八月の母

20件の記録
- 本の虫@read_yuyu2025年7月31日読み終わった読書日記恥ずかしながら早見先生の本を初めて手に取りました。 サイン本で、タイトルから気になって即購入。 感想は、苦しい。やるせない。。 けどこれが現実ですね 性格が形成される上で最も影響するのは環境か、血か。 私は環境だと信じているのですが、血は争えないという言葉もある通り、多くは遺伝するもの。 ''ネグレクト'' 近年耳にすることが増えたこの言葉 そのような言葉が存在し、多く使われているのも辛い現状なのですが、それを当たり前として生活している子ども達がいるのも事実。 どこかで断ち切らなければなぁ、と感じます。 きっともう少し大人になって、自分で家族を持ったらまた再読すると思います。
- 月の兎@tofusu2025年7月20日読み終わった母娘(おやこ)の物語。まさに負の連鎖。 「親ガチャ」「毒親」という言葉を見聞きすることが多い中、それらについて臆さず書かれた作品。内容がとても重いので、読む方は注意が必要です。 ただ、『イノセントデイズ』や『笑うマトリョーシカ』の要素もあったりして、ファンにはたまらない繋がりを感じさせる1冊でもありました。 ※『イノセントデイズ』や『笑うマトリョーシカ』との繋がりについては、作品で明記されたわけではなく読了した私の考えです。
- anko@books_anko2025年6月30日読み終わった母性とは、女性が母親として子供を守り育てようとする本能。それは本当だろうか?この小説を読み、母性というものが分からなくなった。この物語で描かれている地獄は、現実社会でも存在している。母娘という名の鎖。逃れたくても逃れられない地獄。読んでいる間中、酸素が足りなくなるような感覚に、苦しくて苦しくてたまらなかった。私も逃げられない地獄の中を一緒に走っているような気がした。この小説を、今この時代に誕生させてくださったことに感謝します。