エロってなんだろう?
39件の記録
コトリ@kotoribooks2026年2月24日読み終わった積読わからない。理解できないではなく、答えがない方の。 理解はできるけど、共感できない部分はある。 エロ(というより下ネタ?過剰なエロ?)が苦手だから、そもそもエロってなんなの?と思い手に取った。 著者はエロを「面白」と話していて、なるほど、あれは面白なのか…と。こんな調子で、共感ではないが「なるほどな〜そういう考えなのか」という。 フィクションと現実を混同するな、は本当にそう。それを(家庭)教育で身につけさせる、もまあそう。でも、だからと言ってフィクションだからと許されるのかと言われると、個人的には悩むところ。フィクションと現実の境目って、そんなにはっきりしていないんじゃないだろうか?フィクションを通じて現実の良い行動につながることもあるわけで、その逆は混同しなければいいとも言えない気がする。
amy@note_15812026年1月18日読み終わった感想山本直樹の『エロってなんだろう?』を読んだ。 発売された当初から気になっていたのだが、この世にはおもしろそうな本やそのほかコンテンツがたくさんあるため、やや後回し気味になっていた。 内容は山本直樹のエッセイに近いが、表現規制の歴史や、それが起こった時代の空気が押さえられていて、そのへんについてはぼんやりとしか理解していなかったので自分でも整理できてよかった 途中までは、ほほお、なるほどなあ。いや、このへんは全然知らなかったわーと思っていたのだが、第四章【隠すことにもルールがいる?】のラストのほうに”社会的な約束事をちゃんと理解していないと作品は作れないんですよね。エロはとくに。そこをちゃんと理解していないと、作り手としてダメだと思うんですよね。”と言い切ったあたりから、第五章【現実とフィクション】に入り、様子が少し変わってくる。 第五章で山本直樹はずっと現実と他者のことを書いている。もっと言うと他者を人間として扱うこと、現実こそが他者=人間であることをずっとずっと書いている。 過去に描いた作品のことからもあれこれは言えないけれども、と前置きをしながらも”相手を道具扱いしていまう諸悪の根源が「現実とフィクションの混同」なんだと思います。これが一番性質が悪い。”と言っている。 それを皮切りに現実の事象と照らし合わせながら、現実を生きている人間を道具扱いすることの最たるものは国家が行う戦争であり、あれは人の命よりも国体の護持が大事なのだと若者を特攻させた、現実とフィクションを現実しているのがロシアのプーチンであり、彼のなかのフィクションの邪魔をするからという理由でプーチンはウクライナへ侵攻した、などである。 この本のレーベルであるちくまプリマー新書は公式サイトの紹介文を見る限り、若い年齢だと思う。 そんな読者層を想定してか、山本直樹は話がおおごとになってきているかもしれないが、こういうことを話し出すとこんなことまでいかざるをえないのだと誠実な言葉も記している。 また新自由主義も批判していた。新自由主義はつまるところお金原理主義であり、人の命よりもお金が大事だと本気で思っている人たちがやっていることで、そもそも人の命よりも大事なものがあるというのは、全部「原理主義」なのだと。 人の命という現実よりも、お金や国家や会社なんかのフィクションが大事であるというのは山本直樹に言わせれば現実とフィクションの混同だ。 現実の相手よりも、自分の中にある言葉ですべてをコントロールしたくなる。現実とフィクションの混同=マチズモと言ってもいいと思います。p109 刊行時に公開されていた目次では知っていたのだが、エロからどう持っていくんだ?と予想していなかった項目がある。 それが『日本国憲法』だった。 山本直樹本人も”さっきから話がどんどんエロから離れまくっていますが”と前置きしたうえで彼が考える日本国憲法について書いていた。 日本国憲法もただの言葉ではありますけれど、「人が生きて暮らして死ぬのがいちばん大事だよ。それより大事なものはないよ」と伝えている言葉です。p112 つまり日本国憲法という人が生きて、暮らして、死ぬことが何より大事だという言葉はフィクションではない。日本国憲法に書かれている言葉はフィクションではなく現実である。 でも言葉がフィクションであるときもある。 世界の古今東西はそれはもう残虐な歴史があって、人より言葉(フィクション)が大事だった場面のほうが圧倒的に多く、だからこそ、今はそれが間違っていたと言わなければならない。イデオロギーよりもお金よりも何よりも人が大事なのだと言葉にしていかなければならない。 山本直樹はそれが日本国憲法だと言っている。 日本国憲法の説明として明快で、こういう明快さを打ち出せるのは漫画家らしいなと思ったんであった。 「人権」というと「なんかむずかしい」とか「左翼っぽい」とか「あんまり言いすぎるとややこしくなるよね。堅苦しくなるよね。」とか言う人も最近多いようですが、「言葉やお金や国より、人のほうが大事だよね」という普通のことだと思うんだけど。p113 この本はエロからスタートし、エロを解体していくことで、他者とは、人間とはを説いている。もちろんそれは山本直樹の思う、という枕詞がつくのだけれど、なかなかエロを解体している人やその延長で他者や人間のことを語っている人は少ない。 それはエロというコンテンツが受け手にとって都合の良いものであるからだろう。 そこに描かれている人間を道具化していけばいくほど、受け手は楽にそれを消費できる。エロと消費はセパレートすることが難しい。 だからこそ、エロを楽しみながらも真面目に考え、自分の消費しているものは何かを考え続けていかなければならない。エロ楽しむなら本気でやれ、手を抜くなということなのだ。 そして、人間は反復不可能だし、再生不可能なんです。 ~略~ 今この本を読んでいるあなたを作ることもできない。p137





