生活史の方法
187件の記録
aida@9mor12026年2月22日読み終わった岸政彦『生活史の方法』読了。昨日聞いた話とリンクするようなしないような。 “たとえば聞き手が「ひとの役に立ちたい」「町おこしを手伝いたい」「地域のために貢献したい」との思いでいっぱいになって聞き取りをおこなう、ということは、よくあることだと思います。(中略)でも、こういうと悲観的すぎると誤解されるかもしれませんが、聞き取りというものは、直接的になにかの役に立つことはほとんどありません。” ”生活史の聞き取りは、「生活史の聞き取りとして良いものであるかどうか」だけが問われますし、このことだけを気にすればよいのです。”
Ⅲ月@yomiii2026年2月18日読んでる「どれだけ良心的に、同意書や誓約書、本人チェックの保証などの手続きを踏んだとしても、結局はここで「語らされている」のはマイノリティの側であり、その人生の語りをつかってさまざまなことを表現していくのはマジョリティの側である、ということは変わりありません。」 誠実さにもとづいた文章が続き、頭を殴られる感じがする。
Ⅲ月@yomiii2026年2月15日読み始めた読んでる気になっていた岸政彦さんの本。 ふだん開示されることのないその人の人生について、「広島の出身」などのふとした言葉からぐっと奥行きが広がって……というところ。共感もあるし既に読み始めて良かったと思っている。
こた@ofutonkaradetakunai2026年1月31日買った読み終わったショートでシンプルでクリアな話をしましょうと、研修では語ることが多い。 仕事では自分でも短くて単純で明晰な話をするように心掛けている。 でも、本当はわかりやすい話は苦手。 現実は冗長で込み入っていて曖昧なもので溢れていると思うし、その機微に光が宿ると感じるから。 この本には、岸政彦さんが逡巡して考え込んで悩み抜いた軌跡の一端が残されている。 控えめに差し出される生活史の聴き方、書き方に、大切なことが詰まっている。 実際にお目に掛かったことはなくとも、やっぱり岸さん好きだなあってしみじみとした。 「私たちの社会はあまりにも分断されてしまっているので、おたがいの理由が見えなくなってしまっているのです。だから私たちは、他者の行為に対して、あまりにも簡単に、非合理的で、不合理で、愚かな、馬鹿げた選択だと捉えてしまうのです。私たちの目は、社会によってふさがれているのです。しかし、どんなひとでもじっくり話を聞いてみれば、そのひとなりの理由というものが存在するのだな、ということを、骨身に染みて実感することがあります。私はこの、一見すると不合理な行為の奥底に隠されている、そのひとなりの合理性を、「他者の合理性」と呼んでいます」(本書288頁)。 ここに人の語りを聴くことの魅力が詰まっている。 弁護士の仕事も、「語り手の言葉にただ驚き、感心し、興味深く耳を傾けて、自分の存在すら忘れて、語り手が語る生活史の物語の深い海の中に一緒に潜っていく。話が脱線しても、現在と過去を行ったり来たりしても、事実関係に間違いや矛盾があったりつじつまの合わない部分があっても、ひたすら話を聞く」(本書194頁)ことから始まるところがある。 最終的には法的な評価を加え、助言に繋げなければならないけれど。 「すくなくとも聞き取りの現場、その最中では、「必死で受動的になる」ほうがよい」(本書198頁)という感覚を共有してる。 「頭のなかに聞きたいことやたくさんの質問、調査の趣旨や理論枠組みがあり、そして同時に、目の前で語られる語りに全力で寄り添い、物語がどの方向に行っても途中でさえぎらず方向転換もせず、ただひたすらどこまでも付いてい」きたいと私も思う(本書202頁)。




リチ@richi2026年1月28日読み終わった生活史の本はいくつか出ているが、手に取ったことはないものの、生活史とはなんなのかが知りたくてに取った一冊。アポの取り方や、書き起こし、製本まで丁寧に解説してくれる。 聞き取りでの、「積極的に受動的」というのは、人の話を自分の意見を挟まずに丸ごと聞くためには必要なことだと思った。聞くことは難しい。 「他者の合理性」は、私たちがお互いをよく見えなくなってしまっている中で、一見不合理でも、じっくり話を聞くことによって、その人なりの理由、合理性があることは頭に置いておかなくてはいけないと思った。
てまりラボ@temarilab2026年1月25日読み終わった岸先生の研究に興味があり、また仕事で役立つと思い手に取りました。 生活史に興味を持った方が、自分でも書いてみようと一歩を踏み出せる内容でした。 ◆以下、個人的に重要だと感じたメモ ・語り手の人生を尊重する ・語り手に徹底的に寄り添う ・聞いて残さないとそれは消えてしまうから ・信頼できない、あやふやな、曖昧な、文学的な方法 ・大規模な調査からはこぼれ落ちてしまうささやかな語り ・質的調査の1つ、単純にしみじみとおもしろい ・人生そのもの ・もっと聞いとけばよかった ・アポが取れたらしい8割成功 ・信頼関係が大切 ・他社を安易に理解しようとする暴力 ・聞きやすいところで聞いてしまってはいないか ・語り方が社会的におおよそ決められている ・普通の人へのインタビューは理解されにくい ・当事者性とは? ・どのくらい覚悟して現場に入ってきているか ・中立の語りはない ・手土産について ・聞き取り後の疲れについて ・ピントを合わせない集中 ・必死で受動的になる、積極的に受動的になる ・聞き出すのではなく語ってもらう ・一般論にまとめない 一般論には一般論しか返ってこない ・差別的表現について ・応答責任 ・文字の方が(動画よりも)情報量が多い- カスミ@blauebibliothek2026年1月21日読み終わった聞き手としてどこまで自分の行為を自覚できるかを問い続ける本だと思う。 聞くこと自体が傲慢であり、暴力性を完全に消すことはできない。その前提を、免罪符や優しさで覆わず、迷いや不安として差し出すところに岸先生の誠実さを感じた。 ロマン化せず、現実として「聞く」という行為を提示してくれた。


