愛の獣は光の海で溺れ死ぬ
15件の記録
ぽかり@popopocari2026年5月14日読み終わったこれも先輩からお薦めされた本 「人間じゃないものになりたい」 読み終えてからずっと、その切実な願いが胸の奥に澱のように溜まっている。 作中、人間以外の何かを目指して仮装を施し、「ロロクリ」という幻覚剤に昂揚を求める人々が登場する。 もし自分がその世界にいたとしても、きっと「ロロクリ」には手を出さないだろう。 人間以外の、例えば静かな無機物になりたいと願うことはある。けれど、それが「いっときの成り替わり」でしかないのなら、私はそれを拒絶したい。 変身が解けて「人間」に戻される瞬間を想像する方が、よっぽど残酷に思えるからだ。 あと冒頭の、目をくり抜き、舌を抜き、口と瞼を縫い合わせるという描写には、RADWIMPSの『狭心症』のジャケットを想起して、指先が冷たくなるような感覚に陥った。 あのジャケット見た時、妙に心がざわついたことを覚えいる 瞳がなくても、人間は泣くことができるのだろうか。 涙腺が残っているのかどうか、本当は気になっているけれど、調べるのはやめておこうと思う。 その「痛み」の仕組みを正しく知ってしまうのが、今はただ、ひどく怖い。
たまこ@tamako_262026年2月7日読み終わったんんん〜?ん? 1話目の「独白する愛の犠牲獣」は好きな話だった。 そうだよね〜自分がこんなに残酷な目に遭ってるのが、誰かの為でもない限りやってらんね〜というか、そこに意味がない、生産性のないことの恐怖ったらないよね。で、給餌係である人でさえ、なんだかそんな偽物の幸せを掴んでいる人たちが幸せそうに見えてきちゃって、というかあんな事を繰り返し聞かされてやらされてたらそら狂うわって話で。監禁されてる人たちのいる所が蜂の巣になってるのも情景としてめっちゃ良き。 好きなところ記録 「声よ、語り続けてくれ。私の苦しみが必然であること、この責め苦が加虐的な罰などではなく、大いなる善のために遂行されていることを、飽くことなく語り、私の存在を強く確かなものにしてくれ。」
りなっこ@rinakko2025年6月14日読み終わった長篇と思っていたら連作の6篇だった。金子作品を読むときには相応の覚悟をするのだが、今回は他の作品で味わってきたような辛さも凄みも感じることが殆どなくてむむむ…。 最初の「独白する愛の犠牲獣」はよかった(ここからどこまで連れていかれるのだろうと期待した)。













