
友録
@tomoroku
車通勤、ランニング中のオーディブルがメインです。
- 2026年10月9日
コンビニ人間村田沙耶香読み始めた - 2026年10月7日
けんぐゎい朝倉かすみ読み終わった時代小説らしい文体で少し読みづらさはあったが、それが独特の雰囲気を作っていた。前半は「お前が一番けんぐゎいやろ!」と宗三郎に腹を立てながら読んだ。自分を一番の優れものと思い、他人を見下すことを何とも思わない姿が気持ち悪い。後半、ふゆがおこま様と出会い、虐げられてきた女たちがつながっていく展開には救われた。どれだけ才能があっても、環境が違えば何も成し遂げられない。だからこそ、女たちが力をつなぐ結末が希望に感じられた。 - 2026年10月3日
けんぐゎい朝倉かすみ読み始めた - 2026年10月3日
文庫版 死ねばいいのに京極夏彦読み終わったこれはミステリーなのか?と思いながら読んだけど、残ったのは事件よりもケンヤという人間の不気味さ。人の不満を引き出しては論破していくけれど、救う気も傷つける気もなく、ただアサミを知りたいだけ。自分の人生に明確な答えを出して死んだアサミと、何でもいいように見えるケンヤは正反対だからこそ惹かれたのかもしれない。最初はケンヤを「可哀想」と思った。でも、もし次に興味を持ったものが人の死だったら……と考えると、やっぱり怖い。 - 2026年10月1日
文庫版 死ねばいいのに京極夏彦読み始めた - 2026年10月1日
君のクイズ小川哲読み終わった正直、物語としてはそこまで刺さらなかった。でも、読み終えてからじわじわ来るものがあった。 主人公も、仲間も、番組側も、想定外の出来事に振り回され、怒ったり悲しんだりする。それでも最後には、それぞれが自分の人生を前に進めている。そんな中で、本庄だけが不思議なくらい自分の理想を貫いていて、異質で、天才的に感じた。 そして主人公も、クイズへの情熱を失うどころか、事件を通してクイズの本質に一歩近づいたように思う。事件の謎を解く物語というより、クイズに取り憑かれた人間が「クイズとは何か」に近づいていく物語だったのかも。 - 2026年9月27日
君のクイズ小川哲読み始めた - 2026年9月24日
失われた貌櫻田智也読み終わった作中ではわずか1週間ほどの出来事なのに、驚くほど濃密な物語だった。序盤はあちこちに話が飛び、「どう収めるんだろう?」と思いながらも、登場人物たちの掛け合いが心地よく、スムーズに読み進められた。どんでん返しで驚かせる作品というより、登場人物の関係性や人間性を丁寧に描いた上で真相を提示し、「あなたはどう感じる?」と読者に委ねる作品。特に日野と羽幌の関係は、過去と現在で立場が逆転していることに気づくと、見え方が大きく変わった。真相そのものより、そこに至る人間の感情を味わう作品だった。 - 2026年9月19日
失われた貌櫻田智也読み始めた - 2026年9月19日
連続殺人鬼カエル男 完結編中山七里読み終わった前2作のようなミステリー的などんでん返しはあまりなく、完結編としては少し物足りなさが残った。ただ、シリーズを通して描かれてきた刑法39条については、改めて考えさせられた。 これまで39条を悪用する弁護士が批判されてきたが、古手川もまた、有働さゆりを「生きていてほしい」という、理屈では割り切れない切実な願いから、39条を根拠に生かそうとしていたのではないか。では、罪を犯した本人が自分の罪を認識し、生き続けることを罪から逃げることだと感じている場合、それでも他者は「生きてほしい」という願いを優先して、生かすべきなのか。 刑法39条は誰のための制度なのか――そんな重い問いを突きつけられた。最後の選択は古手川と有働、二人の間では互いの思いを理解したうえでの、対等な決着だったように感じた。 なにより、シリーズ通して渡瀬・古手川コンビ最高! - 2026年9月14日
連続殺人鬼カエル男 完結編中山七里読み始めた - 2026年9月14日
十戒夕木春央終盤に何度も驚かされた。真相が一度明らかになったと思ってからの展開や、『方舟』とのつながりなど、仕掛けの巧さは見事。ただ、それ以上に印象に残ったのは、ある人物の底知れない怖さ。完全な悪人というわけではなく、行動に一定の合理性があるように見えるからこそ、その危うさにゾッとした。『方舟』未読の方は、必ず『方舟』を読んでから! - 2026年9月9日
十戒夕木春央読み始めた - 2026年9月8日
熟柿佐藤正午読み終わった誰にでも起こり得る事故だからこそ、その後の人生すべてに過去が絡みついてくる怖さがずしんと残った。刑期を終えても、自責の念から逃れられるとは限らない。主人公にとって子供への思いは、そんな人生を生きていくための唯一の光だったのだと思う。自分を完全に許せなくても、あなたを大切に想ってくれる人たちのために幸せになってほしい。それもある意味、償いなのかもしれない。読後、そんなことを考えさせられた。 - 2026年9月4日
熟柿佐藤正午読み始めた - 2026年9月4日
星を編む凪良ゆう読み終わった良いことばかりじゃない人生を、無理に強がらず、ありのまま受け入れながら生きていく登場人物たちが、とても心地よかった。 特に印象に残ったのが、相手の気持ちを推し量りながら交わされる会話。相手の返答を聞いて、自分の言葉の拙さや間違いに気づく場面も多く、本当に「会話」を大切にしている作品だと感じた。そんなふうに人と向き合える登場人物たちが、自分にはできないからこそ羨ましく、少し寂しくもなる。 『汝、星のごとく』を読んだなら、ぜひこちらも。二冊読んでこそ完成する物語だと思います。ここまでがワンセットです! - 2026年8月22日
星を編む凪良ゆう読み始めた - 2026年8月19日
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)小川洋子読み終わったチェスの話かと思ったら、全然それだけじゃなかった。寡黙な主人公の内側にあるチェスへの情熱が、丁寧な心情描写からじわじわ伝わってくるのがよかったです。特に老婆令嬢との、言葉を超えた関係が素敵。静かなのに、心に残る一冊でした。 - 2026年8月15日
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)小川洋子読み始めた - 2026年8月15日
復讐は合法的に三日市零,慧子読み終わった全体的に登場人物があまり立っておらず、物語にのめり込めませんでした。各キャラクターの深掘りや個性を感じさせるセリフ・描写が弱く、感情移入できなかったのが残念です。短編集なので重厚な人物描写を求めるのは違うのかもしれませんが、今回は私にはあまり合わない作品でした。
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