海辺で読書@seasidehotel2026年1月16日読み終わった生活史 一人一人に歴史があるわけで、 同じ体験をしても全く違った捉え方をしていたり。 違いを知ることが出来る そして、自分が当たり前と思っていた事が 当たり前ではなかったり 気づきをくれる 気付けば同じカテゴリー、近い考え、思考の人たちと付き合っていたりする p.118 『代表者の語り』には大きな価値がある。でもやっぱり、いろんなひとに、もし聞けるなら聞いたほうがいい。
k@ks2026年1月6日読み終わった帰省の飛行機の中で読んだ。 父に会った時に人生の話を聞かせてもらった。 父は高校で文芸部を作って白樺派の樺の華と木を入れ替えて「しらばか派」と名乗るグループで同人誌を作ったり、父の祖母は豪傑な人で博打を打ち、広島から仕入れた牡蠣を出す料亭をやっていたなど面白い話を聞くことができた。 話を聞きながら書いたメモをまとめて、また会った時に肉付けしていきたい。 家族が一人の人としてどんな人生を辿ってきているか、なるべくたくさん聞きたいな。
とめ@m_ake2026年1月1日読み終わった実家帰る時用の本として。 単なる聞き取りちハウツー本…というものでは決してなくて。どのように向き合っているのか、ということを真正面から伝えてくれる本でめちゃくちゃ面白くて一気に読む。 たまに出てくる室町時代に笑う☺️

- ワット@watt2025年12月17日読み終わった著者はいたって謙虚。ただひたすらに聞いて書く。その集積に意味があるのだ、と説く愛の書。技法化には結果的に強くあらがっていて、うまく行った・行かなかった点、つまりコツのレベルの提示にとどまっていて、それが独特な淡さを醸し出している。オートエスノグラフィという言葉ではなく、生活史。一回に二・三時間ほど聞いて、基本的に後は会わない。友人にもならない。その人の人生のハイライトを聞き残すことに、十分意味がある。 なるほど。特定のテーマをもとに、ちくちく聞く。いじる。ファクトチェックをする。研究では意味があるだろうけれど、人の生とは必ずしも関連がないかもしれない。 通常のインタビューでは削除される「ケバ」が残された語りの重大性。自分の現場で実践できるだろうか。







JUMPEI AMANO@Amanong22025年12月5日まだ読んでるお風呂読書@ 自宅第四章「語りの聞き方」3まで読む。定型的にみえてしまうのは、実はそれを受け取る聞き手側の問題なのかもしれない、というのはうっかり忘れがちよな...



mizuiro@transparency2025年12月5日読み終わった新書とは思えない読み心地、半分を過ぎたあたりで読み終わりたくない…となった。もはや生活史を超えて、他者の話を聞く、他者とともにある、ここにいない他者を思うということを捉え直せるような本だと思う。






しおみん@eriko_cc2025年11月28日読み終わった@ リブロ トナリエキュート つくば店岸先生が大切にしている聞き取りの観点が書かれているけれど、それは結局、どのように人と向き合っているのかのスタンスの表れだと感じた。 岸先生のトークイベントに参加することもできて、聞き取りがうまくいかないと悩む学生や、語りの中で支援に繋げる必要があると感じた場合どうすればいいか、などの参加者からの質問に、一緒に悩んだりご自身の考えを伝えてくださったりした。



