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@si
1冊読むごとに1枚脱皮してる
  • 2026年8月25日
    障害者支援員もやもや日記
    「福祉の中での支援者と利用者の関係」について考えていて、参考になればと思って手に取った でも読んでみていちばん大きな感想はそういうことじゃなく、「著者いい人だなあ」 著者が以前ライターをされていたということもあってか文章がとても読みやすく、大変な場面を切り抜けるところや苦労が多いところもユーモアに包んで楽しく読ませてしまえる、ということもあると思う ただ、特に、暮らす場(憩う場)としてのグループホームでは、支援者利用者問わずひとりひとりが充実して過ごせていれば、 別に論理的な言葉をこねくり回して関係だなんだと考える必要もないんだろうな…と思ってしまった (もちろん、その境地に到ることが永遠の課題、なのかもしれないけど)
  • 2026年8月22日
    五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後
    「日中戦争当時、日本が満州国に設立した最高学府「建国大学」の卒業生たち」、 「中国東北部がまだ満州国という名前で呼ばれていた時代、日本政府がその傀儡国家における将来の国家運営を担わせようと、日本全土や満州全域から選抜した、いわば戦前戦中の「スーパーエリート」たち」(p.21) が、どんな「その後」を生きてきたか…の記録 と、書くと堅そうだけど、新聞記者である著者が建国大学卒業生たちを訪ね歩く取材旅行記をベースとしているし、説明も必要に応じて文中に挟まれるので、前知識なしでも読める(と思う) 日本、中国、韓国、台湾、モンゴル、カザフスタンへと旅は広がる 読んでいてしんどくなる箇所もある けれど、「ある建国大学出身者」の言葉としてあとがきに引用される 「知ることは傷つくことだ。傷つくことは知ることだ」(p.326) に励まされる
  • 2026年8月16日
    本を作るのも楽しいですが、売るのはもっと楽しいです。
    好きな書店(東京神保町「チェッコリ」)の社長さんが書かれたエッセイ 日韓の本や文学をつなぐ、ということがメインテーマではあるんだろうけれど、それに伴う日韓の人のつながりに、数にしても、深さにしても圧倒されている 人のつながりがあって本や文学が生まれ、本や文学が人をつなげる、その連鎖は分けがたく、ひとつのものなのだと思わされる
  • 2026年8月13日
    世界の英語
    日々英語勉強してるけど、自分の勉強方法は、ただ通常手に入る教材をなんとなくこなしているだけ、とも言える(言いたくはないけど) そう言えてしまう原因のひとつは、英語についての解像度の低さ 教材に「これが英語です」とばかりに与えられるものを、ははぁ〜、とありがたくいただいて飲み込むばかりで、それがどこから来たのか、どんな様子なのか、ちゃんと目をひらいて見たことすら無かった 英語がたどってきた歴史(時間軸に沿って)や、現在地球上にある数々の英語たちの違い(綴り、発音、語彙、文法…)など、この本がやさしく教えてくれる いつもの教材の英語を「おまえ、こんな顔してたのか…」とまじまじ見ちゃうような気持ち
  • 2026年8月3日
    すごい傾聴
  • 2026年8月1日
    かっこいいピンクをさがしに
    表紙からしていい 飾っておきたくなる 全ページきれいなのでめくるたびに気分が上がった いろいろな分野への取材を重ねてだんだん見えてくる、著者にとっての「かっこいいピンク」……そしてその枠をもゆうゆうと踏み越えていく「ピンク」たち 無理に結論をつくって終わるのではなく、ふわっと開かれた感じで終わっていることで、 ピンクをさがす旅にはまだまだ先があることを感じたし、読む人自身が旅を続けていけるよう、著者がピンクをそっと委ねてくれたような気持ちになった
  • 2026年7月29日
    なぜ、人が神となるのか
