私たちはたしかに光ってたんだ
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てるふぉん@ANKAKEYAKISOBA2026年8月14日読み終わった感想私は「バンド演奏は生物」だとつい刺身の表現をしたくなるのは、演奏しているその瞬間がいちばん輝いていて、その瞬間が目を離してはいけない。その瞬間が演者のいちばんのパフォーマンスだから。その瞬間が演者の魂が出ているからだと、自分が演奏中も思うし、観ているときも思っている。 バンド・音楽が売れるだなんてほんとにひと握りで、その中で売れ続けることはほんとうに難しい。 一過性の話題になって萎んでいくバンドも多い。 瑞葉は朝顔の音楽を途絶えさせないために、生かし続けるための酷な選択をしたけれど、バンド生命としては新たに息を吹き返して成果と成功、実績も出ている。 だけど、バンドメンバーたちの中では、瑞葉も含めた無我夢中で目標に向かって練習していた頃が楽しかった___だなんて、嬉しいに決まっているだろー! バンドメンバーからの視点がないけれど、 確かにバンドメンバー3人はきっと瑞葉に助けられていたんだ。 瑞葉が心臓としてきちんと動いていたんだな、って思った。 そうだよベースって面白いんだよ!変な人も多いんだよ!足りない部分を補いながらバンドって組み合わされているからさ! ひとりでも欠けたら演奏できなくなるから、楽しく演奏できるバンドはほんとうに奇跡に近いんだよ。 読んでいて、そうだよね、初めて合わせたときのワクワクと高揚感すごいよね、何でも弾けるんじゃない!?ってなるよね、わかるよ、って初めて合わせたねごとの「カロン」を聴いて思い出したよ。 演奏シーンはすべて印象的だったな。 演奏中の瑞葉気持ちと描写ってこう現すんだ____!!てギュッと直感的に読めてしまった。






イツキ@maruitsuki2026年8月10日読み終わったこんなに本気で何かを好きになって、人生ごと捧げられる青春が眩しかった。 瑞葉がさなぎいぬに注ぐ熱量にはずっと惹かれた。その熱が仲間を傷つけてしまう場面はつらかったし、努力して努力して、その努力によって自分の才能の限界まで理解してしまう過程も苦しかった。 そして、朝顔を好きだからこそ、自分からバンドを離れる瑞葉の選択が何より切なかった。 大人になった瑞葉の姿を最初に読んだとき、瑞葉にとって過去は「思い返すほど苦しくなるもの」なのだと思っていた。 でも、最後まで読むと違った。 つらいことは確かにあった。 後悔も、挫折も、傷もある。 それでも、あの頃は確かに幸せだった。 朝顔と、葵と、緋由と、本気で夢を追って音を鳴らしていた瑞葉は、間違いなく光っていた。 その光は、過ぎ去ったから消えるのではない。 今を生きる瑞葉の中に残り、これからの瑞葉まで照らしていく。 過去の光に今の自分が勝つ必要なんてない。 あのとき確かに光っていたという事実を抱えて、今を生きていけばいい。 読み終えたあと、『私たちはたしかに光ってたんだ』というタイトルが、青春への懐かしさではなく、人生そのものを肯定する言葉に感じられた。 終わってしまってもいい。 続かなかったとしてもいい。 選んだ道を後悔する日があってもいい。 光っていた事実は、消えない。 心から好きだと思える作品だった。





- ブクロ-本読み@bukuro-book2026年7月15日良かった。面白かった。青春してた。こんな感想しか出てこないけど、本当に素晴らしい作品だと感じた。捻くれてる人はそうは思わないかもしれないけど、多くの人は楽しめる作品。

ぽかり@popopocari2026年7月3日読み終わった自分の限界を決め、愛しているバンドをやめるまでとやめた後の話 この話を読んでいて、1人のアニメキャラクターが浮かびました。 もしかしたら、そのキャラクターがなり得たかもしれないと思うと、どこか切ない胸の痛みを感じずにはいられなかったです。 大好きだから、愛してしまったからこそ、「自分がいらない」とそう1人で決めてバンドを去る やめるまでのストーリーからは、瑞葉のバンドに対する熱い思いを感じる。純粋に楽しく音楽がやっていたはずが、どんどん周りからの注目を浴びてしまう。そして、自分のセンスの無さを感じるようになっていく感情に苦しくなる バンドメンバーや身近な友達、家族に優しく見守られていたけど、心を吐露できる存在は少なかったのかな。徳田さんだっけ?あの人本当に余計なこと言った!!ってずっと思ってる。 その一言で人は踏み切れるんだよ。 なんだか、改めて環境の大切さをしった。関わる指導者や大人の大切さを知った。





キマグレ ニカエル@sjtky01942026年6月13日読み終わった主人公と同世代の人もそれよりも上の世代の人も、とても心に刺さる話なのではと思う。 主人公の先輩の、 「たとえば甲子園で優勝したけどプロでダメだった子とかを、昔はあんなにすごかったのに今は落ちぶれて、みたいに言ってバカにするやつらがたまにいるけど、その子があの夏輝いてたのは事実」 「人生はずっと光ってる人もいればどこかで一瞬だけ光る人もいて、みんななるべく多く光りたいはずだけど、最初の方に光ってあとはあまり光らなかった人と最初のほうは光らなくてあとのほうで光った人だとあとのほうに光った人が良い人生みたいな印象になるのは、印象だけの話であって本質は変わらない」 「別にいつ光ったっていいし、なんなら光らなくてもよくて、でも人生で一度でも光ったならそれはもうそれだけで良い人生だと思う」 これが全てだと思う。 それでも最初のほうに光ってあとはあまり光らなかった人は、なかなかそんなふうに割り切れないだろうし、たらればで色々考えてしまうことが多々あるのも容易に想像がつき過ぎて本当に胸が痛い。 知ってるアーティスト名や曲名やフェス名が出てくる度にちょっとテンションが上がりました(笑)