水曜日@wednesday2025年11月26日買った読み終わったおもしろかった〜! かための内容かと思っていたけど、やわらかい語り口と時々挟まれる冗談ににやにやしながら読了。何回も読んで自分の中に落とし込みたい。 最近は地元に帰ると タイミングで祖父母の昔の話を聞くことが多いのだけれど、ひとつひとつの話がとても面白くてどうにかして残しておけたら…!と思っていたのでこのタイミングで読めてよかった。 祖父母の生活史の聞き取り、やってみようかな。
シンヤ-図書館員の立ち話 Podcast@shinya-toshotachi2025年11月25日読み終わった「いかなる社会的変数にも左右されないような中立の語りというものは存在しない。」(p119) 「やはり台本や脚本や講義ノートを作ってしまうと、それを「読み上げる」かたちになってしまってライブ感が損なわれ、私がほんとうに伝えたいことが伝わらない」(p137) 「積極的に受動的になる」(p198) 「私は動画よりも文字の方が「情報力」が多いという信念を持っています。あるいは少なくとも、画面よりも文字のほうが没入感が強いのではないでしょうか。」(p257)
- citizen_one@citizen_one2025年11月25日読み終わった素晴らしい本だった。名著。言葉が出ないくらい。岸先生の語りかけるような文体にいつまでも浸っていたい。心から素晴らしいと思える本。今年の新書大賞を取るのではないだろうか。
くまこ@iitenamoko2025年11月22日読み終わった「ひとりの人間の、人生の語り。生い立ち、これまでの生きてきた道筋、いまの暮らしぶりについて語った、個人的で、ささやかな、しかし同時に、この世のすべての幸せや不幸、 喜びや苦悩、成功や失敗が語られる語り。こうした語り、あるいはそこで語られる個人の人生そのものを「生活史」といいます。」(p10) 読書をすると、自分ひとりでは想像できなかった他者への想像力がひろがると思っている。(そんな大層なつもりじゃなくて、ただの楽しみで読んでいるが) 生活史を知ることも、読書に似ている。 人が生きているというのは選択することで、そこには選んだ理由がある。ただ、私たちは、他者の行為に対して、あまりにも簡単に愚かな馬鹿げた選択だと捉えてしまう。そこには分断があるから。 しかしどんな人でも、話を聞いてみれば、その人なりの理由がある。 そういうことを頭の隅において生きていたい。 あと、たまにおもしろエッセンスがあって良い読み味。 「本格的に調査を始めた二〇世紀終わりから二一世紀初頭の頃はまだカセットテープというものが売っていて、小型のテープレコーダーで録音をしていました。室町時代の話です。」(p164) 室町時代!


- もふもふ毛布@mofu-mofu2025年11月18日買った読み終わったタイトルから、教科書のような内容だと思っていたのだけど、そうではなかった。温度感のある文章で、いろいろなことを考えさせられた。 「私はできれば、この世界で、声を残す力を持たない人びとの声を残したいと思います。」という岸先生のメッセージがうれしかった。何者かにならなくても、ひとりの人が生きていること、生きていたことを残していく意味があるのだと思えると、何者にもなれないことへの不安や焦りを軽減できると思う。

ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年11月15日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、11月15日(土)open。11〜19時。ご来店お待ちしてます。 岸政彦『生活史の方法』ちくま新書 生活史とは「ひとりの人間の、人生の語り」のこと。地域で、大学で、学校で、家族で、個人で。第一人者による、最良の手引き。沖縄で30年にわたって聞き取り調査をしてきた著者が、「他者の話を聞く」ことについてまとめた一冊。 #岸政彦 #生活史の方法 #ちくま新書 #社会学 #信州 #長野県松本市 #松本市 #本屋 #書店 #古本屋 #ブックスエコーロケーション
🪁@empowered_tako2025年11月14日買った読んでる数日前の朝、勤め先のオフィスに向かう途中、遅刻しながら買った。何年か前に新書を作ってるときいて楽しみにしてたから、ついに!と思っている。 最近本を読めていなさすぎるのに買うペースは変わっていなくて、少し読んで放置、というのをしすぎてるけれど、これはなんとか一通り読みたいな……。




- 仲嶺真@nihsenimakan2025年11月14日読み終わったただ、この本では、生活史を聞いて書くうえでの、技術的なことを含めたさまざまなことが書かれていますが、本書はいわゆる「マニュアル本」ではありません。聞き取りは誰でもできるのです。マニュアルなんか必要ありません。聞き取りをめぐるさまざまなことを書いて、それをきっかけに、他者の話を聞くということについて考えてみたい。この本はそんな本です。p.24


nessie@nessieayako2025年11月12日読み終わったいまこのタイミングで読めてすごく良かった。内容はタイトルのとおり生活史の方法であり手引きなのだけど、いますぐに生活史を聞き取りする予定のない自分にとっても、他者について思いを馳せるのに充分たるきっかけになった。「正解はない」ということが明快に提示されていること(一方で、だからこそ説明が複雑になる部分があること)がありがたく心地よかった。 家族(仲は良くないが彼らの知られざる人生を知ってみたくはある)の聞き取りをしてみようかどうかは、本を読んでみて改めて悩む。



あつこ@atsuko_books2025年9月24日読みたいこれは!!楽しみだ!!! 「生活史を聞いて書く」ための実践的な1冊です。(ご本人X) 「第一人者による、最良の手引き」です。(担当編集者さんX)
































































































































