パリの砂漠、東京の蜃気楼

28件の記録
- a8ka@a8ka2025年5月23日読み終わった「きっと私も、無自覚にあらゆる人を傷つけてきた。差別や悪意以前に、存在するだけで、誰かを愛したり、誰かを生理的に嫌悪したり、誰かに対して個人的な感情を抱くだけで、常に何かに傷つき、何かを傷つけて生きている。生きているだけで、何かに何かの感情を持っただけで、何かに傷つき、何かを傷つけてしまうその世界自体が、もはや私には許容し難い。 この砂漠のように灼かれた大地を裸足で飛び跳ねながら生き続けることに、人は何故堪えられるのだろう。爛れた足を癒す誰かの慈悲や愛情でさえもまた、誰かを傷つけるかもしれないというのに。」 思っていることの言語化が真っ直ぐに鬱々としていて読んでいて「自分が思っていたことはコレだ」となる箇所がいくつもあった。誰も傷つけたくない、苦しい、寂しい。大人になってもずっと寂しい。
- 澪@mi0_book2025年5月7日読み終わった金原ひとみのエッセイを初めて読んだ。 砂漠の、乾いた風が目に染みる感覚が、蜃気楼で霞む曖昧な感覚が、読んでいる間に付き纏うようだった。金原ひとみが見ている世界はこんななのか、と思いながら読んで、もっと彼女の小説を読みたいと思った。
- Rika@ri_books_2025年5月6日買った大学時代の友人と梅田で書店巡り。 友人は最近本を読めてないらしいけど、書棚を回りながら私的おすすめの本を教えたり、ふと見かけた本から話が膨らんだりして楽しかった。 「スマホをだらだら見る時間を減らしたい」って言ってて共感しかなかった。笑 この本は紀伊國屋梅田の隣の古書通り?で購入。初めての作家さんを読むときはエッセイから入るタイプです〜
- M@mmaaaiiii2025年3月27日読み終わったこんな感想でいいのか分からないけど、カッコつけない正直さは人の心を打つしなんだかホッとするものがあった… (もちろん作品だから100%心の内を吐露しているわけではないに決まっているけど、だとしても。)
- よあけ@mogumogu2025年3月6日かつて読んだ本当に好き。。!本棚の最高本コーナーに置いている。 金原さんにはもっともっとエッセイ本を出していただきたい。 作家のエッセイを読んでから小説も読むと、もっとその小説家のことを感じられる、という手法?は私の好きなやり方。