生きづらさの民俗学

13件の記録
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年5月5日読み終わった朝読書フィールドワークにおける研究倫理や、文献資料といったもうひとうのフィールドとの向き合い方まで、第Ⅲ部第4〜6章はかなり実用的で良い内容だった。現代民俗学関連の本、もっと読みたいな。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年5月4日まだ読んでるお風呂読書今日も気圧がしんどいので早めに入浴... 第Ⅱ部(〜第9章)読み終わる。第8章の〈ケガレ概念は、わたしたちの生活の奥深さを知るうえで多くのものを提供するが、差別について論じる際には、このケガレという存在とは一定の距離を置くべきだろう〉(197頁)あたりの指摘は心に留めておきたい。 色んな「生きづらさ」が取り上げられて興味深かったけど、コラムが充実していてそこがよかった。コラム1(学歴と格差・地域差)、コラム3(都市の見えづらい分断)、コラム4(ラジオ番組に集う視覚障害者たち)。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年5月4日まだ読んでる就寝前読書第Ⅲ部第3章まで読む。「生きづらさにせまる」という部のタイトルにある通り、具体的な「体験記」が並ぶ。各人がなぜ、何に、悩まねばならなかったのか。フィールドでどんな失敗や悩みを経験したから。とても豊かでどの章も面白い。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年5月4日読み始めた自宅『差別の現代民俗学』より一般書的に書かれているので読みやすい(先に読めばよかった気もする)。とりあえず第Ⅰ部まで。 第2章(及川祥平)の学史の検討がわかりやすく整理されていてありがたい。第3章(辻本侑生)は民俗学を学ぶ者にも(当然ながら)インターセクショナリティの視点が欠かせないことを説いており、第Ⅱ部以降の具体的な諸事例を読み進める上で大事になってきそう。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年5月4日まだ読んでるカフェ読書第Ⅱ部の第6章まで読む。〈民俗学は、既存のジェンダー・セクシュアリティ規範がもたらす生きづらさに寄り添いつつも、その問題点を明らかにしつつ、違った生き方の可能性を提示していくことができるだろう〉(124-125頁)という展望と共に締めくくられる第3章がとりわけ前向きなものを感じさせられてよかった。神輿を担ぐこと、恋人と手をつないで歩くこと、といった一見「ありふれた日常」のシーンから掘り下げていくのもよかった。それは誰にとっての「当たり前」なのか。