日本人拉致

12件の記録
- 渡辺洋介@yskw05142025年7月2日読み終わった理不尽な状況においていかに生き抜くか 本書はそんなヒントを与えてくれる。 なんてことはない普段通りの生活の中、拉致により無理やり北朝鮮に連れてこられ その後24年間の長きにわたり自由を奪われた状態での生活を余儀なくされる 国家的な大義があればまだあきらめもつくだろう。 しかし著者によると実情は以下の通りだったというから全くやりきれない。 「拉致行為そのものはもちろん、拉致の目的、目的達成のためのプロセス、目的が適わなくなったときの対応のすべてが計画性のないものだった。」はじめに 権威主義体制の独裁者による思いつきの国家暴力に一個人としては なすすべもなく敗れてしまう。 そうはならないために過去を学び、隠された悪の兆候を注意深くつまみ、 声を上げることそれは多くの犠牲となった先人たちに対するせめてもの供養になると自分は思う。 「私たちの二十四年が、「帰りましょう」と言われて、「はい、帰ります」と言えるほど、 単純ものではないことをどうして理解してくれないのかという思いだった。」P191 生きることの重さが突き刺さる一文だった。
- 渡辺洋介@yskw05142025年6月27日読んでる通勤読書招待所の書棚には資本論や共産党宣言などマルクスの著作は一冊もなく、指導員に頼んでも「偉大な主体思想が唯一無二の正しい革命思想であるため、その必要はない」と断られた。P109
- 渡辺洋介@yskw05142025年6月26日読んでる通勤読書党指導部や対外情報調査部が「合法的身分」の具体的な活用方針や計画もないまま、ひたすら「合法的身分」を得ることだけに執着し、そのために罪もない日本人を拉致したP79 トップダウンの組織にありがちな、思いつきからの出たとこ勝負がリアルだ。
- 渡辺洋介@yskw05142025年6月25日読んでる通勤読書このように1977年の二件の拉致が一定の目的で計画的に行われ、その流れのなかで、翌78年の一連の拉致も行われたととらえるべきだろう。P50
- 渡辺洋介@yskw05142025年6月24日読んでる通勤読書非合法、半合法、合法 そのため考え出されたのが、実在の日本人になり代わる方法であり、それが「進化」して対象者を拉致するまでになったと考えられる。P42
- 渡辺洋介@yskw05142025年6月17日読んでる通勤読書拉致行為そのものはもちろん、拉致の目的、目的達成のためのプロセス、目的達成がかなわなくなったときの対応のすべてが計画性のないものだった。 はじめにより