ぬすびと

12件の記録
さくら🌸@lily_sakura_2026年3月31日読み終わった友情という言葉とも違う2人の女性の関係。傷つきながら歩いてきた人生を、こんな形で愛おしく思えるなんて素敵だな。「いつだって踊り出せる。」「傷こそが、欠損こそが、その人をその人たらしめる。」(p.191)寺地さんの作品は歳を重ねることに対する漠然とした恐怖とか、呪いとか、そういうものから解き放ってくれる。今作はより強くそう感じた。鳴海がちゃんと怒る人なのも良い。怒るということをせず、許すことができる人を「大人」としないでいてくれる。明るいとか、晴れやかとか、きらきらした物語ではないのに、春の日差しみたいに柔らかくて暖かい。鳴海の、子どもとの接し方も好ましかった。変に取り繕わず、大人同士と変わらない接し方をするからこそ、栄輝は心を開いたんだろうな。

結@yi_books2026年3月29日読み終わった決してプラスの感情だけではない関係性や感情を、美しいとしか言い表せない気持ちにさせられた。繊細な情景描写が複雑な人の心と、複雑な人間関係と絡み合って、少し震えた。 「傷こそが、欠陥こそが、その人をその人たらしめる。」















