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11件の記録
rina@r_1_n2025年11月10日読み終わった原爆について、資料や本から知識を得てそれなりに理解を深めた気になっていたけれど、まだまだ浅かったことを教えてくれた小説。 被爆者に対する差別はよくないとある意味簡単に怒れてしまうのは、あの日あの場所にいなかったうえに身内に被爆者がいないからこそなのかもしれないと思うと心底苦しかった。 助けてもらって当たり前の人たちが黙らざるをえなかった現実。黙らせてしまった社会のあり方。 原爆は目に見える傷だけじゃなく、目に見えない傷を体の中にも心の中にも残した。 今、そうした貴重な声を届けてくれる人たちの高齢化が進み、語れる人がどんどん減っている。じきにいなくなってしまう日が来る。 そんな時、力を持つのはこうした良質な文学なのだと思う。 「喜代が子どもだった頃、戦争が起こっても何もできず、ただ黙って殺されていくしかなかった。新しい時代の子らには、自分で未来を選択してもらいたい。大人が間違った選択をしそうになったら、大きな声で「NO」を言ってもらいたかった。怒っていいのだと伝えたかった。」(p.252) 私たちは絶対に繰り返しちゃいけない。 この先も戦争に対してNOを突きつけなくちゃいけない。 そのことを改めて肝に銘じながら読んだ。




nami 𓐃✈︎@____73r2025年10月19日行きつけの本屋さんで、顔見知りの書店員さんに「絶対読んでよかったって思ってもらえる自信があるから読んで欲しい」と声をかけていただいて購入した作品。戦争が絡んでいる作品は読む前にフッとお腹に力を入れるところがあって、どうなんだろうどうなんだろう・・と思っていたけれど、結果読んでほんとうに良かった。 小学校の遠足で広島原爆資料館に行った時、あまりの衝撃にわたしは胃の中にあるものを全部外に出してしまった。受け止めなければいけないのに受け止められない自分に心底嫌気がさし、その後の工程にどれも参加できずバスで横になっていた。 あれから何度も広島に行くことはあったのに、広島の町や川、当時の様子が細かく出てくるこの作品を読みながらふと小学生の自分を思い出した。 わたしが書店員だったらこの作品を大きく展開したい、そう思う。見つかって欲しい。たくさんの人の手にこの作品が渡ってほしい。 そしてなにより、戦争は、してはいけない。












