多聞さんのおかしなともだち 下(2)

36件の記録
- マコワタナベ@naaaaabe82025年7月28日読んでるまだもっと若いころ、親と友達のように話したり接したりしている友達が羨ましかったのを思い出した。今日あったこと、友達のこと、好きな人のこと、なーんでもオープンに伝えること、私にはできなかった。だから親との関係が悪いとかではなくてね。いろんなことを話してほしかったんやろうなって今でも思う。申し訳ないなとも。それでも、絶妙な距離感で関わって来た私たちは、ある意味親子の括りを超えて、単なる人間同士の関係性の一つにすぎないのかも。これがたぶん1番心地良い。
- 🌜🫖@gn8tea2025年7月12日読み終わったもらった@ 三省堂書店 神保町本店(小川町仮店舗)「恋愛や友情を みんながどうやって分類してんのかも そんなことができるんかもわたしにはよくわからんのに なにもわからへんのに… 付き合った人や友達とおったら嬉しくて 会えんくなったら寂しいと思うような自分の気持ちを 恋愛って名前で呼ぶんは何か違うって思ってたこととか……」 p147 「内日みたいに うちらもいろんな理由で自分のことを隠して…話せんくて 話せへんのに… 話さんかったらうちらはただ忘れられてしまうから……」 「誰かと話したくて 自分以外の誰かの話を聞きたいと願っている人に… うちらが誰を好きになって 誰のことも恋愛として好きにならんかったんか…… 生きてて 普通で最低な日があることも… 当たり前みたいに楽しい日のことも 誰にも話せなくても 記録に残らなくても うちらがどこにもいなかったみたいにされてしまうのは嫌やった……」 p168-171 何かが大きく変化するとか解決するとか、そういうわかりやすい展開はないけれど、多種多様で複雑で孤独なわたしたちに、優しく寄り添ってくれる物語だと感じた。
- 創@hajime_82025年6月19日買った絵と話が大好きで、アカウント消されてからずっっと探していた方。今日突然Twitterで見つけてあまりにも嬉しくてその足で本屋に行った。 クィアの話を描いていらっしゃるのもめちゃくちゃうれしい。
- monobook@mono102025年6月14日読み終わった恋愛と友情の境って実はとても曖昧なんじゃないかな。そのうち好きな人ができるとか、いつ結婚するのとか、恋愛至上主義の世の中には辟易しているので、アンロマンティックを題材にした物語をこうして読むことができたのは嬉しかった。
- socotsu@shelf_soya2025年6月14日読み終えた後に考える『"少女神"第9号』やレベッカ・ブラウンの小説が登場すると知って興味を持った作品だったのだけれど、物語の中にどのように差し込まれているか、という作品の取り扱い方はもちろん、自分の人生に大きく関わる、自分が好きな人たちが喜ぶような選択を知っているけれど、それが自分が本当に選びとりたいものなのか決めかねている主人公の様子や、「多聞のともだち」との度々聞き返したり、意図を考え込んでしまうようななめらかでない会話、多くの人には見えない存在が見え、そうしたものらと人前でも話すことを厭わず、魔女のサバトにも平気で参加できるパワーを持つのに主人公に過剰な干渉をしない多聞さんの存在感といった要素が全体を通して心地よく、わたしは内日さんではないのだけれど、いまこのような作品が読めることのうれしさをじわじわと噛み締めている。 絵の線の少し掠れた感じも好き。また読み返す。