つまらない住宅地のすべての家
26件の記録
読書メモ@readyomu2026年8月12日なんで発達障害キャラの扱いにもやったのか考えてた。 たぶん、人間は個別でバラバラな一人一人違った存在だと、創作者には示してほしいと考えているからだろう。 ささやかな生活を送る人々を細かにかき分けている作品なのに、発達障害を持つ人物は類型化された枠を最初に示され、最後まで細々とした感情描写が省略されている。 「黒人みんなバスケうまい」なんて言ったら差別にあたるけど、発達障害者を類型化しても差別だと気づかれないということにイラつきがあるのだと思う。 作家なんて発達障害者ばっかだろうになあ。
読書メモ@readyomu2026年8月12日普通の住宅地の10世帯の人々の心の有り様と、変化を描く。現代社会における憂鬱な家庭のバリエーションが豊富。 物語のトリガーとなる、街に迷い込んでいる脱走犯・日置の心をあまり仔細に描かないところに、作者の哲学を感じ取った。 日置に感情移入できるように書くという選択肢もあったと思うが、踏み込みすぎていない。 発達障害のつもりで書いているであろう人物が二人出てくるが、描写が平易で気になった。 あと、梨木にはもっと嫌な思いをして欲しかった。
読書日和@miou-books2026年8月9日読み終わった借りてきたたくさんの登場人物が出てきて、巻頭の見取り図と比べながら読むの、嫌いじゃない。むしろ好き。笑。 一つの出来事を、いろいろな人の視線から眺めながら物語が進んでいく。 どの登場人物にも「ちょっとわかる」と思うところがあって、その一方で、同じくらい「いや、そこは嫌だなぁ」と思うところもある。 誰か一人に感情移入するというより、登場人物それぞれを少しずつ理解しながら、でも誰のことも好きになれない。この不思議な距離感が面白かった。 たくさんの人が出てきて、いろんなことが起きて、これ最後どうなるの?と思いながら読み進めたけれど、最後にはきれいにまとまっていて、さすが……! そして読み終わってから、 「何だ、この感じ。なんか前にも読んだことがあるような……」と思っていたら、『水車小屋のネネ』の津村記久子さんだった! なるほど、納得。

- むこうやま@65yama_kana2026年6月30日読み終わった単行本で買って、5年も積読してしまった。 全く他人だと思われていた住民たちが、ある事件を中心に少しずつつながっていき、最後は真相に辿り着く。その気持ちよさのおかげで後半は読み進められた感じ。 津村さんらしい、すべてのささやかなこと(善悪も)を平等に扱う倫理観は健在で、非常に「らしい」作品で好きなのだけど、序盤がかなりかったるいのと、登場人物がかなり多いので、ひとに勧めるかと言われるとちょっと悩む。



