    「はじめに」にある「日本人の『死後』に対する観念の変遷をあぶり出してみようというのが、本書のねらいである。」(p.7)というところ、 これについてはちょっと私は本文からうまく読み取れなかった 読もうと思うきっかけになった部分だったので、正直少し不完全燃焼、、 でも神社についての知識がほぼなかったので、神社ってこうやって分類できるのか、とか、こうやって創建されたり滅びたり(?)したのか、など、新しく知ったこと、面白く読めたところもあちこちありました
  • 2026年7月27日
    タタール人の砂漠
    タタール人の砂漠
    予想していたよりも引き込まれ、ぐいぐい読んでしまった 翻訳の力もあるのだろう… しかし読み進めても何が起こるわけでもないのである ほぼほぼ「何も起こらない」… むしろ、「時が過ぎていく」「人生が過ぎていく」ということ“だけ”を高い純度で抽出して、これでもかと読者の眼前につきつけ続ける、恐ろしい本
  • 2026年7月8日
    倫理的野心を持て あなたの才能を浪費せず、変化を起こすための10章
    「考えさせられた」などのありがちな(というか私自身が書きがちな)感想を書くことが絶対許されなさそうな本ですが、、! 正直、途方に暮れています 私に何ができる? でも今までの人生で頑張ってきたことたち(受験とか就職とか)も、やっぱりある程度の枠の中におさまるものではあったのだなあと思いました もっと広い世界で自分で道を切り拓いて生きていくことも(可能性としては)できるのである、、 最後の方に「とはいえ倫理的野心に人生を支配されてはいけない」「野心を持とう。だが完璧を目指してはいけない」(pp.256-260あたり)と譲歩?されているところもあって、むずかしー、その辺りの調節がうまくできないから迷走してるんであって、、など、余計混乱したりもしましたが、、 考えて(そして結果を出して!)いきたいです、いきたいのですが、、ううむ、、
  • 2026年6月29日
    校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる
    紙媒体にとどまらず、中身のジャンルにかかわらず、「言葉のあるところには校正がある」(p.2)。 見える世界が広がって、めちゃめちゃわくわくしました。校正のお仕事、携わってみたいなあ。
  • 2026年6月25日
    急に具合が悪くなる
    急に具合が悪くなる
    すごいものを読みました
  • 2026年6月25日
    東京モダン建築さんぽ 増補改訂版
    ここで働いたら ここに住んだら 朝、遅刻寸前でこの階段を駆け下りるんだったら 昼、仕事の合間に見上げる天井がこんなだったら 夜、へとへとで帰ってきたときこんな部屋が迎えてくれたら …わくわくが止まらないですね
  • 2026年6月20日
    生きるための図書館
    あああ学生時代に知っていればなあ!レファレンスのこととか、、学校図書館や大学図書館でいつでも気軽に使えますよ、っていうアナウンスはよく聞いていた。いたけど、こっちとしては全然気軽じゃなかった。だいぶハードル高かった。何故だったのか???その理由はわからない。だけど、図書館運営サイドから見たら、こちらの心のハードルはたぶんほんとに要らんもんで、、私がすべきだったことは、ほんとにただ司書さんに話しかけるだけのことだったのかもしれない。あーあ。あー。でも、今からでも遅くないか。
  • 2026年6月14日
    82年生まれ、キム・ジヨン
    82年生まれ、キム・ジヨン
    読んでいてしんどい そのしんどさが、まるきり創作されたものではなく、私たちがいま居るこの現実を写しとったがゆえのものであることが、なおしんどい
  • 2026年6月9日
    富士山
    富士山
    「あり得たかもしれない幾つもの人生の中で、何故、今のこの人生なのか?」(カバー袖の紹介文より) この問いは本当にそう思う、よくもわるくも 5つ短編が入って184ページ、分量としてはコンパクトなほうだと思うけれど、ものすごく濃密で、重かった 誰も彼もに薦められる本かどうかはちょっと考えないといけない気がするけど、私は読んでよかった 間違いなく 日々、些細な言葉を悔やんだり、細かな出来事を奇跡的だと噛みしめたりしながら過ごしているけれど、小説を通して俯瞰してみると、これって本当に細い細い糸を手繰り寄せているような営み、、こんな膨大な数の人生を抱え込んで、よく成り立っているな、世界!