本読む珍獣 おかぴ@okapi2026年1月7日読み終わったエロという切り口から大なり小なりの社会を問う、と読みました。 性的なものそのものを考えるというより、成人向け漫画の作家であり、自著が有害図書に指定される経験があるという稀有な立場から商売道具であるエロというものを切り口に、社会と個人、フィクションとノンフィクションの線引きといったようなことを論じている。 とても読みやすくて、親族のおじさんとお茶を飲みながらちょっと踏み込んだ話をしているような感じでした。考えを押し付けるような語り口でないところが良かったです。 あと才能とはこういうのを言うんだなと思ったし、大事なことを思い出しました。
Cota@Cota-CAT4rd2025年12月30日読み終わった思ってたのと少し違うけど面白い。 そりゃあエロ談議になるわけが無い。ちくまプリマー新書だもの⭐︎ p110 「現実とは「生きて暮らして死ぬ」ということ。それだけ。それ以外はすべてフィクションです」

むつみ@mutumi4202025年12月12日読み終わった最近えっちな漫画を描いているので気になって読んだ。脱線したり戻ったり個人の話をしたり社会の話をしたりしながら「エロ」について考えてて、一緒にうんうん考える感じがよかった。


いま@mayonakayom222025年12月2日読み終わったエロとは何かを紐解く過程で 現実とフィクションという軸を立てて 現実は人対人だよ、現実とフィクションを混同してはいけない ということを書いてくれている。 この本がちくまプリマーから出ていることに希望を感じる。

べりん@ngske942025年12月1日読み終わった漫画家・山本直樹さんがエロについて考えている本です。 本書の中で、エロが文化として残るために教育や対話などコミュニケーションの重要性が何度も指摘されています。私もそれに賛同しますし、紛れもない事実だと思っています。 そんな本のラストが蛙亭・イワクラさんとの対談というまさに"コミュニケーション"で締められているのは、誠実な構成だなあと思いました。 私も私なりのエロが何なのか、考えてみます。

すずめ@akairocoupy2025年11月18日読み終わった"「勝つ」も「負ける」もフィクションです。それを人間の本来の価値、勝ったら立派な人間、負けたらダメ人間みたいに考えるのが、フィクションと現実の混同です。" 110ページのこの件りが一番印象に残りました。「生きて暮らして死ぬ」こと以外はすべてフィクションとすると、わたしたちはほとんどフィクションを生きていることになります。ただそれをわかった上で楽しむというのが肝心なのだと思いました。のめり込むうちに忘れてしまいやすいことなので、立ち返れるようにしたいです。






120@1202025年11月15日読み終わった現実とは「生きて暮らして死ぬ」こと。それ以外はすべてフィクション。現実とフィクションの区別をつけよう。 ……これは「BLUE」の著者として当然の考えなのだろうけど、しかし我々はフィクションの世界を生きざるを得ない、それこそが現実なのではないか、という気もする。
まるわれい@maruwarei2025年11月12日読み終わったまた読みたい読書メモ読書日記「エロ」とは何ぞや? と自分に問いかけていくなかで話はどんどん「エロ」からかけ離れていくという 「現実とフィクション」は違う。エロマンガを読んで幼い女の子をレイプしたという犯人には踏みとどまれるだけの「常識」がないのだが、世間は分かりやすい「悪役」を叩いて潰すことで良しとするという山本直樹の指摘は全くもって正しい 知識量で相手を論破できてもそれを知性ということはできないというのは尤もだと思った それにしても「エロ」ってなんだろう?


阿部義彦@xtc1961ymo2025年11月11日読み終わったちくまプリマー新書最新刊です。11月10日初版第1刷。私も過去によく読んでた漫画家山本直樹さんが主に喋ってそれをちくまの編集者がまとめて構成した本です。山本直樹は私より1歳年上で、音楽の趣味も合って共にムーンライダーズのファンです。エロ漫画時代のペンネーム森山塔の頃から本は買ってました。有害図書に指定された『Blue』も当然読んでましたが、これは本当に素晴らしい出来で本人も自信があったから、いずれ復刻されると思ってたと語ってます。私もこれを有害図書に指定した東京都は全然分かってないわ!と当時思いました、指定するならもっと即物的な描写のがいっぱいあるだろうと。この本は全然教条的でなくて、山本直樹さんの一人語りが主体で凄く良かったです。終わりの方では漫画同人誌『ぱふ』で活躍して既に亡くなってしまったまついなつきさん(かるめら姫)について語っていて、彼女や橋本治(こちらも故人)さんに多大な影響を受けたそうで、私もそうでしたので感無量でした。これからも活躍を願ってます。『自分がいつも正しいとは限らない。常に自分に問い続ける事。「はい論破」とか言ってる人達、「自分が正しい」という立場から動こうとしない人達は考えてるようで考えてない』



- つるりんご@Tsururingo1900年1月1日読み終わったXかBlueskyか、 SNSで見て気になっていた一冊。 連合赤軍や彼等が引き起こした「あさま山荘事件」を題材にした『レッド』を描いた人が、そもそもエロマンガでキャリアをスタートさせてた、ということにまず驚いた。 「人間が生きて死ぬ、当たり前にある現実」と「何らかの物語を表現したフィクション」はどちらも人間に欠かせないけど、どっちかに偏っても良いことはない。 「エロを描くにも、最低限の社会のルールは知っておかなくちゃできないよ」という話は、改めて大人もよく考えておきたいなと思う。

























