ミトンとふびん
63件の記録
emu@emu___0h1s2026年1月10日読み終わった大切な誰かを失って、その人の気配を追いかけ、心に刻んで、時間と共にゆっくりと雪解けのように希望が優しく広がっていくような。不思議で優しい喪失と向き合う旅。旅に行きたくなって、そして悲しくなった時、またこの本のことを思い出して読み返すだろう。 “私は間違ってない、間違った人たちといっしょにいるんじゃない。そんなことは、自分にしかわからないのだ。自分に自信を持つってそういうことだ。”
TORICO@readingtorico2026年1月7日読み終わった私はばななさんが描く、太陽の国で傷ついた誰かが少し再生する、というお話がとても好きだった、ということを思い出しました。 特に好きなのは、「SINSIN AND THE MOUSE」。 大切な人が生きていてくれること、それが当たり前ではないこと。 私はどん底だと感じている人が小さな光に少しずつ照らされて、浮上していくのを見るのがとても好きなので(2回目)、このお話で心にじんわりとあたたかさが生まれました。 南の空気が恋しい。南へ行きたいな。 温泉の街、台北、フィンランド、イタリア、八丈島。 イタリアにも三途の川ってあるんだな。 大好きだった「アムリタ」や「マリカの永い夜」を思い出す。 いつか再読する日が来ると思う。
だるま@daruma_01062026年1月4日読み終わった読みながらボロボロ泣いてしまった。 吉本ばななの言葉が沁みる時はちょっと弱ってる時で、だからこそ必要な時に読めて良かったと思う。 装丁と内容が合いすぎている。



- もちごめ@anoldpotato2025年12月22日読んでる短編集。今 SINSIN AND THE MOUSE を読んでいます。喪失した人の感情を描くのがどうしてこんなに上手なんだ? 開いては泣き、閉じてはまた開き、ぜんぜん進みません。

まっつ@mattus_1232025年12月14日読み終わったまだまだグレーを許せない私だけど、少しずつ、そのグラデーションを自分にも他者にも許せるようになりたいと、そう思える作品だったなあ。少しずつでいいから、鷹揚な人間になれたらいいねえ 【印象に残ったフレーズ】 実際がどうなのかを疑い出したらキリがない。 だいじなのは、突き詰めないこと。 どんな占いよりも自分を確かに支えるということ。 私は間違ってない、間違った人たちといっしょにいるんじゃない。 そんなことは、自分にしかわからないのだ。 自分に自信を持つってそういうことだ。 なんとかなる。悲観でも楽観でもない。目盛りはいつもなるべく真ん中に。なるべく光と水にさらされて。情けは決して捨てず。
445@00labo2025年11月24日読み終わった20年ぶりの吉本ばなな。読みながら、「こんな感じだったかなあ」と不思議に思った。ここまでドライだったっけなと。 そのドライさが気持ちのいい話だった。 一方で、こんなにつぶさにいろんなことを見ていて認識しているのに、突き詰め切らないで流れに身を任せることが選べる主人公の胆力が不可解だった。 自分が衝動性の高い人間なので……。 最近流行りの『ネガティヴ・ケイパビリティ』が高いってことなのかしら。 「幻影と幻影の間に、ほのかにあたたかい空間があって、人と人とはそこでしか出会えないのだ。」 あたたかいばかりの空間じゃなくないか?と思ってしまったわたしは、まだ人間関係自体に夢を持っているのだろう。 出会えたこと自体に温かみを持てるような境地に行けば悩みもなくなるんでしょうねえ。


