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森乃栗
森乃栗
森乃栗
@readskm
室内楽、文学、科学。美しいものすべて。無言フォロー失礼します。
  • 2025年8月15日
    新装版 ヤポネシアの海辺から
    新装版 ヤポネシアの海辺から
    小倉紀蔵先生の「日本群島文明史」の注釈に見つけて気になった。 ヤポネシアとは「日本(ヤポ)」と「島々(ネシア)」を組み合わせた島尾敏雄による造語らしい。 島尾ミホさんと石牟礼さんがどんな話をされたのか、読んでみたい。
  • 2025年8月9日
    隣の国の人々と出会う
    ハングルの話し言葉(マル)、書き言葉(クル)、そして形になるまえの思いや声(ソリ)のこと。斎藤さんの文章は、翻訳、エッセイ、解説も寄稿も、とても明晰で温かい。 すでに読まれたほかの方々の感想も興味深く読んだ。
  • 2025年8月4日
    トラジェクトリー
    トラジェクトリー
  • 2025年8月3日
    唐物と日本のわび
    青磁を見る機会が続けてあったので、図書館で借りて読んでみた。 著者は中国の方で、日本に留学した折に茶道を始められたらしい。茶会で見る道具が中国由来のものであることが多く、かつ本土ではいまはもうほとんど見られないものであることに驚かれ、日本の伝統文化のなかに故郷を思わずにはいられなかったと。 外から見て初めて見えること、多々あるなぁと思う。国を越えた交流が文化のなかに残されていることを尊く感じる。
  • 2025年7月28日
    宇治拾遺物語
    山頭火の町田さんの文章が楽しくて読んでみることにした。こんな話だったの?!と驚きの連続。古典なのにまるでいまそこの話みたいで。作家ってすごいと思う。 800年も前の市井の人々の話がいまもまだ読めるって文学恐るべし。昔の編纂者、現代の編集者の方ありがとう。
  • 2025年7月24日
    ヘッセ詩集
    ヘッセ詩集
  • 2025年7月16日
    アンチ・アンチエイジングの思想
    ボーヴォワールが1970年に出した「老い」をコロナ禍に読んだ上野さんによる論評。生きることと老いることについて、上野さんの考えがはっきりとわかる。 第14章から終章までが素晴らしかった。老いることをありのままに受け入れること、人間が依存し依存される形でしか生きられない存在であることが認められない社会、依存が許されない社会こそが悪だと書かれている。 自分のなかにある自立志向が、自立が難しくなってきた親をケアするときに心理的な抵抗の源になっていると常々感じてはいたけれど、それは自分の性向というよりも、時代や社会の要請を身体化した結果かもしれないとふと思った。 ひとの尊厳が守られる社会は自分の尊厳も守られる社会だと感じる。安心して老いたいと願わずにはいられない。
  • 2025年6月22日
    日本群島文明史
  • 2025年5月29日
    入門山頭火
    山頭火も町田康も初めて。 作家による山頭火の読み下しのような。読んでいると、町田さんから直接話を聞いている感じがしてくる。 楽しい。
  • 2025年5月26日
    おこさま人生相談室
  • 2025年5月26日
    惑星語書店
    惑星語書店
  • 2025年5月22日
    モーツァルトを聴く人: 谷川俊太郎詩集
    先日ふとタイムラインで書影を見て。詩集が出たときに読んだきりで、読後感がまるで違うことに驚いている。谷川さんがこれらの詩を書かれた年齢に自分も近付いているからだろうか。 当時モーツァルトは全く聴けなかった。バッハばかり聴いていた。でもいまは、モーツァルトばかり聴いている。認知症の母を見ていて切ないときも、友人が友人ではなく世間になってしまったことに気づいて何も手につかなくなってしまったときも、詩にあるように、モーツァルトは束の間の許しをくれる。二十代ではわからなかった。 谷川さんも、多くの許しを必要とした時期にこの詩を編まれたのかもしれないなと思う。
  • 2025年5月19日
    静寂から音楽が生まれる
    静寂から音楽が生まれる
    昨年末演奏を聴いた。 ベートーヴェンのソナタ30番が素晴らしかった。 いつかじっくり読みたい。
  • 2025年5月19日
    石垣りんの手帳
    石垣りんの手帳
  • 2025年5月18日
    韓国、男子
    韓国、男子
    内容が濃く、まだ5合目。 隣国版男はつらいよ、などと安易に言い表せない、問題の根本にある歴史的経緯が精緻に記述されている。学術書を読んでいるよう。 頑張ろう。
  • 2025年5月16日
  • 2025年5月15日
  • 2025年5月12日
    石牟礼道子全句集 泣きなが原〈新装版〉
    図書館で見かけて借りた。 にんげんはもういやふくろうと居る 犬でも猫でもなく、ふくろう、というところが石牟礼さんらしいと感じる。「泣きなが原」は調べてみると大分の九重町にある草原の昔の呼び方らしい。出かけてみたい。
  • 2025年5月10日
    美しい共生鉱物の図鑑
    美しい共生鉱物の図鑑
    「共生鉱物」という耳慣れない言葉が気になり手に取った。鉱物は複数種が同時に生成されるのが常とのこと。同時に安定した形で生じるものを共生、別々の経緯で生じたものが集合したものを共存と呼ぶらしい。標本を眺めていると宇宙のことを思ってしまうのは何故だろう。
  • 2025年5月9日
    鶴見俊輔、詩を語る
    鶴見俊輔、詩を語る
    詩と哲学の違いについての会話が興味深かった。矛盾を内包する詩と、論理的な綻びがないことを目指す哲学と。谷川さんの引用に、シモーヌ・ヴェイユの「矛盾こそが現実であることの証しだ」という一節が。ほんとうにそのとおりだと思う。
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