教養主義の没落

44件の記録
- チャモピーピーチャマ@chu_berry2025年8月9日読み終わった米津がおもしろいと言ってバズった本、田舎から上京して東大に入った身からすると終始ボコボコ殴られてウケた p.36旧制高校の閉じたコミュニティにおける歪んだ教養主義に対して、新制高校では自己・実践・学問を三位一体とする自己形成の粘り強い努力をするべきである、という教養主義の継承(←「マルクス主義」的という指摘があるがマルクス主義ってそういう感じなの?p.55教養主義を観念的でありブルジョワ的でプロレタリア革命の敵対的分子である、と説明)が行われている p.54和辻哲郎の言葉 大きい創作を残すためには自己を大きく育てなくてはならない。君が能動的と名づけた小さい誇りを捨てたまえ ←食らった オーバーキルです、漫画とかアドリブとかって膨大な勉強の上にやっとオリジナリティが追求されるもので、勉強量が足りないのにむやみに我流で創作をするのは無意味だといってる とはいえ自分で手足を動かさないと成長のチャンスを逃してしまうことは確かで、インプットとアウトプットの比率をインプット多めにしなさいねというくらいで受け取ることにした p.192〜教養主義とブルジョワ文化 知識本位の教養主義と、生活習慣に現れる教養としてのブルジョワ文化の懸隔 教養主義者はスノビズム、洗練に憧れているに過ぎない(ドイツ的教養主義も身分と教養が連動していないせいで、教養主義者は平民的という評価を下される)、学歴上昇移動をしてしまったが故の悲劇 ←刺さりすぎるのでやめてください 東大に入ってしまったから難しい本を読まなきゃいけないのでは?といまだに気にしている節がある(読んではない)し結局就職やら私生活やらでモテるのは首都圏で生まれ育った早慶の学生だって痛いほどわかっているので……読んでも読んでも田舎っぺから脱却できないこと、東大生が世慣れしてない(したくなさそう)なのは教養主義からの説明が可能かも?
- 八@Hachi82025年8月4日気になる読みたい大好きな米津玄師が面白いと紹介していたので、以前から気になっていた本。ただ難しそうだなと思ってあの時はそこまで惹かれず。 先日の「あの本、読みました?」という番組で取り上げられていて、番組内で本の内容に少し触れているのを見て面白そうだなと思った。 岩波の話とか山の手の話とか石原慎太郎の話とか。取り上げられてる話がもう面白そう。
- 精神科医ぴー@PARTY_chan2025年8月1日読み終わったp246の希薄化という言葉にはっとする。水村美苗「本格小説」の最後に出てきた「軽薄というよりも希薄」という言葉にショックを受けて、そうはなるまいとかつてのわたしは思ったのであった。初心にかえろう。
- おんぷ@onpu06092025年6月4日読み終わったやっと読了 戦後に大正時代的な教養主義が解体されていく過程が興味深かった あとは近代文学にハマってからお世話になりまくってる岩波文庫の歴史も知れてよかった
- 👻@0u02025年5月18日読み終わった一時期話題になっていた本、なんとか読了。自分のことを指摘されているようでなんだか胸が痛くなるところもあったが、全体的には面白く読みました。岩波文庫って謎の存在だと思っていたけど、やっと意味がわかってスッキリ。青帯やら赤帯やら、全部読まなきゃダメやら、なんか色々聞いたことがあったけど、こういうことだったのかあ。