イオラと地上に散らばる光
36件の記録
yt@yt2026年9月15日読み終わった「俺たちはマイホームのローンを粛々と返済し、子の教育費をひたすらに積み立て、老齢年金の恩恵を受ける期間もそこそこに、三大疾病のいずれかで死ぬ」(p70) SNSで見つかる偽りの光が今後どうなるのか、このままでいいわけない。 「光として、特別に発見されることがないもの。外部からの観測を必要とせず、ただ、その瞬間にだけ存在するもの」(p204-205) 地上に散らばっているものを、それでも光と名指す態度、気合が入っている。








ぶしたろ@dedicatoate2026年6月27日読み終わった@ 図書館ネット上で一瞬だけ世間を騒がせた事件。その周りにいる人間を描く。 ネット記事はPVの数だけが全て。自分もセンセーショナルな見出しが気になり、記事を見てしまうことがある。そういうのって大抵ミスリードを誘っていたり、あえて炎上させようとしているんだから、踊らされてまんまと投稿者の稼ぎに貢献させられてしまっている。 作中の事件後、アプリのアクティブユーザーが減ったのは、その点に気が付いた人もいるかもしれないけど、結局捌け口として叩く対象と、自分が安全な場所を探して移動しただけだろうな。コロッセオで剣闘士が殺し合うのをみて喜ぶ群衆と何も変わらない。 イオラ事件と呼ばれた傷害事件は、「顔」がないまま進んでいった。 タイトルの「地上に散らばる光」は、この不毛な状態から抜け出す微かな光なら良かったが、スマホの強い光には消されてしまうだろうな。




たびたび@tabitabi2026年2月9日読み終わった表紙の色合いが美しくてジャケ買いした本。 美しい装丁とは裏腹に、登場人物の男性達が、揃いも揃ってミソジニーがひどくて嫌な気持ちになった。だからこそ作中のワンオペ母の事件に繋がるんだろうけど、フィクションで良かったと思った。






おでん@oden2026年1月19日読み終わった私は、あるページでは岩永でありネットの住人であり、はたまた涼子でもあった。夫もあちこちにいた。普段のコミュニケーションの噛み合わなさはこういう事もあるのかもと夫の解像度が少し上がった気はするけど、でも日本語なのに、夫側の思考回路の理解が難しい。
- とや@toya_solitary2026年1月10日読み終わったタイトルの「光」は、情報そのものであったり、情報を発信する者のことか。 光が欲しくて、光になりたくてSNSに溺れ、存在の真偽もわからない正体不明の光に目が眩んで、現実を見失う。 テーマのひとつとして、育児に対する男女間の認識の差異があるように思うが、孤独な育児を強いられた母親側の独白が、胸に刺さった。




紙村@kamimura_2025年12月12日読み終わったワンオペ育児で追い詰められて上司を刺した母親の話かと思いきや、そのニュースから炎上を作り出したネットニュース記者の話だった。自分の記事のアクセス数が伸びていく時の悪魔的高揚感ってすごいよねという共感と、もう少し先まで読みたかったなーという物足りなさ(個人的わがまま)。もっと先まで行ける作品だと思う
























