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もつ
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@motu
読了記録用。超ものぐさなので感想に雑さが見られることが多々ある。もつ煮が好き。
  • 2026年1月8日
    ピエタ
    ピエタ
    過去の秘された愛だったり、これからの世の中に対する不穏な空気だったり……そういった事が仄めかされる割にはどれも輪郭が掴めず、作中においては戦争も起きない。ただ人生の中にある不安や喜びなどとしてサラリと語られるに留まり、少し淡々とした印象は受けるが、晩年読みたい本の一冊になった。どんな状況だろうが、よりよく生きる意識こそが人生の真価で、人生の祈りに耳を傾ける時間こそが人としての喜びかもしれない。人生という漠然としたものに不安を抱えず、一過性のものだとしても目の前にある大切なものに手を差し伸べることが出来るかどうかが自分の人生の値打ちになるかもしれない。いかに見誤らずに大切なものを見出すか〜の方に悩むし、自分の地頭の悪さは感じるわけだが。 カズオ・イシグロの『日の名残り』を読んだ時に、美しい夕暮れを迎えたいと思ったが、美しい夕暮れを見るための意識の物語なのかもしれない。
  • 2026年1月6日
    52ヘルツのクジラたち
    話題作だけど初読。今の私にはピンと来ない作品だった。52ヘルツの仲間に届かない声を発するクジラが実在するというロマンチックさは漠然と良い学び。外敵の少ないクジラは大体の種類が70年以上生きると調べたら出てきて、今も孤独に泳ぐクジラがどこかで人知れず声を届けていると思うと熱い。クジラ自身は自分の発している声を意味のある音として認識しているのだろうか。クジラよりは密度高く生きてる人間という種においても孤独という問題は根深くて、人の輪や繋がりだとか、誰かの発する声に耳を傾けることだとか、大切だよねと思いこそすれ、そんなんはわかってるんじゃい!!っと刺々しい己が生えてきてしまい、今の私の気分には合わなかったのを悲しく感じた。今の私に合わなかっただけでとても良い作品で、当たり前を見直したい時に触れたい作品かもしれない。妾としてでも愛されたい主人公のままならなさとか主税の自己愛強い不倫だとか、そういう傍から見てれば気持ち悪くて異常な状態に陥ってる登場人物を自然に「こういう人間もいますね」とお出しできる町田そのこ先生の筆致は本当に凄い。
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