クララとお日さま

45件の記録
- 犬川@nekoiruyo2025年4月9日読み終わった誰かを友達と思うとき、その相手には親切にしてもらうだけでいいのか、それとも心を砕いてもらったと思える何かが必要なのかということをこの小説を読んでずっと考えている。AIとは「友達」になれるのだろうか。
- Kanako.H/燈花書房@kanakopk2025年4月6日読み終わった読書会課題本信仰、翻弄、純真無垢、自己的利己的、自己犠牲、格差いう単語が思い浮かんでは消えていった。何か起こるのではないか、という緊張感からページをめくる手が止まらなかった。クララに幸せになってほしい、と願わずにはいられない。 初めて読むカズオ・イシグロ。設定について細かい説明がなく進んでいくのでわからないまま身を委ねていき、読み進めるうちにわかってくる書き方。文章(翻訳)が美しくて、わかりやすくて、品があって。
- ほしの@starfield2025年3月6日かつて読んだ「わたしを離さないで」と同じ路線かも。 当たり前のように淡々と語られていく、決してハッピーエンドでもない、此処とは全く違う世界の話。 表紙の可愛さで買う人もいるかもしれないけど、この中に浸るにはちょっと体力が要る。
- 彼らは読みつづけた@findareading2021年12月10日かつて読んだ電子書籍*読書で見つけた「読書(する人)」* 《本人はわたしの背後にある革のソファに寝転がり、黒い本棚からとったペーパーバックを読んでいます。両膝を立て、そこにお日さまの光模様を浴びながら読書にのめり込んでいて、わたしの言葉も聞こえているのかいないのか、あいまいな反応しか返してきません。つい先ほどまでいらいらと緊張しきっていたのに、よく落ち着いてくれました。》 — カズオ・イシグロ著/土屋政雄訳『クララとお日さま』(2021年3月Kindle版、早川書房)
- 村崎@mrskntk2021年8月3日この作品のことを思い出すとたちまちせつな愛しい気持ちになります。クララはほんとうに、愛すべき存在……。クララのことはずっと忘れたくない……。もしこれから読むというひと、今からはじめてクララに会えるのがうらやましいです。何度読み返しても色あせない作品だとは思うけれど、やっぱりはじめて出会うときの気持ちは代えがたいものだと思う