この地獄を生きるのだ
60件の記録
こたか@kotaka2025年12月8日読み終わった著者の小林さんは一貫して「働きたい」と考えている人なので、生活保護から抜け出せたのではないか、と思うと同時に、いや、そう考えている人でさえも、生活保護から抜け出すのは難しい、ということを書いた本ではなかったか、と思い直す。感想を述べるのが難しいが、あっという間に読んでしまったし、読んで本当によかった。多くの人に読んでほしいと感じた。


えつこま@e2coma2025年11月26日読み終わったタイトル通りの著者の「サバイバル」の軌跡。自殺未遂を何度も繰り返した小林さん、生きてこれを書いてくれてありがとうという気持ち。妙に羽振りのいい精神科クリニックの裏側、真剣に受給者と向き合わない生活保護ケースワーカー。読んでいて怒りを覚えた。小林さんは出版につながるぐらいの知性と判断力、行動力によりここから脱することができたが、現実にはそう上手くいかない人の方が多いのだろうと推測する。暗澹たる気持ち。

- 明@mmm_mmm2025年11月19日読書日記何かひとつ違ったら私も全く同じ人生を歩んでいたかもしれない 生活保護、ケースワーカー、自立支援医療制度……馴染みのある言葉ばかりだった この本に出会うつい先日まで、いのちのとりで裁判についての記事をいくつか読み、生活保護受給者か蔑ろにされている現状に、ひどく腹を立てていた(もちろん今でも) 生活保護をもらえたことで生きながらえ、就労にこぎつけたこと でも生活保護だけでは人は生きていけないこと 立場が弱い人ほど多面的につながりを得たほうがいいということ 人が働くのは、貧困を抜け出すためではなく「人とつながりを得る」「誰かの役に立てたと実感する」ためだということ 色々なことを著者の目線に立つことで感じた 昔からエッセイは苦手だったけど、これはつっかえなく読めた もっと色々なエッセイを読みたいと思う

まく@maku2025年11月19日読み終わったXで流れてきて知って、なんだか凄く気になって購入。 内容は重くて辛いが文章がとても読みやすく、サブタイトルの〈うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。〉を知りたすぎて一気読み。読了後は晴れやかな気分に。著者が生き続けてこの本を書いてくれて心から良かったと思えた。



阿部義彦@xtc1961ymo2025年11月12日読み終わった本日発売でもう読了。私の大好きなちくま文庫だけあり、久々に共感所か身につまされました。精神障害をかかえ自殺未遂を繰り返し、生活保護を受けながらも漫画の編集を通して何とか世間と繋がりを取り戻した著者。過去の自分を見てる様でした。私も胃洗浄を2回経験、入退院を繰り返し市でやってるデイケアにも通い、正社員になるも又バイトに戻り、両親も失い引きこもりの末、著者と同じNPO法人の世話になり保護を受けつつ金を貯めて通院し、保護から抜け出し「自立支援医療制度」の世話になりつつ、現在に至りますが今は病院とも縁が切れて普通の月給取りになりました、唯一の親族の姉には色々と頼りましたが、兎に角今は一人自由を満喫して、好きなだけ本が買えて読みまくれる生活を手に入れました。この著者は世話になったクリニックが金儲け主義でそれに利用されたり、市のケースワーカーがやる気の無い人だったり、総じて個人のNPO法人の方が頼りがいが有るのは私も痛感しました、私のとこでは保護の打ち切りまでしてくれました。悩んでる方は是非よんで欲しい本です。著者の小林エリコさん、サブカル好きが身を助けましたね!これは私的には今月のベストかも。































































