14日買った読んでるエーコの仕掛ける物語の構造はやっぱり秀逸。書き出しからこの時代に引き込まれ、ありえないと思いつつも、この憎しみや差別が自分ごとのように思えてくる。読み始めからこんなに気持ちがゾワゾワしてたら、読み終わった時にはどんな読後感が残るのか。 気になりすぎてつい読み進めてる


彼らは読みつづけた@findareading1900年1月1日かつて読んだ*本の中の読書* 《屋根裏部屋で、明らかに父が祖父の目から隠しておいた本の箱を発見し(私も祖父にこの孤独な悪癖を隠しながら)、目が霞むまで午後ずっと『パリの秘密』、『三銃士』、『モンテ・クリスト伯』を読んで過ごした。》 — ウンベルト・エーコ著/橋本勝雄訳『プラハの墓地』(2016年4月5版、東京創元社)




























