たえまない光の足し算

たえまない光の足し算
たえまない光の足し算
日比野コレコ
文藝春秋
2025年7月17日
31件の記録
  • 水埜青磁
    水埜青磁
    @tohmindempa
    2026年2月18日
    気になっている
  • 咲
    @mare_fecunditatis
    2026年2月1日
    異食。非食物を食す。 花の生殖器官である、雌蕊と雄蕊を食べる。 「ほんとうは、わたしは、髪、爪、指、それから、腕、ふくらはぎ、じぶんでじぶんを食べてそのまま自分の屍体すらこの世に残さず、消滅してしまうところだった。 そうしても、全然、おかしくなかった。 でも少なくともわたしは自分を食すより世界を食すほうを選んだ。 薗はいま、風に巻かれて、そんなじぶんをこころから誇れる。」 舞台となった時計台を、私は勝手に、太陽の塔に類する姿で想像した。 圧倒的舞台装置。 「時計台といっても、積乱雲のような姿かたちの彫像である。そのもくもくとした躰じゅう、蜂の巣になるまで撃たれたように、眼窩のようなちいさくいびつな穴が、深く貫いている。お腹のなかにまなつの太陽でも隠しているかのように、その躰の間隙からは、ほそい光線が強く漏れ出す。 この時計台はその見た目から「かいぶつ」というたわむれの愛称をもった。この、時計台の躰じゅうにある数千個の多眼のうち、光る眼の組み合わせは、まいにち0時に変化し、同じ光り方は二度としなかった。」 この世に唯一ある《痛くない出口》。 人間になるために、ハグと弘愛は、そこから出ていった。 薗は、違うやり方で、それに続く。 《痛くない出口》には背を向けて、自分の足で、ぐるぐるとぐるぐると、降りていく。 「信じて!わたしは嘘をつかない。 あなたたちが投げた異物はほんとうにわたしを満たしている。 毎日毎日ここで時計台と観客の眼光によって自分が映し出されること。 この場所は薗のゆいいつだった。」 世界に接続することは、かくも困難で、痛い。
  • あざらし
    @aaras_vr
    2026年1月12日
  • ykurumi
    @ykurumi
    2025年12月29日
  • ふと
    ふと
    @cblossom345
    2025年12月24日
  • j
    @jo_jo_86__
    2025年12月21日
  • あたふた
    あたふた
    @goosand
    2025年12月12日
  • あたふた
    あたふた
    @goosand
    2025年12月9日
  • あたふた
    あたふた
    @goosand
    2025年12月7日
  • あたふた
    あたふた
    @goosand
    2025年12月2日
  • renbo
    renbo
    @renbo
    2025年11月24日
  • 純文学の1番奥にあるかんじ わたしはもうちょい手前が心地いいかも〜 最後のひろめぐはいいね!になった
  • ヤシロ
    ヤシロ
    @846846846
    2025年11月6日
  • め
    @memmme
    2025年10月19日
    すごい作品だった。「芥川賞候補作」であったが、1回では咀嚼しきれない。何度も読み直してしまうのだろうなと思う。
  • readtato
    @readtato
    2025年10月5日
  • め
    @memmme
    2025年9月17日
    表現がとっても素敵
  • しふぁ
    @shifa_books
    2025年9月10日
  • め
    @memmme
    2025年9月4日
  • Y_KATSUKI
    Y_KATSUKI
    @k2_4416
    2025年8月22日
    文章がとても良いですね。つくりは寓話的だけど細部は生々しい。 〈人間どうしの光合成だよ、恋愛てのはさ、おれは、そういう、きちんとした人間どうしがするものには間に合わないって思ってばっかだった〉
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年8月21日
  • 武田 俊
    武田 俊
    @stakeda
    2025年8月18日
  • 数奇
    数奇
    @suuqi
    2025年8月12日
