表題作のみ読了。 受け身な姿勢で淡々と人生を過ごす34歳男性、読書好き、友人なし、が主人公の作品。 主人公と似た属性で、かつファンタジー作品好き（古典文学好きなら尚良し）な方がいたら読んでみてもらいたい。

耳朶の紫式部　の章を心身の疲労が限界に達している時に読んで、常磐線車内で泣いてしまった　ささりすぎる本は中々読み進められない

本と物語をテーマにした作品集とのことで、そんなの絶対好きなので迷わず購入。 「失われたものたちの本」の世界を舞台にした短編も収録されてるそう。

この本の帯で初めて「書痴」という言葉を知りました ＊＊ しょ‐ち【書痴】 １ 読書ばかりしていて、世の中のことにうとい人。 ２ 書物の収集に熱中している人。ビブリオマニア。 出典: 小学館 デジタル大辞泉

各章の主人公の年代•性別•職業が幅広いから、色々な人に響きそう。 好きな本だし、人にお勧めしやすい本。