

ぬ井(3匹のペンギン文庫)
@omomochiroom
たまに一箱古本市に出てます📚今後の出店予定→4/25不忍ブックストリート
- 2026年4月17日
遊覧旅行長野まゆみ読み終わった初期の長野作品を読むと、これこれ!この味〜!と嬉しくなってしまう。その嬉しさが存分に味わえる掌編集。謎めいた店、廃墟、路地、空中庭園。ノスタルジックな舞台で不思議なことが起きる、曹達味の爽やかな幻想譚。こんな旅してみたいよ〜。
- 2026年4月13日
奇妙な星のおかしな街で吉田篤弘読み終わった吉田さんの描く東京が好き。スーパーに行けばあらゆる国の天然水が売られている。水道水だって飲めるのに、このおかしな街(東京)にはフランスの水やドイツの水で体ができている人たちがいる。こういう見過ごしがちな不思議を掬い取ったエッセイ集。
- 2026年4月12日
領土諏訪哲史読み終わった初めて読んだけど、かなり好き! 四肢欠損の少女だけが乗れる花電車。児童たちが水の循環を繰り返す小学校。名門女学園が入る猥雑な雑居ビル。廃墟のはずなのに賑わう百貨店。めくるめくイメージが、小説の果てに挑むかのような文体で綴られる。
- 2026年4月9日
キャラメル工場から佐久間文子,佐多稲子読み終わった戦前、戦中、戦後。歴史に名の残らない市井の人々の暮らしや心情が、冴えた筆致でありありと浮かび上がる。 貧しくとも楽しいおでかけの道中で、パンスケに堕ちた同級生を見かけてしまう「薄曇りの秋の日」の、なんとも言えないやるせなさとか、どれもご都合主義の真逆で、悲しみや怒りを抱えて終わったり、ほんの少しの希望がにじんでいたり、ままならなさを描いている。容赦なく人生だ。
- 2026年3月31日
- 2026年3月27日
ゴッホの犬と耳とひまわり長野まゆみ読み終わったゴッホのものかもしれない古い家計簿。その謎をひもとく物語…でありながら、いわゆる美術ミステリではない。 あふれ出る蘊蓄、脱線する推理。 徐々に浮かび上がる複雑なファミリーヒストリー。 タイトルからは想像できない、この回り道が面白い。 "お城には、天井から地下まで吹きぬけになった螺旋状の廻廊がある。上階からのぞきこめばバロック式に少しゆがんだ楕円の渦巻きになっていた。その廻廊に、書物のつまった書棚がならんでいる。"
- 2026年3月23日
- 2026年3月19日
人質の朗読会小川洋子(小説家)読み終わっただれの人生にもある忘れられない記憶たち。 いろんな人から「死んだおばあさんに似ている」と言われきた女性の話が特に好き。アイデアとしてはホラーかコメディになりそうなのに、どこにも属さない手つきで物語を扱うのが小川洋子だけにできる離れ技という感じで。
- 2026年3月10日
矢川澄子ベスト・エッセイ 妹たちへ (ちくま文庫)早川茉莉,矢川澄子読み終わった少女の魂を持った稀有な人。このような先人が存在したという事実がとても嬉しい。森茉莉との想い出も強烈で面白い。実家から自由学園が見えただなんていいなぁ。
- 2026年3月10日
草の花福永武彦読み終わったあまりにも高潔な魂に圧倒され、読み終えても数日は引きずってしまう。すごくいい文学を読んだという実感。表紙のイラストがどういうシーンなのか理解してから改めて見ると、切なくてたまらなくなる。
- 2026年2月28日
- 2026年2月28日
自分ひとりの部屋 (平凡社ライブラリー831)ヴァージニア・ウルフ読み終わったマーカーをひきたくなる名言がいっぱい! 女学生たちへのアツいエールを、英国らしい皮肉を混ぜて語っているのがエレガントでかっこいいなー。 およそ100年前に書かれたものだけど今も似たような状況なので、人類にはまだまだこの本が必要だね。 - 2026年2月19日
マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門合同会社別視点読み終わった - 2026年2月17日
京都まちあるき練習帖浜田邦裕読み終わった京大で購入。"お化け"が出そうな場所を歩くと面白いものが見つかるというコンセプトで京都の歩き方をレクチャー。 街歩き以外にも、東京のご当地ソングは具体的な地名が頻出するが大阪の場合は大阪としか出てこない、という指摘も面白かった。
- 2026年2月17日
ノスタルギガンテス寮美千子読み終わった詩のような小説。メディアによって神に仕立て上げられていく少年と、一本の木の物語。 ひとりで博物館をさまよう描写や、木に漂流物が集まり廃墟のようになっていく様子が幻想的で私好み。
- 2026年2月12日
- 2026年2月8日
行ってみたいな、童話の国長野まゆみ読み終わったほとんどの長野作品は大なり小なり無慈悲な要素があるけど、それをフルスロットルにした嗜虐の原液のような童話集。ここまで過激な作品を児童書ふうのタイトルと装丁で出していたなんて90年代ってすごいな…
- 2026年2月6日
愛らしい未来高原英理読み終わった降りそそぐ花びらに視界をうめつくされるように、世界が書き換えられる心地の連作短編集。 愛らしさへの感性と日本語の響きにのみこまれ、夢中になって読み進めるうちに、タイトルの意味がわかってゾッとしました。
- 2026年2月1日
- 2026年1月24日
月のケーキジョーン・エイキン,三辺律子読み終わった月のケーキってどんなだろう。きっと素敵でおいしいんだろうな、と思って読み始めたら、とんでもなくおぞましい食べ物だった。どの物語もなつかしい児童文学の質感の中にゾッとする展開があってクセになる。
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