
キマグレ ニカエル
@sjtky0194
- 2026年6月13日
私たちはたしかに光ってたんだ金子玲介読み終わった主人公と同世代の人もそれよりも上の世代の人も、とても心に刺さる話なのではと思う。 主人公の先輩の、 「たとえば甲子園で優勝したけどプロでダメだった子とかを、昔はあんなにすごかったのに今は落ちぶれて、みたいに言ってバカにするやつらがたまにいるけど、その子があの夏輝いてたのは事実」 「人生はずっと光ってる人もいればどこかで一瞬だけ光る人もいて、みんななるべく多く光りたいはずだけど、最初の方に光ってあとはあまり光らなかった人と最初のほうは光らなくてあとのほうで光った人だとあとのほうに光った人が良い人生みたいな印象になるのは、印象だけの話であって本質は変わらない」 「別にいつ光ったっていいし、なんなら光らなくてもよくて、でも人生で一度でも光ったならそれはもうそれだけで良い人生だと思う」 これが全てだと思う。 それでも最初のほうに光ってあとはあまり光らなかった人は、なかなかそんなふうに割り切れないだろうし、たらればで色々考えてしまうことが多々あるのも容易に想像がつき過ぎて本当に胸が痛い。 知ってるアーティスト名や曲名やフェス名が出てくる度にちょっとテンションが上がりました(笑) - 2026年6月12日
青天若林正恭読み終わったこの作品を読んだ多くの人が、アメフトのルールを全く知らなくても試合の展開に入り込めて夢中になれたと述べているけど、私ももれなくそのうちの1人。 前半の主人公の鬱屈とした生活の描写はとてもモヤモヤしながら読んでいたけど、後半になるにつれてグイグイ惹き込まれ、時にはウルッとする場面もあった。 読後感がとても良かった。 ルールがわからないのにこれだけ夢中になれたのなら、ルールをわかっている人の没入感はいかほどのものなのかが気になるところ。 - 2026年6月7日
ぬすびと寺地はるな読み終わった静かな感動に包まれて読了。 久々に一気読みした。 幸せとは何だろう…と考えさせられる。 お金はないよりはあった方がいいし、お金があれば叶うことも多い。 ない側からしたらある側の悩みに共感することは難しいけど、あれば幸せというわけでは決してなくて。 幸不幸は比べることはできないのに、人はどうしても比べてしまう…。 登場人物みんなが重苦しいものを抱えていてしんどそうだった(暖だけが唯一、俗世からちょっと離れたところにいてしんどそうじゃなかった笑)けど、最後の最後にそれぞれが重苦しさから少し解放されたようでホッとできた。 それにしても、どうしてこういうプロットを思いつけるのか…作家さんってほんとに凄いなぁ…。 - 2026年6月5日
古本食堂原田ひ香読み終わった古本屋が舞台の話だけに古書、特に古典の情報が盛り沢山で、私は古典は全くわからないけれどとても面白く読めた。 終盤の、後藤田先生と美希喜ちゃんの会話は心に沁みた。 鷹島古書店の行く末が気になると思いながら読み終え、検索してみたら続編があるようなので読むのが楽しみ。 - 2026年6月5日
時をかけるゆとり朝井リョウ読み終わったやっと読めた、朝井リョウさんのエッセイ三部作の第1弾。 朝井さんの学生時代や小説家デビューしてまもない頃の色々なエピソードが書かれているんだけど、よくもまあこんなに面白いエピソードばかりあるものだなぁと驚嘆。 朝井さんのポッドキャストも聞いていて思うのは、作家さんだから当然なのかもしれないけど話の進め方とワードチョイスが秀逸過ぎる。 エッセイもポッドキャストも大笑いしつつもその巧みさに恐れ入りながら読み聞きしている。 第2弾の『風と共にゆとりぬ』も早く読みたい。 - 2026年5月27日
サチコ群ようこ読み終わったうーん…終始サチコに対するモヤモヤが拭えなかった。 でもこのモヤモヤはどこか同族嫌悪から来るものかもしれないと感じつつ。 サチコの、スズコさんに対する感情も、間違ってはいないんだけど…いわゆる「正論が正解とは限らない」話のように思う。 サチコ姉の「親切にしたければすればいいし、したくなければしなくていい。でもよかれと思って花にどんどん水をやると根が腐る」という言葉がとても的確でスカッとした。 食堂キングの行く末は気になるので続編が出る事があれば読みたい。 - 2026年5月16日
本を守ろうとする猫の話夏川草介読み終わった主人公の言う事に大いに共感しながらも、全ての迷宮の主の意見も決して間違っているわけではないだけに、複雑な気持ちで読了。 でも読了のタイミングで「あの本、読みました?」の本屋大賞特集を見て「発掘部門」という部門の紹介をしていて、「本には賞味期限はない、いい本は時代を超えて世代を超えて愛されるものであって、それに光を当てるのが発掘部門」という説明を聞いて、現実に本を大切に思っている人達が大勢いる事を証明してくれていて心に沁みた。 …と、番組の感想になってしまった(笑) - 2025年10月28日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わった初・朝井リョウ作品。 情報量が多過ぎて疲れた(苦笑) 推し活の世界に少しだけ踏み入れた事があるのでその描写の見事さに驚いた。 最も印象に残ったのは「今後還ってくるのは、これまでやってきたことよりも、これまでやってこなかったことのほうなのかもしれない」という一文。 パンチ力が凄過ぎる。 自分にはこの先何がどういう形で還ってくるのか…と思うと一抹の不安を覚える(苦笑) - 2025年8月30日
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