能力主義をケアでほぐす

35件の記録
- さみ@futatabi2025年4月20日読み終わったこの本を買うかどうか決めるとき、いくつもの本の感想が編集された本、というものの読み方をよくわかっていないけれど楽しめるかなというのがあった。ひと月かけて読み終わって思うのは、そのスタイルは、今変わりつつある自分の本の読みかたに影響を与えてきたものだなと。感想は長すぎず断片的なものもあれば別の作品と有機的に繋がったり、あとから眺めたらひとつのテーマが浮かび上がったり、それが自然に実践させられて?いて、さらに彗星のごとくあらわれてくれたReadsの特性によって、読んだら(なんか書きたくなったら)ちぎる、をあまりに気楽に行えるようになって停滞していた思考をすぐべりべり切り離せる、切り離しっぱなしのこともあるし、記録を見返すことで新しい思考と繋がりやすくもなって、あと楽しく本を買わせてくれるいくつもの書店、本を読ませてくれるいくつもの喫茶店のおかげで今とてもいいかんじです。
- kirakira30@kirakira302025年3月22日読んでる誰かより秀でている、と比較した上で優位になるためにら、「問題のある『他者』が存在しなければならない」のである。(p117) 能力主義の最大の問題点!
- kirakira30@kirakira302025年3月22日読んでる我々の「学力向上」の取り組みの行き着く先を「学力工場」にしたくなければ、「よい教育とはなにか」という問題について、教育に関わる多様な主体が対話に参加し、学校という制度とその民主的価値に関する言説を豊かにしていくことが重要である…(『学力工場の社会学—英国の新自由主義的教育改革による不平等の再生産』p384)(p179)
- kirakira30@kirakira302025年3月22日読んでる自分自身の傷ついた魂と向き合うこと、そしてその魂の植民地化された状態から少しぞつ回復していくような=脱植民地化されていくようなプロセスを、信頼できる仲間と経ること。これらの経験によって、やっと少しぞつ、自分の言葉にも、他者の言葉にも、信頼を再び置くことが出来る。(p192)
- kirakira30@kirakira302025年3月22日読み終わったまた読みたい学び!能力主義関連の本をちょっとずつ読んでいる。 教育現場に携わっていると、能力主義的思考?が、あまりにも深く内在化してしまっていることに気づかされる。能力主義を脱したいと思っても、余計に強化してしまっていることも。また社会や政治で考えなくてはいけないことも、個人化、つまり自己責任に矮小化されてしまっている。 こればっかりは、立ち止まって疑い、モヤモヤ考え続けていくしかないのだろう。ケアという視点でほぐしていく可能性を感じつつ、まだまだつながらないことがたくさんあるので、学び、考え続けていきたい。
- さみ@futatabi2025年3月20日読んでる3月の個人的ベスト人文書 「「24時間戦えますか?」的なマインドセットを「これまでありがとう。でも、もうそれでは生きていけないから」と適切に弔った上で、それ以外の時間感覚を獲得する試行錯誤がこの社会には必要とされているように思う」。社会にも、わたしにも
- kirakira30@kirakira302025年3月20日読んでるこの「あなたのため」に私とあなたを分離・区別する眼差しこそが、実は当の排除を生むのである。教育エリートが「普通にできるはず」と思うことが出来ない人は、力やスキルがないと、有徴化きれ、排除される。(p131) ようやく山場を超えたー! ゆっくりじっくり本の世界に浸りたい。
- kirakira30@kirakira302025年3月12日読んでる「分類は画一化のための手段」(p127) この「あなたのため」に私とあなたを分離・区別する眼差しこそが、実は当の排除を生むのである。(p131)
- kirakira30@kirakira302025年3月11日読んでるここでは勉強は試験のための暗記術ではなくて、いい介護をするための武器を手に入れることなんです。(『介護のススメ!希望と創造の老人ケア入門』p73)(p98) これは介護だけでなく、いろいろなことに置き換えることができそう! 紹介されているこの本も読みたい!
- kirakira30@kirakira302025年3月11日読んでる「子どもを育てるお母さん」から「子どもが育つお母さん」へ。 これまた学校現場に置き換えたらどうだろう。 子どもが自分で育つのを邪魔せず、子どもが育つことを「促進」することができているか?
- kirakira30@kirakira302025年3月10日読んでる自分自身の生活を見直したとき、労働時間をいかに減らし、自分や他者へのケアの時間をどれだけ取り戻せるか、自分の時間や場所を囲い込まずにいかに他者とシェア出来るか、を考えた方が、豊かに暮らせるように感じる。そして、そういう形で交換価値至上主義から距離を取り、馬車馬のように働く生き方とは違うあり方を模索することで、「お互いさま」や生命のつながりを回復するのだと思う。(p.77)