星が人を愛すことなかれ

41件の記録
- 朔@nova_luna2025年9月4日読み終わった心に残る一節ガラスの靴は、ふさわしいお姫様にしか与えられない。慣れないステップでそれを割ってしまった日には、また苦笑いが待っている。(p.9) 雪里に与えられたガラスの靴は、他の靴を許さなかった。四六時中履いていなければ、すぐにサイズが合わなくなってしまう。(p.81) みんなが憧れるガラスの靴だって、ブランドが違えば意味がない。高いヒールが履けるようになったことは嬉しいのに、高くなった視界に求めるものがない。(p.162) 「愛じゃないならこれは何」の赤羽瑠璃を中心とした話の続編的な短編集でした。このシリーズ、わたしの好きな灰羽妃楽姫も名前がちょこちょこ出てて、世界観繋がってるなぁって思えて好きです。通して使われるガラスの靴の例えも好き。そもそもが前作の「きみの長靴でいいです」でよく使われてた大好き表現だったせいもありますが(笑) 「ミニカーだって一生推してろ」で赤羽瑠璃のぶっとび感を最初に読んでるからこそ、「ミニカーを捨てよ、春を呪え」の冬美の視点が新鮮で面白い。普通は種明かしが逆では?と思うくらいイレギュラー。でもそこがいいです。赤羽瑠璃が赤羽瑠璃だと思って読むから面白いんです。
- 漆野凪@urushinonagi2025年3月26日読み終わった『愛じゃないならこれは何』の続編にあたるアイドルの恋愛短編集。 前作を読んだ時は、恋に狂い献身的なまでの愛ゆえに、相手に都合のいいペルソナを作って勝手に苦しくなる愚かしい女の話が多いと思ったけれど、今作では全員バラバラの方向を向いているのに一緒にいて、だからこそ軋轢が生まれる様子がよく描かれているという印象だった。 斜線堂有紀さんは歩む道や思想が一生交わらないようなねじれの関係を描くのが上手い。同時に、苦しみとエンタメの境界線をなぞるような恋愛小説を書く人だな、とも思っている。どの短編も苦しかった。
- 土田(つちだ)@chappa_61T2025年3月21日読み終わった『愛じゃないならこれは何』を以前読んだことがあるのと、「アイドル」という生き様が好きで手に取った一冊。タイトルが天才。美しいとか言ってごめんね〜〜〜〜でも好きだよ〜〜〜〜!!!!
- 小海いと@itokomi2025年3月8日読み終わった本を集中して読むのが苦手(思考があっちこっち行く)なので、商業小説をあまり読まないんだけど、これはほとんど一気に読むことができた。自分がソシャゲでアイドルグループを推してるので、アイドルや配信者が題材となっている話はのめり込みやすかった。
- えだまめ🫛@edamamesan2025年3月2日人に勧められて気になって読んだ! 表紙も印象的だし、人からめっちゃ勧められたので気になってたやつ…!!推すこととは…推しって…と考えさせられる、めちゃくちゃ好きな話だった😭😭👏 この人の同じシリーズっぽい本も読みたくなってきたな…