

shoghts
@shoghts
- 2025年4月13日
- 2025年4月13日カフネ阿部暁子読み終わった本屋大賞おめでとうございます! 読んでる時に「これが本屋大賞を獲るんだろうな〜」なんて思いながら読んでた。 心暖まるんだけど、僕はもっとこうなにかしらガツン!と衝撃がこないと心に響かない天邪鬼な質なので、可もなく不可もなくといった感想しかでてこないのも事実。 だけれど、普段あんまり読書をしない人が読書するきっかけには、ピッタリだと思いまする。
- 2025年4月13日小説野崎まど読み終わったなぜ小説を読むのか?なぜ映画を観るのか? 物語が終わった直後の、あのほわ〜っとしたお風呂上がりのような、すぐにはうまく言葉にできないもどかしい感覚。SNSでシェアするときに、本当は言葉と一緒に感想を添えたほうがいいはずなんだけれども、結局写真だけあげてしまう、あの感覚。 あの心の正体が、この『小説』には優しく詰まってる。教えてくれる。そして尚、言えるのが "読むだけでいい"の、"観るだけでいい"の。その答えに辿り着くための道標が、この218ページに凝縮されている。 宇宙が生まれたのがたまたまなら、僕が生まれたのもたまたまで、宇宙からすれば、生まれてから死ぬまでの人生なんて映画のエンドロールのように短いものなのかも。だけれども、紡がれてきた人々のその短い余韻が、この答えと自分の心の距離を縮める旅となって、この先の見えない不安な暗闇の中で漠然と文字に追われながらも、人間は古来から嘘を愛して、嘘に生きていて、嘘に助けられてきた理由なのかな。 これを読めば、あなたは今以上に言葉を大切にするでしょう。心は言葉でできているから。
- 2025年4月13日潮音 第一巻宮本輝読んでる本屋で平積みされているところ、妙に装丁に惹かれずっとどこか心に引っかかってた。「読むものは他にもあるしな〜」と購入は至らず、買いたいリストには上位にいた。教皇選挙の帰り道に勢いで購入し、その帰り道で文學界4月号を読んでたら、著書宮本輝氏による「トークライブ採録」がふと目に留まる...。こんな偶然あるんだ...。 宮本輝 なぜ「富山の薬売り」を小説に書いたか 初の歴史大河小説『潮音』の着想、富山の風土から九州取材秘話までを語る 初めは編集部に頼まれ、嫌がらせも兼ねて小説を書く上で必要な情報リストを与え、嫌々で書きたくなかったが、完璧なリサーチが返ってきたり、著者が実際に現地に訪れたりと、進めるうちに書く気になったそう。 10年かけた歴史小説の経緯を知り、大切に読もうと心に決めた。大事にゆっくり読んでいこーっと。
- 2025年4月13日新潮 2025年 5月号新潮編集部先月から愛読している新潮...と思えば今月は村上春樹の新作が載ってるじゃんか! もちろん面白かったんだけど、なによりふと読んでみたヒコロヒーの随筆が、すさまじく良い。 普段なんとなく思ってたけど、言葉にしてなかった最近のSNSをユーモアたっぷりかつ、謎に無関係な人物への風評被害を織り交ぜながらウィットにこき下ろしてるんだけど、それでいて面白いから嫌じゃない。 そのままページを捲った「Readsの開発記」の話も興味深く、読書および読書管理のあり方を考えさせられて、再びここに舞い戻ってきた次第だー!
- 2025年3月7日世界99 上村田沙耶香読み終わった1984年、三体、なんでもいいんだけど、SFやディストピア作品って自分の日々の生活からあまりにもかけ離れているから、その物語上での当事者感という意識が持てない。 けれどこの作品に関しては、その世界が肌からあまりにも近すぎて、まるで自分が住んでる/住んでた世界そのものだと思わせる力が強すぎる。だからこそ、くらっちゃう。 脳みそハンマーで殴れられるような、心臓がプレスで挟まれるような、心を執拗に苦しめて幽閉されてしまうような、気分はとても暗くて心は重くて、だからこそどこかに光や希望を見出さそうとする、それがこのページを捲る力になってた。 僕は僕なりに下巻にユートピアを見出したい。 その説得材料や世界観の形成にもなっている、性的暴力/差別/暴力・暴言/動物の死/自殺・他殺の描写はあまりにも生々しすぎて、具合が悪くなるから苦手な人は注意です。 さあ、下巻読むぞー。 ↓本文中で好きな箇所 夜の雨は、街灯が反射して微かに光って見える。真っ黒な世界に、細かい傷が沢山ついているように見えた。
- 2025年3月6日世界99 下村田沙耶香読み終わったむちゃくちゃおもろかった上巻に比べて、やや尻すぼみというか、たるんでる感があった気がするけど、上下巻通して、圧倒的な読了感でした。こんな本が世の中にいっぱい溢れて欲しい。
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