

薄荷
@sheep74g
ミステリが大好き
読みたい気持ちはあります
- 2026年10月7日
木挽町のあだ討ち永井紗耶子Audibleで聴き終わったAudibleで聴きました。 「時代ミステリー」という触れ込みで聴き始めたので、物語の序盤、木挽町の仇討ちを目撃した人々の過去について延々と聞く展開には、正直「これは本当にミステリーなのか?」と疑ってしまった。しかし、仇討ちの目撃者たちの過去の話が、とても熱くて面白い。遊郭の女たちが乱暴に扱われることを許せなかった人、乞食が切り捨てられたことに怒る人、子どもを亡くした夫婦など、それぞれ異なる背景を持った人たちの物語は、ミステリーというよりもヒューマンドラマとして楽しむことができた。 「仇討ちそのものが芝居だった」という展開は、正直推測しやすかった。この作品はその先にある「なぜ芝居をする必要があったのか?」というホワイダニットを読み解いていく物語なのだと思った。 終盤には「これは仇討ちならぬ、“あだ”討ちであった」というような台詞がある。ナレーターも「“あだ”討ち」の部分を強調して読み上げているのだが、Audibleでは漢字を確認することができないため、この言葉に込められたニュアンスを感じ取れなかったことが、とても悔しかった。あとから調べたところ、「徒」という漢字が当てられていたらしい。「実を結ばない、実態がない」といった意味を持つ言葉で、「これは本物の仇討ちではない」という意味が込められているのかもしれない。タイトルが「仇討ち」ではなく「あだ討ち」と表記されているのも、ここにつながってくるのだろう。 6人のナレーターが感情たっぷりに読み上げてくれる作品だっただけに、この言葉遊びを文字で確認できなかったのは少し惜しかった。とはいえ、聴き終えてみれば、しっかりと「時代ミステリー」だった。面白かった。 - 2026年9月30日
君のクイズ小川哲Audibleで聴き終わったAudibleを初めて利用した。家事や通勤の時間を読書に充てられるのは大きなメリットで、これからも利用したいと思った。一方で、前の章を気軽に振り返れないことや、人名の漢字が分からないことには少し不便さも感じた。物語においては特に「名は体を表す」ものだと思っているので。 物語は、クイズ大会で「なぜ0文字で回答できたのか」という謎を追うミステリーでありながら、クイズを通して登場人物の過去や経験が浮かび上がる人間ドラマでもあった。「クイズとは人生である」という言葉の通り、知識だけでなく、これまでの経験や人との出会いが回答につながっていく展開が印象的だった。 クイズの問題の読み方や回答の技術も知ることができ、クイズ番組の見方が変わりそう。さらに、リーグ・オブ・レジェンド、刀剣乱舞、サイレントヒル、Undertaleなど、作中に色々なゲーム作品が登場したのも嬉しかった。謎解きと人間ドラマ、クイズの奥深さを同時に楽しめる、満足度の高い作品だった。 - 2026年9月20日
十角館の殺人 <新装改訂版>綾辻行人読み終わっためちゃくちゃ面白かった。かなりメタ推理になってしまったものの、犯人・動機・トリックをすべて当てることができて、とても気持ちよかった。特に感動したのが、主人公・江南(コナン)のあだ名が「ドイル」だと判明する場面。ここで勘のいい読者なら、「じゃあ守須はモーリス・ルブランかな?」と考えてしまう。ミステリ好きだからこそ引っかかってしまうような名前の付け方が、天才的な発想だと思った。 「守須が怪しい」とは薄々感じていたものの、あの一行を読んだ瞬間は、さすがに震えた。Huluでドラマ化されているらしいが、これをいったいどうやって映像で表現するのか、まったく見当がつかない。これから見るのが楽しみ。 - 2026年9月19日
変な地図雨穴読み終わった雨穴さんの『変な地図』を読んだ。とても面白くて、400ページを超える大作であるにも関わらず、最後までサクサクと読み進めることができた。前作の『変な家』『変な絵』は、読了後にどこか嫌な気持ちが残る作品だったけど、今作は読み終えた後に、これまでとは違う清々しさを感じた。それぞれのキャラクターの未来に、希望を感じられるからかもしれない。 また、今作を通して栗原氏の人間性について深く知ることができたのも良かった。意外にも、感情が豊かで、熱い男だった。事件を通して栗原少年の心が救われたことも、本当に良かった。しかしその一方で、両親が犯罪者となってしまったあかりさんには、これから先もどうか強く生きていってほしい。過酷な境遇に置かれながらも、その先に少しでも穏やかな未来が待っていてほしいと願わずにはいられない。 - 2026年8月30日
変な絵雨穴読み終わった友達との待ち合わせより2時間早く家を出て、喫茶店でコーヒーを飲みながら読了。最近、読書に集中できないことが悩みだったのだけど、集中できる環境をちゃんと整えることが大事だったのかもしれない。 前作の『変な家』も気味が悪くて面白かったが、今作の『変な絵』も、とてもイヤな気持ちになる作品で面白かった。機能不全家族の再生産と母親の愛について描かれた物語で、やはり子どもがつらい目に遭うので、読んでいて苦しくなる。さらに、前作よりも殺人の様子が詳細に描かれているので、想像力が豊かな人は注意が必要かも。淡々と謎を解き明かしていく栗原青年の明るさが救いだった。 - 2026年8月16日
- 2025年7月6日
- 2025年3月1日
- 1900年1月1日
変な家雨穴かつて読んだ雨穴さんの動画シリーズがとても好きなので拝読。字はでかいし文字も少ないのでサクッと読めるが、ストーリーはめちゃくちゃ面白い。よくこんな気味悪い因習を思いつくなといつも感心してしまう。映画は微妙と聞いているので視聴するか検討中。
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