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@si
1冊読むごとに1枚脱皮します
  • 2026年5月23日
    短歌って何?と訊いてみた
    短歌を専門とする「歌人」の著者が、あえて短歌以外の専門を持つ15人と行った対話の記録 自分なりに短歌という詩型と格闘していた頃に知りたいと思っていたことが、きちんと言語化されて提示されていてとても胸熱 散文との違い、五七五七七という「型」がもたらす効果、短歌批評のあり方など… 特に、題材を「自分にとっての切実な課題」として捉え得ているのか、単に「素材」として扱うだけで終わってしまっているのか、そこが問われる、という話(p.345など)、 当時、仲間内の議論の中で、それが言いたくて、でも言語化できず言えなくて、帰り道で泣くほど悔しかったことだったので、今になってでも読めてよかった あの頃の自分がよろこんでいる あと、もしかしたら自分にもまだ詠める歌があるのかもしれない、とちょっと思えた 短歌は自分の手元に置いておくだけでも支えになってくれる詩型だから、下手でもいいからまたやってみればいいじゃん、と もちろんリハビリと更なる勉強は必要になりますが…(そしてそれが大変なわけですが…)
  • 2026年5月16日
    「ファット」の民族誌
    「ファット・アクセプタンス運動」ってご存知ですか 私は知らなかった 現代アメリカにおける、「肥満」と呼ばれてしまうような人たちに向けられる偏見や差別の解消(制度的にも個別の生においても)を求める運動、 ということかなと一旦理解しています とにかく痩せているのがいい!という価値観は、最近の日本では少しずつ緩和されているのかな?と感じますが 「肥満=不健康、痩せて健康になるのが義務」みたいな社会の風潮は今の日本にも強くありますよね 私も、もはや意識にも上らないくらいに、それが「普通の考え」だと信じ込んでいたので 読み始めて5ページで「ファット・アクセプタンス運動」の存在を知って、そもそもそういう問題提起が可能なのか、と衝撃を受けました いろいろの問題が絡み合っていて、研究する中での著者の悩みなども書かれていて ひとつひとつしっかり拾っていく著者の誠実さを感じるとともに、一度読むだけで全てを理解するのは難しいなあとも感じるんですが こういう視点、こういう運動があることだけでも、日本でももっと知られたらいいんじゃないかなあと、そしたらもっとみんな楽になるんじゃないかと思います
  • 2026年4月30日
    〈一人前〉と戦後社会
    〈一人前〉と戦後社会
    〈一人前〉ということばを「ある場において、話し合いにより、自分の価値を人並みとして認めてもらい、成員としてふるまうこと」(p.13)と定義し / アクセル・ホネットの「承認」についての議論を援用しつつ / 労働組合や市民運動、NPO、「居場所」などを事例として挙げながら / (前史としての大正期から)戦後、現代まで、「戦後を生きた人びとによる『承認をめぐる闘争』を歴史的に追う」(p.260)試み …とまとめてみたものの、難しかった…! 視点がとてもユニーク そのために有意義であり、少々とっつきづらくもあり、というところなのかな 文章という名の硬いお煎餅をばりばり咀嚼して、思考の顎が鍛えられた感覚 まだ消化・言語化しきれていない部分も多いけど、新しい視点を得ることができたのは間違いないと思う
  • 2026年4月12日
    アイドルについて葛藤しながら考えてみた
    アイドルについて葛藤しながら考えてみた
    推し活、楽しいけど疲れますよね、なんだかわからないけどモヤモヤしたりもしますよね そのモヤモヤ、こう見たらいいんじゃない? と、ヒントをくれる本 各章でさまざまな視点を与えられて考えるうち、持ち上げたりひっくり返したりしてよくよく調べるうち、モヤモヤがなんとなく形をとってくる (そこから先、深掘りするのは読者の仕事になるのだけれど) 私としてはこのタイトルを見ただけで既に、ああ葛藤してていいんだ、と、救われた気持ちになりました…
  • 2026年4月4日
    誰も正常ではない
    誰も正常ではない
    この本で論じられているようなスティグマ、自分はめちゃめちゃ内面化してしまっているし、すぐには逃れられそうにはない でも、確かに突然視界がひらけた 全然、行き止まりではなかった 壁に囲まれた突き当たりにいると思っていたのに、気づいたら高い崖の先っちょに立って四方を見渡しているような (ただし、前に進むには崖から飛び降りなければいけない!壁を崩すことと前に進むことはまた別の話なのであった… ひとつひとつやっていくしかないのである)
  • 2026年3月24日
    いまを生きるカント倫理学
    挙げられている例とか主張されていることには、結構「そうだよな〜」と思ったのだけれど、それがどのようにカント倫理学に基づいているのか、あるいは関わっているのか、論理の部分がちょっと読み取りきれない部分が多かった ただその論理の部分を徹底しようとすると、前提として説明が必要になることが多すぎて、新書の分量には収まらないのかな…とも考えた 「自らが研究している理論を、どのように自身の生き方に反映させているのか」(p.222)を伝えようとする試みは、確かに必要なことだと思うし、私はそれを読みたいとも思う どうしたらその試みがうまくいくのか… 学業を離れてからしばらく放棄してしまっていたことだけど、改めて考えられるかな、考えたいな、と思うきっかけになった
