やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

40件の記録
- つばめ@swallow32025年9月27日読み終わった再読"食べるものがないと、からだがつらいだけではなくて、心もみじめになる。精神がけずられ、気力がなくなってしまうのだ。飢えが人間の尊厳を奪うことを、嵩は心の底から実感した。" "あの戦争は何だったのか。自分はこれからどうやって生きていけばいいのか。そうしたことについて考えようと思っても、頭の中が混乱してうまくいかない。五年ものあいだ軍隊にいて、自分の頭でものを考えないようにしてきたのだから、当然といえば当然のことだった。" "勝った側は百パーセント正しかったのか。そうではないはずだ、それに、正義のためなら死んでもしかたがないと思っていた自分は、いったい何だったのだろう。戦友や弟は、何のために死んだのだろう。そんな疑問が頭から離れない。 考え続けた嵩は、ひとつの考えにたどりついた。それは「ある日を境に逆転してしまう正義は、本当の正義ではない」というものだった。" "ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです。そしてそういう捨身、献身の心なくしては正義は行えませんし、…" "正義を行い、人を助けようとしたら、自分も傷つくことを覚悟しなければならない" "だれかを助ける存在であるアンパンマンは、だれかに助けられる存在でもある。"
- りょこ@k_ar02022025年4月23日読み終わったアンパンマンの中に込められた哲学は間違いなくやなせさんのものだけど、当時から今まで続く子供たちからの人気とか、それを受けてアニメとして世に送り出そうと尽力した人たちがたくさんいたんだなと思うと泣ける… 高校生の時、アンパンマンのマーチの歌詞にめちゃくちゃ感動して、受験勉強しながら聴いてたくらいなんだけど、もう今聴いたら泣いちゃう…
- りょこ@k_ar02022025年4月22日読んでる小さい頃から「てのひらをたいように」の歌詞が好きだったんだけどやなせたかしだったのかー!頼まれたことは断らない、なんでも全力で取り組む姿勢がかっこいい。見習いたい。
- りょこ@k_ar02022025年4月17日読んでる戦争の経験は一つとして同じものがないな…。知れば知るほど、知らない戦争の姿が見えてくる。千尋のところ読んで、電車で泣いた。本読んでるとすぐ泣いてしまう。
- エイモリミキコ@eimorimikiko2025年4月4日読み終わった@ 高知県幼いころ、「手のひらを太陽に」を歌わされ、真っ赤に流れるぼくの血潮、にビビり、『やさしいライオン』を読んでもらった記憶のある高知の民です。キャラクターめちゃあちこちにおるで。