ぱるすぴこ@k07110622026年6月12日読み終わった高校入学で同じクラスの朝顔にバンドに誘われた。ボーカルは顔、ギターは腕、ドラムは脚、ベースは心臓と言われ、ベースを託された。楽器経験もないし、もちろんベースなんて触ったこともないけれど、屈託のない笑顔で誘われたことが嬉しかった。 そんな始まりだった私たちは、ボーカルの葵、ギターの朝顔、ドラムの緋由と私の4人で「さなぎいぬ」というバンドを結成したのだ。夢は紅白出場!私たちはキラキラな夢を掲げて、音を、日々を重ねていく。 あれから10年が経った。私は会計事務所にいる。 --------------------------------------- 金子玲介の最新作は高校生の青春×軽音。持ち前の個性的な文体は顕在で、本当にユニークで台本みたいなテンポ感が面白い。「シャングリラ」のところとかは、実際に聴きながら新鮮な読書体験。夢を追う者、叶えた者、最善を考える者。正しいとか間違いとかじゃなく、選んだ未来に後悔しないように生きることが、過去の自分も今の自分も光り輝かせるんだ。

しるこあんこ@sirukoanco2026年5月30日読み終わった借りてきた新聞に掲載された書店員さんのおすすめ紹介きっかけに読んでみた。 タイトルそのままのお話。 映画のような構成だったのでとても読みやすかった。

miho@mehow2026年5月24日読み終わったほしかったけど手に入らなかった青春のストーリーがあふれてますよね、という話から、ティーンエイジを解像度高く描いた本が好き、と知人に打ち明けたらすすめてくれた本。 バンドをやってる高校生の話と言われて、まさにわたしの手に入らなかった青春じゃないかと思って読み始めたら、高校の軽音部ではじめてバンドを組んだ子たちが真っ先にコピーしたのがチャットモンチーの「シャングリラ」。歌詞と主人公の瑞葉の心の声が同時に進行していくスタイルのためか、臨場感があって、瑞葉のみずみずしい高揚に引っぱられてわたしの心拍も上がっていく。 だけど、数年後にメジャーな成功を収めたそのバンドに瑞葉はいなくて、別のベーシストが入っている。どうして? 経過は少しずつ明らかになっていく。それが切ないんだ。ご飯食べながら読んでいたら、グッとこみあげるものがあって、むせそうになった。 終盤、会計士として働いている瑞葉の決意のような言葉がよかった。そんなふうに自分に言い聞かせずにはいられないときってあるよね。 作者は男性だけど、女子たちのテンポよく転がっていく会話にリアリティがあった。なんなんだ、このうまさは。

- 村崎@mrskntk2026年5月23日読み終わったバンドを組んだことはないけど、型に収まるというか優等生ぽいとか、常軌から逸脱できないみたいな感覚はすご〜〜〜〜くわかるし、自分がいないほうが…と悩んでしまう気持ちもわかる でもその選択をできることが私からしたらすごいけど、華やかなもの、光っているものを前にするとどうしてあんなに気持ちがうまくいかなくなるんだろう 割り切るのも割り切りないのもどちらにせよ難しいけど、瑞葉がまっすぐでよかったな〜




石井あかね@ishiiakane2026年5月12日読み終わったわたしはバンドを組んだことはないし、好きだから離れるという経験はないけど、瑞葉の心の叫びのようなものが耳に飛び込んでくるような、そんな感じがした 上司の人の、 別にいつ光ってもいいし、なんなら光らなくてもいいし、でも人生で一度でも光ったなら、それはもう、それだけで、良い人生だったと思うのね という言葉が


ななり@bluebook_mark2026年5月8日読み終わった脱線や停滞をしょっちゅう引き起こす軽くて無駄な会話が無駄なままその場に必要なものとして我が物顔で存在している空気感に、嘗ての青春(私のはあまりにもモノトーンでしたが)を思い出し懐かしい気持ちになりました。全力で向き合った結果として自分の限界を知る挫折や、大切な人たちの才能と未来を信じ想うが故に身を引く決断を下す苦しさが、欠片の衒いもなく書かれている部分にはきっと多くの読み手が共感することでしょう。人生の最初に光るより後で光った方がよく見えるのも印象だけの話で本質は何も変わらない、そもそも光らなくていいものなのだから一度でも光れば良い人生、という言葉も真っ直ぐで良かったです。個人的には現在視点の描写があっさりし過ぎているかなと感じるところがあって、淡々とした日常だとしても、というよりそうであるからこそ対比の影ではなく、光っていた過去からの延長線上の今としてもう少し映像が欲しかったりはしたのですが、そんなことは瑣末に思えるくらいには気持ちのよい青春小説だったと思います。










































