昼の家、夜の家

4件の記録
- kasa@tool2025年6月9日かつて読んだ心理学を専攻した彼女の書く文章は心を揺さぶる物があるし、挿話が次々に始まったり、続いていく構成にも楽しさがあった。 著者の言う「土地の記憶を記す、アーカイブのようなものを実現させたかった。」そのテーマがなによりも魅力を引き出していた。
- はるにれ@Elms11302025年3月20日読み終わった読書メモたくさんの短い挿話で構成されてる。チェコ国境に近いポーランドの田舎生活、台所仕事、レシピ、近所の人の様子、近隣の出来事、聖女の伝記、その伝記作者の生涯など。昼の生活と夜の夢、意識と無意識、現在と過去。浮かび上がってくるのは、ポーランドとドイツの関係とそれに翻弄された地域の暮らし。読みやすいけれども、ずっしりした読後感だった。