装いの翼 おしゃれと表現と
24件の記録
🕊️@hato2026年2月14日読み終わったいわさきちひろ美術館での展示がおもしろかったので、より詳しく知りたくなって手に。 3人は若い頃に戦争を経験しており、その過酷な日々でも美しいものを見ようとする瞳や、おしゃれを生きる力、喜びにしていて、ただオシャレさにうっとりするだけでなく、戦争の悲しさも同時に伝わってきました。 今の世の中・政治とリンクしていてよく出来た展示でした。本では岡上さんのインタビューなどもっと詳しく書かれていて、それも良かった。 展覧会では特に茨木さんの私物やYの箱を見れたのがとっても嬉しかったな〜 これは著者の行司さんが記者だから、ただのオシャレ本でもない、書けた切り口なのではと思いました。
汐見@siomi2509272026年2月9日読み終わった絵本画家・いわさきちひろ、詩人・茨木のり子、美術作家・岡上淑子。 3人の女性の共通点は10代~20代で第二次世界大戦を経験したこと。戦後に表現者として活躍したこと。当時としては裕福に近い文化的な環境で育ったこと。など。 京都新聞の記者である著者が、彼女たちの人生を服の装いを中心としてまとめた本。 既製品の服が大量生産される前の時代。戦時中は布を制限したモンペなどの服が推奨され、戦後は洋裁を学び自ら働くことを目指す女性も増える中で、本書の3人も自分で作った服を着たりこだわりの布を選んだりして、その時々でできるだけファッションを楽しんでいた。 伝記ものは経歴や足取りを追うだけではなく、その人の趣味や衣食住について知ることが面白く感じる。 この本では、目まぐるしく移り変わる世の中での、「衣」についてのこだわりや好みを辿ることで、人となりが少し見え、相手を身近に感じられる気がした。 恵まれた環境で育った女性たちではあるけれど、地に足をつけて作品を生み出すことは誰にでもできることではない。 どのような環境でも美を見出すことはでき、それを受け止めるかどうかは本人次第。 つらい時代にこそ、自らの好きなものを忘れないことがきっと大事。 個人的には、岡上淑子さんのコラージュ作品を本書で知り、作品集を見たくなった。茨木のり子さんの詩も。
























