

森乃栗
@readskm
室内楽、文学、科学。美しいものすべて。無言フォロー失礼します。
- 2025年11月24日
介護者D河崎秋子読み終わった村井理子さんの紹介で知って。 コロナ禍の北海道で父親の介護をする三十代の主人公。感染が広がりつつあった頃の状況も思い出しながら読んだ。 終盤、若い女性アイドルの推しとのエピソードに救われた。介護を越えて見つけた自分の道を、主人公がしっかりと歩いていけますように。 - 2025年10月25日
超楽器高野裕子,鷲田清一気になる先日、内田光子さんのコンサートに出かけた折、広告をもらった。京都コンサートホール開館30周年の記念エッセイ集らしい。執筆陣が豪華で気になる。くるりの岸田繁さん、三宅香帆さんのお名前も。 - 2025年10月8日
風と共にゆとりぬ (文春文庫)朝井リョウ読み終わった朝井リョウさん初めて読んでみた。どんなこともものすごくメタに見ている人なんだなぁと読み進めつつ、オクラの置物で爆笑しました。 手土産にオクラって斬新。スーパーで見かけるたびに笑ってしまいそうで怖いです。 - 2025年8月28日
今日は昨日のつづき どこからか言葉が谷川俊太郎買った体は自然から生まれたけれど 心はいつどこから生まれたんだろう 書店でなにげなく開いたページに。 自然に戻られた谷川さんの言葉が、こうしていまも読む人の心に届く。 見えた 何が 永遠が - 2025年8月15日
新装版 ヤポネシアの海辺から島尾ミホ,石牟礼道子気になる小倉紀蔵先生の「日本群島文明史」の注釈に見つけて気になった。 ヤポネシアとは「日本(ヤポ)」と「島々(ネシア)」を組み合わせた島尾敏雄による造語らしい。 島尾ミホさんと石牟礼さんがどんな話をされたのか、読んでみたい。 - 2025年8月9日
隣の国の人々と出会う斎藤真理子読み終わったハングルの話し言葉(マル)、書き言葉(クル)、そして形になるまえの思いや声(ソリ)のこと。斎藤さんの文章は、翻訳、エッセイ、解説も寄稿も、とても明晰で温かい。 すでに読まれたほかの方々の感想も興味深く読んだ。 - 2025年8月4日
トラジェクトリーグレゴリー・ケズナジャット気になる - 2025年8月3日
唐物と日本のわび彭丹読み終わった青磁を見る機会が続けてあったので、図書館で借りて読んでみた。 著者は中国の方で、日本に留学した折に茶道を始められたらしい。茶会で見る道具が中国由来のものであることが多く、かつ本土ではいまはもうほとんど見られないものであることに驚かれ、日本の伝統文化のなかに故郷を思わずにはいられなかったと。 外から見て初めて見えること、多々あるなぁと思う。国を越えた交流が文化のなかに残されていることを尊く感じる。 - 2025年7月28日
宇治拾遺物語町田康読んでる山頭火の町田さんの文章が楽しくて読んでみることにした。こんな話だったの?!と驚きの連続。古典なのにまるでいまそこの話みたいで。作家ってすごいと思う。 800年も前の市井の人々の話がいまもまだ読めるって文学恐るべし。昔の編纂者、現代の編集者の方ありがとう。 - 2025年7月24日
ヘッセ詩集ヘッセ,片山敏彦,若松英輔気になる - 2025年7月16日
アンチ・アンチエイジングの思想上野千鶴子読み終わったボーヴォワールが1970年に出した「老い」をコロナ禍に読んだ上野さんによる論評。生きることと老いることについて、上野さんの考えがはっきりとわかる。 第14章から終章までが素晴らしかった。老いることをありのままに受け入れること、人間が依存し依存される形でしか生きられない存在であることが認められない社会、依存が許されない社会こそが悪だと書かれている。 自分のなかにある自立志向が、自立が難しくなってきた親をケアするときに心理的な抵抗の源になっていると常々感じてはいたけれど、それは自分の性向というよりも、時代や社会の要請を身体化した結果かもしれないとふと思った。 ひとの尊厳が守られる社会は自分の尊厳も守られる社会だと感じる。安心して老いたいと願わずにはいられない。 - 2025年6月22日
日本群島文明史小倉紀蔵気になる - 2025年5月29日
- 2025年5月26日
おこさま人生相談室小林エリカ気になる - 2025年5月26日
惑星語書店カン・バンファ,キム・チョヨプ気になる読みたい - 2025年5月22日
モーツァルトを聴く人: 谷川俊太郎詩集谷川俊太郎再読中先日ふとタイムラインで書影を見て。詩集が出たときに読んだきりで、読後感がまるで違うことに驚いている。谷川さんがこれらの詩を書かれた年齢に自分も近付いているからだろうか。 当時モーツァルトは全く聴けなかった。バッハばかり聴いていた。でもいまは、モーツァルトばかり聴いている。認知症の母を見ていて切ないときも、友人が友人ではなく世間になってしまったことに気づいて何も手につかなくなってしまったときも、詩にあるように、モーツァルトは束の間の許しをくれる。二十代ではわからなかった。 谷川さんも、多くの許しを必要とした時期にこの詩を編まれたのかもしれないなと思う。 - 2025年5月19日
- 2025年5月19日
石垣りんの手帳田中和雄,石垣りん,石垣英雄,谷川俊太郎,関容子,高橋順子気になる - 2025年5月18日
韓国、男子すんみ,チェ・テソプ,小山内園子,趙慶喜まだ読んでる内容が濃く、まだ5合目。 隣国版男はつらいよ、などと安易に言い表せない、問題の根本にある歴史的経緯が精緻に記述されている。学術書を読んでいるよう。 頑張ろう。 - 2025年5月16日
長くなった夜を、 (集英社文芸単行本)中西智佐乃気になる
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