ついに買いました

久しぶりに読みたくなって、読んだ。一日で読み終わってしまった。映画を見たときはまだ高校生だった私が、大学4年生になった。社会人と学生の狭間にいる今、改めて読んでみると、麦と絹それぞれが抱える葛藤が痛いほど分かる。｢はじまりは、終わりのはじまり｣という言葉は、妙に納得してしまうと同時に恐ろしい言葉でもあると思う。

推しがいる人は、一度読んで損はないと思う。推しがいなくても、自分が心の内に秘めていることを言語化することの意義を本書が教えてくれる。私の好きな作家である森見登美彦先生の引用もあり、非常に共感した。｢プロとアマチュアの違いは、修正の数だ。｣

何年か前に読んだけれど、内容を忘れてたので再読。以前は読むのに時間がかかった記憶があるが、今回は想像以上に早く読み終わった。結末はなんとなく覚えていたのに記憶違いな部分もあって、読んでいて不思議な感覚だった。本は読み返すのもまた楽しい。

ずっと読みたくて気になってた本を買った