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- 2026年3月29日
敗北の二十世紀 増補市村弘正読み終わったアマノジュンペイさんという方の読書記録を読み、興味を持ったので購入。絶版のため少々お高くついた。が、十分価値があったと思う。著者に興味を持ったので全集を購入した。ゆっくり読んでいきたい。 - 2026年3月15日
センス・オブ・ワンダーを語る上遠恵子,中山桂子,山極壽一,畠山重篤,福岡伸一読み終わったセンスオブワンダーという本は短い文章で、作者のカーソンが癌で亡くなってしまったから、未完の遺稿ということになる。短い文章だけれど、もっと長いものも読んでみたかったな、と残念になる。 もともと雑誌のエッセイとして書かれた文章があり、しかし『沈黙の春』の執筆にかなりの力を注いでしまったために、『センスオブワンダー』は未完となった。『沈黙の春』の執筆中に彼女は乳がんだと告げられた。 か。 カーソンがは『沈黙の春』という名著を命と引き換えに書いてくれた。しかし『センスオブワンダー』は書き終えられなかった。 彼女の未完の作品を、後進の人々が書き継ごうとしている。そんなことを感じる本だった。 - 2026年3月11日
- 2026年3月10日
- 2026年3月9日
- 2026年3月9日
- 2026年3月4日
- 2026年3月4日
本を読めなくなった人たち稲田豊史読み終わった編集者のlilyさんという方の感想を読んで面白そうだと思い購入。本を読まない若者のホンネを描いてくれて勉強になった。 ちなみにAmazonのレビューで、この本に対する反論をコミカルに書いている人がいて、それはそれで面白い。多分若い人でnoteなどに長文の文章を書いているのだろうが、そういうリアルな場からの反論と併せて読むのもまた楽しいかなと思う。 - 2026年2月26日
- 2026年2月26日
- 2026年2月17日
百冊で耕す近藤康太郎読み終わった近藤康太郎さんにハマって続けて読んでいる。 本の読み方について惜しげもなく方法を語ってくれていてありがたい。その紹介の仕方も、ビジネス本のような羅列ではなく、血の通った文章で綴られていて、読み物としての価値も十分あると思う。 - 2026年2月15日
- 2026年2月15日
- 2026年2月5日
きみは赤ちゃん (文春文庫)川上未映子読み終わった正直に言う。「それなり」に面白かった。 川上さんの出産育児エッセイということで、期待が高まりすぎたのだろう。もちろん、面白くなかったわけではないし、スルスル読めた。いくつかなるほどな、と思うところもあった。 一番良かったのは、出生前診断を受けるという章で「きみよ、生まれてこい。私が全て受けとめる」といような一文があったが、ここはキラリと光る良い文だと思う。 一方で、産後クライシスによって男性批判を語るところでは、ちょっと違うな、という印象が拭えなかった。 他の方の感想を読むと、評価はいいようだけれど、個人的にはその他の育児エッセイとくらべて非常に優れている、という印象はもてなかった。 - 2026年2月4日
リミタリアニズム 財産上限主義の可能性イングリッド・ロベインス,玉手慎太郎,田中恵理香読み終わった面白かった。考えたことなかったけど、なるほど所得制限に条件を設けてあとは社会還元(分配)すべき、というのはいままでどうして思いつかなかったんだろう、と感じた。 いくらが上限に設定されるべきか、など議論がありそうだけど、本書の主張はなかなか良い落とし所を提示していると思う。 また、イーロンマスクなど超富裕層が世界の富をどれだけ握っているのかをよくわかっていなくて、本書で具体例と共に示されると、あらためてこんなに差があったのねと愕然とする。 最終章で具体的な目標がいくつか示されているのも良い。そして、やはり新自由主義はさまざまなところで害悪を惹き起こしていることを感じた。 - 2026年1月31日