  • 2026年6月6日
    Occupied Japan
  • 2026年5月30日
    私と街たち(ほぼ自伝)
    小学生のときに、夕方の気持ちのいい風を感じながらばななさんの本を読んでいたな…と思いつつ、夕方の気持ちのいい風を感じながら、ばななさんのこの本を読んでいた エッセイだけど、小説みたいでもある 「つまりこれは自伝っぽいある種のフィクションだと思ってくださるとありがたい」(p.9)と著者も書いている でも、なんかもうそういう分け方を超越している本で、 時間空間を超えていろいろな場面に立ち会い、起こっている出来事たちや流れ込んでくるイメージの強烈さに翻弄され、わけがわからなくなっているあいだに、人生ですごく大事なことがささやかれて、小さな子どものように素直に諭されている ようなかんじ ばななさんには一生諭されっぱなし これからも
  • 2026年5月26日
    「働けない」をとことん考えてみた。
    モヤモヤしていたことを言語化してくれた 目を背けていたことへの向き合い方を言葉にしてくれた 向き合おうと試みて具合が悪くなるほどに…(笑) 表紙にある「働かない、働けない、働きたくない…」という言葉については、19ページあたりを読むと著者の意図がわかります
  • 2026年5月23日
    短歌って何?と訊いてみた
    短歌を専門とする「歌人」の著者が、あえて短歌以外の専門を持つ15人と行った対話の記録 自分なりに短歌という詩型と格闘していた頃に知りたいと思っていたことが、きちんと言語化されて提示されていてとても胸熱 散文との違い、五七五七七という「型」がもたらす効果、短歌批評のあり方など… 特に、題材を「自分にとっての切実な課題」として捉え得ているのか、単に「素材」として扱うだけで終わってしまっているのか、そこが問われる、という話(p.345など)、 当時、仲間内の議論の中で、それが言いたくて、でも言語化できず言えなくて、帰り道で泣くほど悔しかったことだったので、今になってでも読めてよかった あの頃の自分がよろこんでいる あと、もしかしたら自分にもまだ詠める歌があるのかもしれない、とちょっと思えた 短歌は自分の手元に置いておくだけでも支えになってくれる詩型だから、下手でもいいからまたやってみればいいじゃん、と もちろんリハビリと更なる勉強は必要になりますが…(そしてそれが大変なわけですが…)
  • 2026年5月16日
    「ファット」の民族誌
    「ファット・アクセプタンス運動」ってご存知ですか 私は知らなかった 現代アメリカにおける、「肥満」と呼ばれてしまうような人たちに向けられる偏見や差別の解消(制度的にも個別の生においても)を求める運動、 ということかなと一旦理解しています とにかく痩せているのがいい!という価値観は、最近の日本では少しずつ緩和されているのかな?と感じますが 「肥満=不健康、痩せて健康になるのが義務」みたいな社会の風潮は今の日本にも強くありますよね 私も、もはや意識にも上らないくらいに、それが「普通の考え」だと信じ込んでいたので 読み始めて5ページで「ファット・アクセプタンス運動」の存在を知って、そもそもそういう問題提起が可能なのか、と衝撃を受けました いろいろの問題が絡み合っていて、研究する中での著者の悩みなども書かれていて ひとつひとつしっかり拾っていく著者の誠実さを感じるとともに、一度読むだけで全てを理解するのは難しいなあとも感じるんですが こういう視点、こういう運動があることだけでも、日本でももっと知られたらいいんじゃないかなあと、そしたらもっとみんな楽になるんじゃないかと思います
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