  • 2026年3月8日
    ほどなく、お別れです
    映画が盛り上がっているようなので
  • 2026年3月3日
    ベネズエラー溶解する民主主義、破綻する経済
    だいたい1990年代から2020年頃までのベネズエラについて、「この時期に何が起こったか」「大統領の人物像」「民主主義」「経済」「外交関係」など、一冊で多角的に読むことができる本 ベネズエラについての予備知識全くなしに読み始めたけれど、かなり理解が深まったと思う もちろん難しく感じる部分はあるけれど(私にとっては特に経済や石油関連のところ)、著者が前提から説明してくれるのでとっつきやすく、読み通すことができた 国際ニュースなどで、何の知識もなしにベネズエラ情勢を見ていて、「なんでそうなるの???」と思うばかりだったけれど、「そういうことだったのか」「そういう経緯があるのか」と思うようになった もちろん、私がそう思うようになったからといって、苦境のベネズエラに何ができるわけでもないのだけれども… この本を推していくくらいしか…
  • 2026年2月28日
    サキの忘れ物
    サキの忘れ物
    勧められて「隣のビル」を読んだ 以前の職場の窓からの景色をけっこうリアルに思い出してしまった もう忘れたと思ったけれど覚えているものなんだな…
  • 2026年2月20日
    JR上野駅公園口
    時間軸も、語り手がいる場所も、定かではない。おぼろげな像を描く端から、どんどん移り変わっていく。 でも、人の意識の流れは、本当はこういうものなのかもしれない。何かを考えていたと思ったら、次の瞬間には別のことを思い出しているような。目の前のものを見ているはずなのに、遠い昔の記憶がなだれこんでくるような。
  • 2026年2月14日
    ロリータ・ファッション
    10代の頃、手の届かない憧れであった、ファッション、そしてそれを着ている人たち… あの頃のときめきは何だったのか、いまなら少し俯瞰で見られるはず、検証したい、という気持ちで読み進んだ が、当時に戻ってしっかりときめいてしまい 結局なんの検証にもならなかったのであった (めでたし、めでたし)
  • 2026年2月10日
    女教師たちの世界一周
    19世紀以降の「大英帝国(植民地等支配地域を含む)」における、女子教育の発展や地域的な広がりの歴史 全然知らなかった歴史であった… 「女教師たち」がつくった学校で一時期を過ごした者として、世界史の中に自分を位置付けられるかな、と思ってこの本を手に取った 本文は日本には直接は接続しなかったので、はっきり「位置付けられた!」と言えるわけではないけれど、類推ができるくらいには知ることができたと思う また「日本で教育を受けた」側の自分のこれまでの視点に加えて、「日本にやってきて現地の子どもたちの教育に携わった女教師たち」側の視点についても初めて思いが至った 少なくとも想像はできるようになった
  • 2026年2月3日
    貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
    2014年の本だからもう8年前の本だけど、ものすごく的確に効く足ツボを押されているようであった 著者が「加齢」によって少しずつ解放されていく様が希望だと思った
  • 2026年1月27日
    うみべのストーブ 大白小蟹短編集
    『多様で複雑な世界を、いまどう描くか』で紹介されていた作品の中のひとつ いろいろな登場人物がいろいろなことを「思い出す」シーンが多く、印象に残った 自分を振り返って、日々悪いことばかり思い出す感じがしているけど、きっとその合間にはいいことも思い出しているはずで、 その瞬間のことをもっと気づいて、大事にできるようになりたいと思わされた
  • 2026年1月22日
    多様で複雑な世界を、いまどう描くか
    多様で複雑な世界を、いまどう描くか
    ①どうしたらいいかわからなくて迷っているのは私だけじゃない、という安堵感 ②それでも自分の着地点を(とりあえずでも)見つけて前に進もうとするクリエイターの方々へのリスペクト ③読みたくなった作品がいっぱい
  • 2026年1月15日
    証し 日本のキリスト者
  • 2026年1月12日
    証し 日本のキリスト者
    今まで自分が読んだ本の中でも最上級に分厚い 語り手の背景がものすごく様々なので、主題であるキリスト教に関してだけでなく、いろいろ勉強になる もう少しで読み終わるので頑張りたい
  • 2026年1月11日
    朝鮮大学校物語
    朝鮮大学校物語
    単行本で読んだので、文庫版とは表紙が違うけど
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