をとめよ素晴らしき人生を得よ

67件の記録
- ヒナタ@hinata6251412025年9月29日読み終わった書店で出会った本。わたしは「女人短歌」のことも知らなかったのだけど、「青鞜」があり「女人芸術」があり「ラ・メール」があり、どの業界も男性中心で女性というだけで軽く見られるなか、女性だけの場は必然だった。短歌界もそうだったんだなと知る。正当な評価を与えられなかった女性の文筆家やアーティストの歴史を掘り起こすのはいつだって応援したい。 それにしても短歌界、恋愛ドロドロ事件多いっすね……という印象も強い笑 恋愛そのものがアナーキーであった時代。 取り上げられているのは知らない作家さんばかりだったけど、瀬戸夏子さんの文章がほんとうに先輩たちへの愛情に満ちてて読んで良かったです!
- 葉音@konoha_zure2025年9月5日読み始めた借りてきたあくまで女性視点からの歌壇史…に留まらない斬新な良書の予感。序文から感動的。文学作品の中に現れる客体としての女性像でも、こんな女いる〜? と飽き飽きしているので、陰に隠されているはずの女性歌人(文学者)をもっと知りたい。
- りなっこ@rinakko2025年9月3日読み終わった素晴らしい。「女人短歌」という歌誌のことは知っていたが、今まで研究が殆ど為されていないとあらためて知った。そも何故「女人短歌会」を発足させる必要があったのか。それは男性優位の歌壇では認められない女性歌人のため、その怒りと焦燥の故にだった。 彼女たちは其々に個性が強くて生き方もばらばらで、でも同志として繋がっていられたし、時には支え合いシスターフッドの歌も生まれた(胸熱…)。 一方で、片山廣子と芥川の件などはやるせない。男歌の「アララギ」に所属し続けた河野愛子についても、「女人短歌」からの影響も受けつつどんな思いでいたのだろうかと、その胸の内に思いをめぐらす。 付録のアンソロジーがとても嬉しくて、彼女たちひとりひとりの物語に歌が重なった。
- 鳥澤光@hikari4132025年8月31日読み終わった読む本読んだ本2025こんなにおもしろくていいのかな?と戸惑いながら、短歌の本や歌集を何冊も取り出して中断しながら、読んだ。 市川沙央「オフィーリア23号」を読み返そうと思ったら9月末に出る単行本『女の子の背骨』に収録されるのでちょっと待つ。ケイト・ザンブレノ『ヒロインズ』もひさーしぶりに取り出す。
- シロップ@sirop2025年8月29日買った読み終わった短歌が好きなので買った本。瀬戸さんの『はつなつみずうみ分光器』もとてもいい本だったし。 歴史はどの分野もなにもわかっていない赤子も同然なので、もちろん女人短歌という言葉すら聞いたこともなかったんだけど、読みやすくおもしろかった。この男、マジでムカつくなぁ????と思いつつ、こんな話を短歌をやってる知り合いから聞いたことある…(現在の話)と思い出したりもした。 をとめよ素晴らしき人生を得よ、とわたしも言いたいし、そのために何かやらないとなとむぅむぅ唸ってしまう。付録はまたゆっくり読む!
- riho@archives2025年8月27日買った読んでる@ 代官山 蔦屋書店冒頭をnoteの公開で読んでいたけど改めて。このタイミングで本になって読めてうれしい。各章がとてもコンパクトにまとまっているので移動中にちょうどいい。短歌の読者以外にも読まれてほしいな。
- すずめ@akairocoupy2025年8月14日読み終わった@ 自宅最初からクライマックスかと思ったけど、緩急ありつつも最後までずっと面白くてもう読み終えてしまった。百合に挟まる男ならぬ、折口信夫は私のものだと男たちの間を切り崩しにきた穂積さんのはなしが一番面白かった。 そして大学時代に前衛短歌とかその辺りのことを自分なりに調べたことがあったけど、ただの点と点だったものが埋まった感覚があるし、何より現代と地続きだということがよくわかって、それが一番よかった。 想像以上に濃くて、今読みたいことが書いてあった。