生命式

17件の記録
- あこ@jt-aw05246-8882025年8月15日読み終わった借りてきた特に生命式と素敵な素材には度肝をぬかれた。 価値観を揺さぶられた。 孵化は極端な話だったけど、どこか当てはまり節があるな。ってえぐられた。 私には性格がないのだ。 あるコミュニティの中で「好かれる」ための言葉を選んで発信する。その場に適応するた めだけに「呼応」する。ただそれだけのロボットのようなものだったのだ。(p244) 「だって、私は「呼応』しているだけだもの。その人が私を誰だと思っているかで、全てが決まるの。だから、私が誰なのかを決めるのは、私じゃないんだ・・・・・・」(P254)
- ミサキ@misaki2018jp2025年4月11日読み終わった生命式 画像も映像もない。文字の並べ方ひとつでこんなにも気持ち悪くなるのかと思った。死んだ人の肉を食べる。これがフィクションだと割り切れないのは、この世界でも30年前には考えられない儀式だったから。現実でもこんな未来が来ないとは言い切れない。世界は少しずつ変容していくものだから。そのときに私が生きていたらそれを受け入れられるのか?昔はありえないと思っていたことが今では日常になっている。なにかの拍子に考えが一変することだってある。「正常は発狂の一種」 どう生きるか、どう死ぬか、何を持って生きるとするか。 ・食べることはそれを生産した世界を信じることだと思うんです。でも、信じない誠実さもあると思うんです。 ・拒否反応を示されないようにこちらの「自然」に引きずり込むのだ。そのためには、彼女を驚かせるのではなく、相手の今もっている常識に基づいた感覚をあえて大切にして、愛撫でもするように彼女の共感を撫で回しながら、ゆっくり、ゆっくり、こちらの世界へ引き込む必要があるのだ。 ・「人はね、綺麗なものより汚いものを見たとき、『真実だ』『これこそ本当だ』って騒ぎ立てるの。それで勝手に想像して陳腐なストーリーを造り上げて、自分を納得させて、安心するの」