a8ka@a8ka2025年9月18日読み終わった「どんなに他人と親しくなり、その人のことをわかったつもりになっても、結局その他人とは自分の中に生きているその人にすぎない。その人本人ではない。 だから想像したそんな死の瞬間、落ちていく最後に思い描いたふたりの顔が、ほんとうに悲しんでいて心配している目が一瞬のうちに浮かんできたなら、私の中の愛情こそがちゃんと機能していることになる。 彼らではないのだ、実際は。この世はそんな幻影でできているのだ。 幻影と幻影のあいだに、ほのかに温かい空間があって、人と人はそこでしか出会えないのだ。」
なみだめ@nmdm2025年9月7日読み終わったNHKアカデミアに出演した吉本ばななが「物語を書くにはまず日記を書いたらいい」と言っていたことが印象的だったが、この物語も日記から生まれたのかなと感じる亡くなってしまった人の喪失感が色濃く表現されていた。
white bird@shiawasenina__re2025年6月25日読み終わったいつか憎らしいに変わりそうな熱いかわいさではない。もっと。盆栽のような、庭石のような。 「愛は戦いじゃないよ。愛は奪うものでもない。そこにあるものだよ。」
S@YunhO3232025年6月20日読み終わった初めてばななさんのお話を読んだのだけれども、初めての1冊がこの本で本当に良かったと思う。 母のことが大好きな母っ子だし、最近恋人との関係において寂しく思う事が多かったのでとても響いた。主人公達と一緒に強くなれた気がする。悲しみの中でも残った者は生き続ける。 SINSIN AND THE MOUSE と ミトンとふびん が特に好きなお話でした。 "幸せなやりとり、生きている者同士、肉体があって、同じ時間軸の中に存在していて、ほんとうにはわかりあえないのにとにかく気持ちを伝えようといつも一生懸命で。それが人間同士のはかないつながり。" "どんなに他人と親しくなり、その人のことをわかったつもりになっても、結局その他人とは自分の中に生きているその人にすぎない。その人本人ではない。" わたしがしんでしまいそうな時、大切な人達はどんな顔をするだろうか。きっと、ほんとうに悲しんでいて心配している目をしてくれるだろう。そう思えただけで何も心配することは無いし、わたしはしあわせだろう。 手元に置いておきたい本でした。出会えてよかった。

水野 茉霞@mossica-books2025年3月12日読み終わった@ 自宅序盤から涙が止まらなかった。誰かを大切に思う気持ちと、前を向いて進んでいくというメッセージが随所に散りばめられていた。じんわり温かくなった。



yuna-yuna@yunaminxxxtvxq2025年2月22日読み終わった再読中@ カフェ決まって冬になるとふっと思い浮かんでは読みたくなるみたいで、今回で3度目の再読。コメダでモーニングを食べながら読んでいたのだけど、両隣に人がいるからと堪えていたというのに、ヘルシンキのレストランの場面でダバダバと涙が溢れて止まらず焦った。 直球的に伝える場面とさりげなく何気なく描く場面とのバランスや組立てが上手すぎる。あ、いや、上手すぎるとかいうほど文章についてわからないけど、でも、少なくともわたしにはとても響き、じんわりと染みわたった。 また次の冬がきたら、また手に取るんだろうな。そんな習慣のように一緒に重ねていける本があるって、ほんとしあわせなことだなと思った。歳を重ねていくことへの楽しみのひとつになるというか 📕装丁について 正方形に近い小さめの判型と、一般的なソフトカバーよりもどこかふかっとした感触があって、読んでいる間、手に心地よく馴染んでよかった。なんかこの作品にあった手触りだなと思った。




うみこ@umico52025年2月15日読み終わった「あきらめているのでもなく、淡々としているのでもない、静かに燃やしているのだ、この命を。」 装画のなかの深い色をもらったようなスピンが美しい。 あとがきのばななさんの言葉がとても良かった。ただ長くて書き起こせないので、読みたくなったら再読しようと思う。そんな思いで書いてくれているということがそれだけでもう救いだ。「よりさりげなく、より軽く、しかしよりたくさんの涙と血を流して。この本が出せたから、もう悔いはない。引退しても大丈夫だ。」既視感のある言葉…と思ったらばななさんにとって「デッドエンドの思い出」の次の山がこの作品だったのかぁ。期せずしてその二作品を続けて読めたしあわせ。ばななさんの二十年がぎゅんっと迫ってきたみたいだ。知らないうちに身体のすみずみに沁み込んで、忘れた頃に血肉になってくるような物語たちでした。


- 安穏@annon1900年1月1日読み終わった初めての吉本ばななさん作品、しっとりじっとりした読み心地。『ミトンとふびん』、父親と食事をする場面がつらかった。母の死と、自らの結婚と、父親にしてほしかったこと。『カロンテ』、淡々とした不貞の描写が潔いというか気味が悪いというか、私に染みついている常識に馴染まない。異郷のからりとした性への価値観、こういうものもあるのだなあと遠くから眺める感覚。『情け嶋』最後の一段落がとても好き。‘なんとかなる。悲観でも楽観でもない。目盛りはいつもなるべく真ん中に。なるべく光と水にさらされて。情けは決して捨てず。’


















































