無人島のふたり

16件の記録
- oto@sakana__books2025年6月14日読み終わったがんと診断され余命宣告を受けてからの最期の日々を綴った日記。 山本さんは「逃病記」と表現していたけど、積極的治療はしていなくてもやっぱり最期まで懸命に生きたのだから「闘病記」だ。 自分の命があと少しで終わるとわかっていながら日々を生きるってなんとも残酷だけれども、その日々を無人島に例えたのはすごくしっくりきて、穏やかさと静けさを感じた。 でもやっぱり最期を迎えてしまうのが寂しくて悲しくて、読みながら泣いてしまった。 山本さんの生きた証であるたくさんの作品たちを大事に大事に読んでいきたい。
- シャガ@filifjonka2025年5月12日読み終わった借りてきた闘病記だから一気に読み進めては申し訳ないのだけど読めてしまう。最後の一文の、最愛の人への呼称に泣いた。そんなところも、山本文緒は最後まで小説家だった。
- sui@suibook2025年3月21日かつて読んだ「明日また書けましたら、明日」 最期を知りながら、読むのは辛い。割り切れず神様に悪態をついてしまったり、ぎりぎりの心情が綴られているのに、独特の軽やかな文章で作家って本当にすごいと感じた。読後の涙と一緒に温かさも感じた。
- 涼元風花@suzu_fuuka2025年1月15日読み終わった余命宣告を受けてからの最期の日々を綴った日記。山本先生の作家としての生き様に胸が熱くなりました…!闘病の日々のことではあるけれど、読み終わった余韻はとても温かったです。