とりあえず上巻読了。ミステリというよりスリラー。蘊蓄もりもりのアクション映画を観てるみたいな感じ。まさにページターナー。ラングドンとフォークマンの口調がなんとなく越前さんぽい。このまま下巻に突入。

若い頃に読んだ記憶があるけど、土屋さんの翻訳で再読。聞きかじりの英文学的な情報をとりあえず傍に置いて､作品そのものを味わうようにしよう。

当たり前のことが書いてあって､そうそうまさにそういうことを私も思っていたのだと頷きながら読んでいた。なんと言っても間に入ってくる短歌が秀逸で､恐れ入りました！と頭を垂れてしまうまさにプロのお仕事。 作中に引用されている短歌はどれもいいんだけど､私の選んだベスト3は最初の方のパンの歌と､真ん中くらいのミントなんちゃらの歌と、最後の方の生ビールの歌。最後まで来て言葉の傘が杖になるくだりを読むと涙が出る。同世代だなあ。

面白かったー！わりと単純なストーリーなんだけどかなりハラハラドキドキしながら読んだ。エンタテイメントのお手本みたい。ちょっとだけご都合主義なところがあって残念なんだけど、全体としてはグイグイ読めるサスペンス・ホラー。次作もミリーが主人公？だといいなあ。そして高橋知子さんの翻訳はベテランの貫禄､抜群の安定感でしたー！次作も読みまーす♪

次はこれ読む。

読了ー！『ホワイトハートの殺人』(林啓恵訳)。セント・メアリ・ミード村の現代版みたいな感じで面白かった！いかにも次作が、シリーズ展開が、ありそうな作りで登場人物が描き込まれているし､ドラマ化も決まっているとのことなので、今後も期待！もちろん林啓恵訳で！

イングランド南部の美しい村が舞台､林啓恵訳､きっと好みに違いない！ということで、オフの水曜日に温浴施設で読み始めた。ウエスト・ドーセットってどの辺かなーと思ったり。

まず巻頭の地図を熟読。地図に主な出来事を日付入りで記入するというのはいいアイディア。ルーシーに対する評価がちょっと私とは違っている(56ページ)ので、小川先生が放送でどんなふうに解説されるか楽しみ(もちろんどちらが正しいとかいう話ではない)。

読書会に参加するために大急ぎで再読。20数年前に購入したはずの新潮の単行本が見つからず、慌てて最新版を購入。これは素晴らしい小説だった。とにかく文章が美しく物語の扱いは巧みで特に前半の四人の生活の描写はたまらなく美しく切なく。読書会でどなたかが4回読んだとおっしゃっていたけど、確かにこの本は何度も読み返すことができるし飛ばし読みはせずにじっくり読むべき本だと思った。言わずもがなだけど訳者の土屋さんの翻訳の素晴らしさによるところも大。

東京ドーム公演から戻るとこの子が届いていたよー。資料性高くて保存必至！なのにパラパラ見ても楽しめるー♪字が小さいので老眼にはちとつらいが、それだけ情報もりもりということなのだ！