ヴァージニア・ウルフ エッセイ集(1003)
39件の記録
jirowcrew@jirowcrew2025年12月9日ちょっと開いた「自然が慰めになるのは、自然が無関心だからだ。人が踏みこんだことのない心の雪原にも雲は訪れ、花びらは舞い降りてキスをする。これは別の領域で言えば、ミルトンやポウンのような偉大な芸術家が、私たちのことを考えているからではなく忘れているから慰めになるのと同じだ。」 (『病気になるということ』) 自然の「無関心」が慰めとなるのは、人間(自分に対する他者)の「関心」が移ろいやすい性質であるため。 自然の「無関心」は、絶対的に「無関心」であり続ける。ときに人間はーー不自然であり、病的で、不安定な人間は、その絶対的に無関心の腕のなかで休みたくなる性。 そんな人間に、自然を忘れないでいるようにと、向こう側からやってくるのが病気という「お見舞い」なのかもしれない。

はるのひ@harunohinouta2025年11月29日気になる読みたい見かけた大学時代に読んだ時はあまりピンとこなかったヴァージニア・ウルフ。今年に入ってからふと読んだ記事をきっかけに今なら面白く読めそうな気がしていて、読み直したいなと思ってたところ。小説の前に来月発売のこのエッセイ集がその第一歩になりそう。














































































