買った帰りの電車で読みはじめ、引き込まれるように一気に読み終えた。

すごく文章が上手い人だなと思った ネットサーフィンしてたらインタビュー記事を見つけたので読んでみたらもともと小説家になりたかったとのことだったけど、たしかにこの本も日記本だけど小説みたいな感覚で読んでいた でもたしかにフィクションよりも自分のことを書く方がいっそう際立つ人であるような気がする 書かれている日々や、その時々に湧き起こるいろんな感情に、正直共感はできないし、すごく自分と違う人だという気持ちしかない でもおもしろい日記って共感できるかできないかじゃない 人と関わって、いろんな場所へ行って、ごはんを食べて、お酒を飲んで、そして自分と向き合う、その過程にわたしは惹かれる コアなファンがたくさんいそうな人だな

朝吹真理子『抽斗のなかの海』みたいな装画だなあというのと、タイトルがいいなあというのと