グレート・ギャツビー

14件の記録
- 実業之日本社@Jippi_books2025年9月11日わたしの本棚出版社のつぶやきまだ経験値が足りず翻訳ものが苦手だった中学時代に、唯一愛好していた思い出の洋書。 傍観者型の主人公が自ら叫んだ、「あいつらはくだらんやつですよ」「あんたには、あいつらをみんないっしょにしただけの値打ちがある」の意味を思うと、タイトルの邦訳はやはり『華麗なる〜』が好きだな…と個人的には感じていました。 夜毎邸宅に集っていた沢山の「友人」の誰ひとりとして来てはくれなかった彼の葬儀まで見届けた語り手(と作り手)が、最も取るに足らず最も空虚な最大の嘘=ギャツビーの華麗さこそを「Great」と評してくれるなら、それ以上の事はないですから… 「『さよなら』ぼくは大きな声でそう言った『朝ご飯、美味しかったよ、ギャツビー君』」……( ; ; ) (勿論ギャツビーの居た時間が何も生まないものであればあるほど文学的には正しいとは思いますが、それはそれとしてジョーダン・ベイカーとニックの醸し出す空気感がとても好きでした……)
- RIYO BOOKS@riyo_books2021年4月11日読み終わったぼくは彼をゆるすことも、好きになることもできなかったが、彼としては自分のやったことをすこしもやましく思っていないこともわかった。何もかもが実に不注意で混乱している。彼らは不注意な人間なのだ──