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なつれ
なつれ
なつれ
@naturence_183
動物の知性、特に神経科学とAIなどに興味があります。脳科学の同人誌を書いてます。
  • 2026年3月29日
  • 2026年3月28日
    動物たちは何をしゃべっているのか?
    動物たちは何をしゃべっているのか?
    動物の鳴き声を聞くことはよくあるけど、実際のところ何を喋ってるんだろと思い手に取った。 そしたら、対談しているのがゴリラ研究で有名な山極先生と、最近テレビで見かけるシジュウカラの研究をされてる鈴木先生だったので一気に興味が湧いた。 動物の社会性の研究は様々な動物種が対象に研究されているイメージだけど、言葉となるとソングバードの求愛歌ぐらいしかイメージがなかったので、鈴木先生のシジュウカラの地鳴きに関する研究は新鮮だった。恐らく過去に注目しようとした研究者が少なかっただけで、シジュウカラに限らず文法のようなものを使っている動物は他にもいると思うと今後の研究の展開が楽しみ。 気になったのは"いま""ここ"にないものについて語れる動物が人間しか確認されていないという話。ゴリラに手話を教えたらエピソードトークを始めた話を踏まえると、人間が使用している言語というツールが時間(現在、過去、未来)の捉え方を規定しているかなと思った。もしかしたらエピソード記憶というものは言語の有無によってその整理のされ方が大きく異なるのだろうか? この本を読もうと思った理由に、なぜかTwitterの炎上についての話が目次に載っていた、というのがある。主張としては、Twitterは短い文字だけでのコミュニケーションなので文脈が汲み取れないという話。しかし問題はこれだけではなく、本来文字は数あるコミュニケーションのチャンネルの一つに過ぎないはず(他にダンスやジェスチャー、会話のリズムやトーンもある)が、利用頻度が言語に偏ったが為に文脈を補完する能力自体が低下しているのだと。最近の画像だけで分かるだろ!ってネタ画像をわざわざ言葉に起こして解説するショート動画とかもこれを加速させるんだろうか…… 言語からスタートして、最終的に非言語コミュニケーションが大事って話に落とすのは個人的には好みでした!おすすめです。
  • 2026年3月18日
    こころは遺伝する
    こころは遺伝する
  • 2026年3月2日
    目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)
    目を瞑って歩いてみるととても怖い。これは私が世界を"見る"ときに視覚情報ばかり使用しているのが原因だろう。聴覚や体性感覚では心もとなく、常に心のなかで外界をイメージしながら歩みを進めるも、結局その恐怖に耐えきれず目を開けてしまう。では、全盲の方はどのように生活しているのだろうか?という疑問からこの本を取ってみた。 この本でのインタビュー曰く、慣れるまでは普通に怖いらしい。まあそれは予想通りなのだが、印象的だったのは目が見えないからこそ自分の思い描いていた行動を実行しやすいという話だ。直感的には逆なのだが、世の中には目から入ってくる情報が多すぎるため、すぐ自分が何をしたかったのかを忘れてしまう。現代ではリアルでもネットでも広告だらけで、注意があらゆるところに分散してしまう。これに対して文字通り盲目である場合、これらの誘惑を受けないので目的を直接達成できるそうだ。そう考えると現代はかなり視覚から人間をハックするように設計されてるなと少し怖くなった。 他に気になった記述は、目が見えると視点に縛られ世界を二次元(の連続)で捉えてしまうという話。目が見えないと主観ではダイレクトに3次元的な知覚しているそうだ。個人的な解釈では、目の運動に依存する視覚はサッケード運動により平面しか探索できないのに対して、全身運動に依存する体性感覚は3次元空間を探索できることに由来するのかなと思った。 あと生まれつき全盲でも、言葉の相対関係から色を認識できるという小話も面白かった。グラフから私にとっての主観的な色が定まるというのはクオリア構造学に通じるものがありそう。
  • 2026年2月28日
    マンガでわかる株のキホン(1) お嬢様 投資をはじめる! [投資スタート] 編
    CPUの創り方でおなじみトナミ先生が投資の本を書いたとのことで手に取った。 いわゆる普通の投資本とは違って、この本は別に投資を勧めているわけではないのが特徴的。期待値的にはリターンがあるが、不確実性が高いというリスクが存在するから、情報はわかりやすく伝えるので手を出すかどうかは読者が判断してねという感じ。 初心者が陥りがちなトラップに読者を引っ掛けてから、そのからくりを暴くというスタイルなのでとても勉強になる。 あれ、この内容の金融商品なら買い得では?→あぁ〜騙された……!の繰り返しで身になってる感じがする。 あと絵がとても可愛い。おすすめです!
  • 2026年2月27日
    脳がゾクゾクする不思議
    脳がゾクゾクする不思議
    ASMRを科学するという副題につられて手に取った。 ASMRはたまに聴く程度だが、音だけで生じるあのゾワゾワ感の正体が分かっていたら面白いなぁと思って読んでみたが、まだその段階までは到達していない様子。 そもそもASMRとは何か、という定義自体もまだ完全に固まってはいないようで、あまり直接的な結果はなく今後に期待なのかなという感想。 全体的にASMRに感受性がある人は〇〇の傾向があるのか?という観点での研究が紹介されていたが、個人的にはASMRに対する感受性が変化するとき(いわゆる開発)に脳内で何が変わっているか?みたいな話があったら面白いなぁと思った。 あとVRにおけるファントムセンスと現象としては近そうだけど、その方向で研究されていないのかな?
