学校が教えないほんとうの政治の話

6件の記録
- amy@note_15812025年3月7日かつて読んだ感想政治いやー、よかった。文芸評論家の斎藤美奈子氏による政治参加とは何か、選挙に行くのが楽しくなるにはを解説する。そもそも右翼と左翼ってなに?保守とリベラルってどういうこと?というような政治参加の頻出語を日本の政治史を追いながら説明していき、また当時の日本といまの日本で状況がどう変わっているのかを紐解いている。口語体で書かれているため、かなりとっつきやすく読みやすい。また前の項目で出てきた用語を所々で振り返ってくれるので、あれ。どういう意味だっけ?と前のページに遡ってはわからなくなる新書挫折を起こしにくい作りになっている。ちくまプリマーということで本来は20~25歳を想定しているらしいけど、いくつになっても読んでほしいし、政治史の流れとか言葉の意味を改めて確認しておきたい、という人にはぴったり。また刊行当時は2016年なのだけれど2024年になって読んでみると、斎藤美奈子氏の予想が悪い方向で当たっていたりもして、いまのこの状況は見る人が見れば予想していた通り、ということなんだろうなあ。何にせよ何となく選挙に行ったり行っていなかったりしている「ゆる体制派」のような人たちに、この本が1冊でも多く届けばいいと思う
- ももり@sgn2282025年3月7日読み終わったかつて読んだ感想読書日記社会人として働くにつれ、「なんで〜だろう」と考えることが増えた。その分大変に生きづらくなった。 だからこそ、「なんでワタシがこんな目にあわなくちゃいけないわけ?どうして彼や彼女がああいう境遇に置かれてるわけ?そう思った瞬間から、人は政治的になる」という文に目が開かれる思いがした。 なぜか私憤はときに自責思考に取って代わられるけれど、もっと外に怒って、突き詰めて考えなければ明るい未来はないと思った。