

TA
@ta_0402
社会科教員です。読書のメモを取ってます。
- 2026年4月9日
立憲主義という企て井上達夫3ヶ月以上かかって、ようやく読み終わった! 『法という企て』は以前読んだが、分かったような分かってないようなのまま読み終わっていて、本書を読み切れるか不安だったが、何とか読めた。 第I部の立憲主義の法哲学的基礎の話が一番難しい。正直全ては理解できないが、大事だと感じる要素も多い。特に、法の「正当性」ではなく、法の「正統性」をめぐる議論は法の支配、立憲主義を語る上で欠かせない。再読して確認したいところ。 第II部は立憲主義の実践についてで、九条問題、刑事法システム、司法制度改革について立憲主義の観点をベースにして論じている。特に九条問題をめぐって、右派も左派も斬り捨てて真っ直ぐ突き進む議論が非常に興味深い。自分の考えも思わず揺らいでしまう。 - 2026年4月5日
社会科実践の追究中村祐哉,佐藤正寿,宗實直樹,石元周作,近江祐一読み終わった22の社会科教育に関わる古書から、執筆者がどのような学びを得たのかを書き留めている1冊。自分はいわゆる「古書」を読まない(「古典」の方がまだ読んでるかも)ので、その魅力を教えてもらった感じ。今と同じようなことを言っている、むしろ今よりも深く考えていることも沢山あるだろうし、自分の実践に深みを持たせていくためにも読む必要があると感じた。 - 2026年4月4日
人権と国家筒井清輝読み終わった国際人権のおこりと発展について。どのようにして人権の理念が国境を超えて共有され、世界のスタンダードとなっていったかが分かる。様々な政治的な思惑の中で、各国から国際人権理念が打ち出されてきたという側面はあるが、結果としてそれが国際的な規範として位置付けられるようになり、実践されるようになった。たとえ現実と理想が離れていたとしても、諦めず訴え続けることで少しずつ変わっていくはずという勇気をもらえた。 - 2026年3月21日
職場で傷つく勅使川原真衣読み終わった自分自身が「傷ついた」体験に自覚があるというより、パートナーが職場で「傷ついている」という感覚があり(パートナーが読んでいたものを)自分も読んでみた。 従来の教育社会学(近年だと本田由紀や中村高康)が唱えてきた「能力主義を疑う」という点ではあまり真新しさはない。ただ、それを組織開発の文脈に載せて論じた所に真新しさがあったと思う。 読んでみると、自分自身の「傷つき」にそもそも気付いていなかったり、周りの「傷つき」(自分が傷つけてしまったもの含めて)に気付いていなかったりしたのではないかと反省させられた。 大事なのは、仕事の成果を、その人の能力というあいまいで、一時的なもので切り取るのではなく、その人を取り巻く関係性、相性の「状態」で捉えること。そのための処方箋に特効薬は無いが、様々な場を少しずつ変えていくことはできる。希望の光も見出せる一冊。 - 2026年2月22日
- 2026年2月21日
- 2026年2月14日
寝ながら学べる構造主義内田樹読み終わった「構造主義」とかいう、いかにも手強そうな哲学キーワードを分かりやすい例と言葉で読み解いていく。マルクス、フロイトあたりから始まり、構造主義を唱えた四銃士、すなわちフーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンの議論の特色を追っていく。全体を通して分かりやすい。ただ、逆にこれは正確な議論なのかと不安になる。他の哲学書にも手を出していかねば… - 2026年2月10日
- 2026年1月31日
ケアの倫理岡野八代読み終わった最近、フェミニズムの思想に関心があり、手に取る。そもそも自分自身が社会について考える時に、「ケア」の視点がほとんどなかった、あったとしても断片的なものであったと気付かされた。いかに「ケア」が人間同士の関わり、社会の活動の中で重要な役割を果たしていたとしても、その価値は政治や社会の中で無視されるか抑圧されてきた。だからこそ歪みを生んできた。そうした点を本書は指摘する。内容自体はかなり専門的で難しいと感じるが、それを超えて読む価値は圧倒的に大きい。「ケア」を視点として、どう政治や社会をつくり変えていくか、そのヒントになる一冊。おすすめ。 - 2026年1月17日
はじめての明治史山口輝臣読み終わった教育明治時代の授業を行うにあたって読む。「幕府はどうして倒れたのか?」といった疑問を起点に、最近の学説等も踏まえながら、明治時代がどのような時代であったかを描いていく。東大での講義をベースしているので、レベルはやや高いイメージ。特に明治時代における武士(階級)、内閣制度の導入、華族制度については勉強になった。 - 2026年1月17日
やってはいけないデザイン平本久美子読み終わったこれはデザインの本だから当たり前なんだろうけど、読みやすく、分かりやすいデザインの本。どうすれば名刺、ポスター、スライド等が見やすい、分かりやすい、伝わりやすいデザインになるのかを解説してくれる。文書、授業プリントやスライドを作る上でも非常に参考になる。 - 2026年1月17日
- 2026年1月12日
- 2026年1月12日
- 2026年1月11日
- 2026年1月7日
- 2026年1月6日
聖職と労働のあいだ髙橋哲読み終わった教育法律の本田中まさお氏の一審判決(その後、残念ながら最高裁で敗訴している)についてその意義と課題を論じている。判決の言う「労基法上の労働時間」にあたるのに、そこに手当が発生しない(請求権が生じない)という論理には納得がいかない… 給特法や教員の働き方改革について冷静に論じるなら絶対に必要な1冊。 - 2026年1月5日
聖職と労働のあいだ髙橋哲読んでる教育法律の本第4章まで読み進めた。教員の働き方改革の問題を、現場の意識や工夫ではなく、法制度という「構造」から読み解く本。本丸は給特法であるが、まずは現在に至るまでの教員の働き方に関わる法整備とその運用の歴史を追っていく。「教員」は他の労働者、公務員と違う扱いをされるようになる過程ーー一見すると「優遇」されたようにも見える時もあるーーと、その制度が骨抜きされていく過程が明らかになっていく。都合よく、あるいは後先を十分考えずに制度が変えられていくことに対して怒りが湧いてくると同時に、教職についている自分自身が何も知らないことに対する恥ずかしさが襲ってくる。 - 2026年1月2日
資質・能力国立教育政策研究所読み終わった学習指導要領授業づくり教育国研が出している本。国側が想定している(厳密に言えば本書の趣旨からは違うんだけれども)、資質・能力観が分かりやすくまとまっていてよい。特に「知識」についての扱いは、自分の中でもよく分かってなかった部分も多く参考になる。ただ、理論をどのように実践に落とし込んでいくかというのは自分にとっての課題。というか、誰であろうと本当にできるのか…?と不安になる。 - 2026年1月2日
問いかける法哲学瀧川裕英,登尾章,米村幸太郎,若松良樹,野崎亜紀子,鈴木慎太郎読み終わった授業づくり法哲学法律の本『法哲学』概説書の方を読んでから、こちらを読んだ。概説書に比べて事例に即して法哲学の理論、概念を説明してくれるから、非常に分かりやすい。(逆に概説書読んでからだったから分かりやすかったのもあると思う)。「法」「哲学」と聞くと、堅苦しく遠いものに感じるが、現在の社会で起きている課題を突き詰めていくと法哲学の話になっていくんだなあと実感した。政治の授業づくりの時など、かなり使えそう。
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