  • 2026年2月21日
    オードリー・タン 私はこう思考する
    オードリー・タン 私はこう思考する
    もともとのオードリータンのイメージは、"なんか政治関連でテクノロジーをうまく導入したすごい賢い人"だった。チームみらい関連で時々名前があがるので手に取ってみた。 印象的だったのは、幼少期にいつ死んでしまうかわからない状況に立たされた経験から、アイディアを独占するのではなく、みんなと共有するようになったという話。 目まぐるしい速度で常に変化し続ける世界では、知見を独占するよりも、共有し共創する姿勢の方が、個人レベルでも集団レベルでも幸せになれるという話は納得感があった。 途中、600ページの資料なら30分で目を通せるみたいな記述があったけど、それはさすがに"天才"なのでは?と思ってしまった笑
  • 2026年1月16日
    「恥」に操られる私たち
    「恥」に操られる私たち
  • 2026年1月16日
    「偶然」はどのようにあなたをつくるのか
    「偶然」はどのようにあなたをつくるのか
  • 2026年1月12日
    動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか
    動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか
    タイトルに惹かれて読み始めた まだ2章だけど面白い。 ヒト以外の動物の賢さを表現するときに、"人間でいうと3歳ぐらいの賢さ"みたいに言いがち。しかし、そもそも動物の知性というものは人間に向かって直線的に獲得されていくものではない。進化の過程でヒトが獲得しなかったさまざまなタイプの賢さを他の動物はもっている。ヒトはコウモリのように超音波を用いた定位行動はできないし、鳥のように大量のどんぐりの隠し場所を正確に覚えることはできない。つまり、動物種に固有な能力にもっと焦点を当てて、その動物の賢さを評価するべきなのでは?という話。ちなみに人間の固有な能力としては言語の巧みな扱いを上げていた。これに関してはソングバードとかも言語のようなものを扱えるし、めちゃ特別な能力かというとそうでもない気もした。
  • 2026年1月9日
    ネコの行動学
    ネコの行動学
    ネコの研究の本って珍しいと思って手に取った
  • 2026年1月9日
    思考の技法
    思考の技法
    デネットにつられて
  • 2026年1月7日
    パーティーが終わって、中年が始まる
    中年が始まったらどのような心境の変化が訪れるのか、と思って手に取った。 創作意欲が薄れていくと、創作だけでなく普段のものの感じ方まで変わっていくのは怖いと思った。 かつてのインターネットのような勢いは今はどこにあるのだろうか?
  • 2026年1月7日
    資本主義の次に来る世界
    資本主義の次に来る世界
  • 2026年1月7日
    藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 1 ミノタウロスの皿 (ビッグコミックススペシャル)
    ドラえもんの作者が実は大人向けのSFも描いているという噂を耳にしたので、試しにその1だけ購入 現代でも全く遜色なく面白い。それも全作品が。 ネタバレになるので詳細には触れないが、我々の常識というのは全くもって絶対的なモノではないというメッセージ性を感じた。
  • 2026年1月7日
    The Experience Machine: How Our Minds Predict and Shape Reality (English Edition)
    近年、神経科学でファン/アンチともに多く抱える自由エネルギー原理を拡張した予測処理(Predictive Processing)についての一般向け解説本。 相変わらずAndy Clarkは文章が美しくて惚れ惚れしてしまう。この本は一般向けなのもあって英語も読みやすい。最近、日本語訳が出たみたいだが、そちらの訳がどれほど彼の美しい英語を再現できているかは不明。
  • 2025年12月29日
    サイボーグ化する動物たち
    サイボーグ化する動物たち
    コントローラーで本物の動物の行動をそこそこ制御できる程度には科学が発達してしまっている。 今は特定の動物に限定されているが、人間のことを電気刺激でコントロールすることが技術的に可能になるのも時間の問題かも? そんな未来は怖いなーと思ったが、今のTwitterやYoutubeもやり方が違うだけであれも報酬系を介して人間の行動を制御してるよな、と思った。
  • 2025年12月28日
    アフォーダンス
    アフォーダンス
    人間の知性を考えるときに、脳だけでなく主体を取り囲む環境まで考慮すべきでは?という文脈でたまにでてくる言葉、"アフォーダンス"。 この本のおかげで提唱者のギブソンがどのような道筋でアフォーダンスに至ったかはなんとなく分かったものの、アフォーダンスそのものに関する理解はまだ曖昧。(これがまだ一冊目なのもあるけど) 特に、運動の話はこれから詳しい解説が始まるのか?ってところで急に終わってエピローグに突入したので不完全燃焼だった。
  • 2025年12月26日
    さらば脳ブーム(新潮新書)
    結局のところ脳トレって効果あったんだろうか?と昔から気になっていたが、本人からのディフェンスを聞く機会がなかった。たまたま図書館でこの本を手に取ってみたら、まさに脳トレに関するディフェンスおよび業界に対する愚痴をまとめた本で面白かった。 2010年の本だけど、近年のサイエンスコミュニケーションに関する問題点と似たような話が多いので、そのあたりに興味があれば読んでみると良さそう。(脳について勉強できる本ではないので、そこだけ注意)
  • 2025年11月3日
    A Brief History of Intelligence: Why the Evolution of the Brain Holds the Key to the Future of AI (English Edition)
    動物の知性について進化的な観点から考察した本。日本語訳がきたら、脳について知りたい全ての日本人におすすめしたい。 ほとんどの脳科学についての本は、なぜその機能がその部位で担われるようになったかの説明を避けているが、この本は生物の生存という観点から数多な論文を根拠に徹底的に考察している。 今後、新しい論文によって別の仮説が正しいとされる可能性はもちろんあるが、現状手にはいるデータの中で、単細胞から人間に至るまでの知性の変化を一番納得感がある形でまとめた本だと思う。 あえて不足している部分をあげると、小脳に関する考察がほとんどないのは気になった。
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