ヘルシンキ 生活の練習朴沙羅読み終わった子育てエッセイかと思ったら、けっこう社会学的な考察も含めた読み物でもあって、意外だった。多くの人が言っているように、フィンランド最高!という内容ではなく、北欧にもしんどいこがあるよね、と冷静に見ている著者は、さすが社会学者だと思う。 何がすごいって、三十代半ばで小学校入学前の子どもと0歳の子どもがいて、それまでにも子どもがいなくても女性にとってはハードなアカデミックキャリアをちゃんと築いていて、それで自分1人で子連れ海外生活を始める決断ができて、なんとか回していること。すごすぎる。すごすぎる。 かなり話題になっていたのでもっと軽いエッセイだと思っていた。こういう内容でも多くの人は読んで面白いとかんじるのだなとちょっと意外だった。 - 2026年1月26日
- 2025年12月24日
読み終わった相変わらずAIの使い方を模索中なのでこの本を読んでみる。 吉見先生とAI吉見先生の対話がメインで、テーマが変わるごとに吉見先生の簡単な所見がのべられる。対話部分もけっこう突っ込んだ議論をしていて面白いし、AIがかなりいい加減な答えをし続けて、吉見先生に詰められてごめんなさいさせられるところを読むと、まあ、本当にAIなんて信じるもんじゃないなと思う。文章を書く人間としては、申し訳ないけど使い物のならない道具だと感じた。そのことがわかってよかった。 この対話は、吉見先生が授業で行ってきた、アタックミー!という形式の再現だそう。つまり先生が書いた論文とかを学生にボコボコにしてもらうこと。それを、先生がAIの自分に仕掛けるという構造。この試みは面白いと思う。勉強になる読んでよかったと思える本だった。しかし、AIとの対話が本になるって、時代だなー。 - 2025年12月13日
読み終わった本そのものにいろいろ工夫が凝らされていると思う。 コラムはグレーの背景、カウンセリングの実践は上部に線が入っている。文体を変えたり、強調したり。わかりやすく、というのを念頭に書かれていることが伝わった。 ただ文章をツラツラと書くだけでなく、視覚的にも変化をつけていて、読者を飽きさせないよう配慮していると感じる。これは編集さんのアイデアなのだろうか。 著者の語りは優しくて、本全体が思ったよりかなり小説チックだった。私は面白かったけど、他の人はどう思うのかはよくわからない。こういう書き方は実験的でなんか新しいなと思わせる。 著者の語りは村上春樹+河合隼雄みたいな感じ。かなり強く影響を受けているのだろうな、とカウンセリングの話から感じた。河合・村上対談本で語られてることと内容は似てるような気がする。 長い本だったけど面白く読めた。 - 2025年11月27日
考察する若者たち三宅香帆読み終わった面白かった。 YouTubeなどでめにする彼女は明るくて可愛い文学少女、というソフトな印象だが、彼女は実際には頭脳明晰かつ社会をかなり冷静に見ていることがわかる。 メデイア出演者としての彼女の親しみやすいキャラという見せ方と、実際上の頭のものすごくキレる人間というギャップが面白い。 彼女が今ものすごく人気なのは、見せ方としての「明るいゆるキャラオタク」というイメージが、一般の人に好感を与えるからではないかと思う。大学の先生のようなエリート感を出していないが、実際には非常に頭が良い人だ。 そんなわけで、彼女が塾に行かずに(Z会で)京大に現役合格し、博士まで進学しているという事実に 改めて気付かされる。彼女は一般の人に寄り添う書き方や語り方をしているけれど、多くの人の頭脳は彼女の足元にも及ばない。(でも、彼女みたいになれるかなと淡い期待を抱かせるところがある。ライターとして売れっ子になりたいとか。それがいいことなのかはわからないが)。とてつもない読書量に裏打ちされた彼女の知性が光る本。 改めて見せ方が非常に上手い人だなと思った。 批判的になってしまったが、面白かったし、彼女の頭の良さに慄いた。 ところで、令和のヒットコンテンツといえば謎解きがあるのだが、なぜこの点には一切触れられていなかったのだろう。報われ消費の最たるものだが。
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