    『ビューティフルからビューティフルへ』とはまた違う作風と文体に驚き、作者のワールドがより深化していると実感した。しかしその世界観に自分は最後までついて行くことができず、突き放された感覚を拭えなかったのは残念。特に軟派師・弘愛という人物をめぐるくだりは全く好きになれなかった。展開や台詞のひとつひとつが作者の中だけで完結しているようで全く納得感が得られず、それゆえに唯一無二の寓話的世界観を確立できているとも思うのだけれど、自分には合わなかった。
    たえまない光の足し算
  • はる
    はる
    @tsukiyo_0429
    2025年8月8日
    衝撃的な作品だった。 薗やハグ、ひろめぐたち「とび商」は、「かいぶつ」と呼ばれる時計台のまわりで商売をしており、薗は異食、ひろめぐは軟派、ハグはフリーハグをしていた。 爆発を待つ時計台は薗たちの気持ちを表しているようで、気持ちがいつ爆発するか分からない危うさを感じた。 . 「痩せたらなにもかもが変わる!」 美容外科に飾られたそんな広告をきっかけに、薗はダイエットをして痩せ、異食をするようになった。 口にするものが「食べ物」であればあるほど食べられず、「食べ物ではないもの」であれば食べられる。 特に花の雄蕊と雌蕊を好んで食べる描写が強く印象に残っている。 そんな薗の行為は異様で考えられないものであったが、途中から登場する抱擁師・ハグにより、薗の異様さが私の中で薄れた。 . この小説を読む中で考えたことは、大きく分けて二つある。 一つは、世間からの性別の捉えられ方だ。 性行為に関して、世間から向けられる目が、性別(この小説では女性と男性)によってかなり異なり、イメージが固まってしまっていると感じた。 ハグ(女性)とひろめぐ(男性)の行為をSNSで目にした人たちは、ハグをか弱いもののように扱い、抱擁師としてのハグの仕事は破綻してしまう。 本当は、抱擁師であるハグの包容力で成り立っていたものなのに。 動画一つでハグの仕事が成り立たなくなってしまう流れの中で、頭のどこかで「やっぱりな」という諦めにも似た気持ちが浮かんだ。 女性を弱いもの、支配されるものだと捉えられてしまうのは、本当に悔しい。 そして、その人自身の光を性的魅力だと思われ、それが生涯拭い去れず、何をしても「そのせいだ」と思われてしまうのは、とても苦しい。 その人自身の光は変わらないはずなのに。 考えたことのもう一つは、過剰な包容力についてだ。 ハグとひろめぐの行為について、「抱擁師であるハグの包容力で成り立っていたもの」と書いたが、その包容力が恐ろしかった。 「包容力」という言葉からは温かく優しいイメージを抱くが、ハグのそれは果てしなく、それゆえに近寄りがたいような感じがした。 ハグは「みんなのひと」になりたかったし、そのためならどんな手段を使ってもいいと思っていた。 そのいきすぎた包容力は、薗の異食よりも怖く感じた。 . ハグの仕事が成り立たなくなる中で、薗の気持ちに変化が起きていたのが印象的だった。 これまで疑わず迷わず生きてきた薗が、初めて「方向転換」をすることを考える。 ハグとひろめぐが《痛くない出口》に向かったあと、「非生活者」だった薗が「人間(=生活者)」になるために動きだすラストは、ほんの少し希望があると思った。
  • はる
    はる
    @tsukiyo_0429
    2025年8月8日
  • monami
    monami
    @kiroku_library
    2025年8月2日
  • 第173回芥川賞候補作
  • かぱす
    かぱす
    @kappas
    2025年7月25日
  • はる
    はる
    @tsukiyo_0429
    2025年7月19日
  • 芥川賞候補。これもまた居場所の物語。文學界で読了。 「へや」が居場所のことなんだと思った。自分は居場所の物語が好きなんだな。 風景などの擬人化が特徴的で多用されている。というか、すべてが比喩とか暗喩のよう。異世界のような世界観だが、細部がギリギリこの世界であることを保っている。トー横とか、歌舞伎町のイメージ。 主人公は居場所を見つけ、救われている。けれどいつまでもそうではない。受賞するかはわからないけれど、受賞インタビューを聞いてみたい。
  • マヤ
    マヤ
    @mayaya_2025
    2025年6月21日
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