
ほどぼち
@hodobochi
- 2025年4月20日ゆっくり、いそげ影山知明読み終わった目標を追いかけると、いつしか「目標達成」こそが至上命題になることがある。その過程で、人は、目標達成のための「手段」とみなされることがある。けれど本当は、人は「手段」でなく「目標そのもの」なんだなぁ、と思えた。先の目標も大切。けどまずは、目の前の人を大切にしたいな。
- 2025年4月4日
- 2025年3月27日Tugumiよしもとばなな読み終わった夏の海での想い出。つぐみたちが住んでいる海際の街に、わたしは住んだことがない。けれども読んでいて、懐かしさが込み上げてくる。潮の香り、夏の日差しのまぶしさ、青春時代のピュアな感性。吉本ばななさんの文章は、とてもやわらかい。
- 2025年3月23日燃えよ剣 下司馬遼太郎読み終わった土方歳三は、ブレない。そのブレない姿勢が、とにかくカッコいいのだ。 幕末の動乱期である。多くの英雄と言われる者でさえ、ブレにブレる時代である。何が正解で、何が不正解か、世の中の誰もが分からない時代だ。 そんな時代にあって、土方歳三はブレない。政局がどうだろうと、時代がどうだろうと、歳三には関係ない。 「刀のうつくしさは、粛然として男子の鉄腸をひきしめる。目的は単純であるべきである。思想は単純であるべきである。新選組は節義にのみ生きるべきである」 どこまでも自分のなかの筋を通していく。筋を通すことの美学が、歳三にはある。 まわりからは「無学だ」とか「志がない」とか、見下される場面がある。けれども歳三には、学も志も必要ない。あるのは「美学」のみなのだ。 私はよくブレる笑。最近は「やりたいこと探し」「自己理解」という言葉を本屋でよく見かける。きっと多くの人がぶれていて、ブレない自分を目指しているんじゃないかな。 私も含め、そういう人にとって、歳三はどこまでもカッコいい。潔い。男を感じる。 本の終盤、歳三は次第に、人に優しくする一面がある。 これは本の序盤~中盤にかけては見られなかった歳三の一面である。おそらくだけど若いときは、そのブレない潔癖さを他人にも求めていたのだと思う。 けれども後年、歳三はそれを人には求めなくなった。その反面、自らの美学への追求は、どんどん高まりを見せていたように思える。きっと歳三にとって、他人はもう関係なくなっていたのだ。純粋なまでの想いを自分のなかで貫き通すことが、歳三にとって「生きる」ということだったのだと思う。 私は坂本龍馬が大好きである。どちらかといえば、土方歳三よりも、坂本龍馬みたいな人が、そばにはいてほしいなと思う。 それでも土方歳三はカッコいい。ブレない、という意味では、坂本龍馬よりもよほどブレない。 情報過多で、人の意見が気になりやすい、今日このごろである。そんな時代を生きる私にとって、土方歳三の生き様は、胸がぎゅっと締め付けられるくらいに、潔く、カッコいいのだ。
- 2025年3月16日やらない時間術安田修読み終わった【やりたいことメタボを一発解消する本】 やりたいことが多すぎて何も進まない―― そんな「やりたいことメタボ」に悩みがちな私にとって、この本はまさに目からウロコ。 特に刺さったのは、以下の3つの考え方です。 ・「それなりに重要なこと」をやらないと決めることで、膨大な時間を生み出す ・「いつまでにやるか」ではなく、「いつやるか」を決める ・タスク量は欲張らない。終わったら後から追加する、くらいの気持ちが大切。 この3点を意識してから、やりきった感のある毎日を過ごしています。 時間は有限。だからこそ「本当にやりたいこと」に集中するために、やらないことを決める。タスクは欲張らず、余計なことで悩まない。そうすることで驚くほどスッキリした毎日を過ごしていける。 文章も軽快で読みやすく、スラスラ読めるのに、内容は実践的で効果バツグン!時間の使い方を見直したい方には、ぜひ読んでほしい一冊です。
- 2025年3月16日燃えよ剣 上司馬遼太郎読み終わった新選組を鉄の組織に育てあげた鬼の副長・土方歳三。 正直にいえば、私は土方歳三が苦手である。 国がどうこうとか、思想がどうこうとか、彼には関係ない。彼の頭には「新選組をいかに強くするか」しかない。烏合の衆を束ねるために、どこまでも規律を厳しくし、それに反したものは容赦なく罰する。彼みたいな人が、上司だったら、私は間違いなく会社に行かなくなるだろう。 それなのにどうしてだろうか。土方歳三という人物に、こんなにも惹かれ、こんなにもこの小説にハマるのは。謎である。 それはきっと、彼がどこまでも一本筋が通っているからである。時代が動こうが、人々が変わろうが、関係ない。土方が目指すのは、どこまでも「新選組を強くすること」。その一念なのである。狂気なまでに。けれどもどこまでも無邪気なのである。 悔しいけど、この小説はどこまでも面白い。下巻をはやく読みたい。
- 2025年3月16日憧れのまほうつかいさくらももこ読み終わったなにかにハマったり、熱中したりすることって、ものすごく大事なことだと思う。お金では買えない経験が、そこにはある。これはこんなにケチったのに、なんでこれにはこんな大胆にお金を使ったんだ!みたいなことが、よくある気がする笑。それってとっても大事だ。 さくらももこさんにとって、それがエロール・ル・カインだったんだな。エロールの作品に、心をときめかせた想い出があるからこそ、彼の死後も、英国まで飛んで、彼の作品に直接触れ、彼が交流してきた人たちに会いに行ったのだ。 きっと素晴らしい旅だったんだろうな、って思う。推しって大事。ハマるって宝だ。
- 2025年3月10日焼きそばうえださくらももこ読み終わった「うえださーん!」と、読みながら何度もつぶやいてしまうような、そんなお話。 さくらももこさんも、植田さんも、そのほか男子会メンバーも、みんな愛すべきキャラクターで大好き。 「植田さん、会社を辞めて、バリでヤキソバ屋でも開いたほうが幸せかもね」という他愛のない一言からすべてが始まった___とはいえ、普通、本当にバリにヤキソバ屋つくるっ!? いってしまえば「大人の悪ノリ」みたいな話が、いざやってみると、本当に実現しちゃった、というお話。悪ノリも馬鹿にできないのだ。 面白いのは、みんなの「楽しそう!」という好奇心。この好奇心でどこまでも突き進んでしまうメンバー達が、なんだか素敵だなぁと思った(巻き込まれた植田さんも、最後のほうはなんだか楽しそうである) そしてこの好奇心満載のプランだからこそ、「面白そう!」といって応援してくれる人も出てくる。そして本当にアイデアが実現しちゃう。 大人になって「それいいね!」という夢やワクワクって、つい疎かにしちゃいがちだ。けどだからこそ「いやけど、そういうワクワクって、意外に大事だよな……」と気づくことは大事だと思う。 おそらく本書にそんなメッセージはないとは思うけれど(笑)けれども、だからこそかえって、「楽しそう!」という好奇心で突き進むメンバーたちに、私はなんだかとっても惹かれてしまうのかもしれない。
- 2025年3月9日やらない時間術安田修読み終わった
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