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喬林
喬林
@unnatural_67
引越を機に本を読む時間を増やそうと試み中。 バイブルは有川浩(現:有川ひろ)先生の『塩の街』
  • 2026年7月7日
    図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)
    もう何周目かはわからないけど久々ではあるおかわり。最近「堂上篤(27)」という恐ろしい文字列を目撃して、こいつ27歳だったのか……と震えながら読み直すことにした次第。初めて読んだ時は中学生だったのにいつの間にか追い越してしまった。推しの男がどんどん年下になっていく恐怖!ガキンチョの頃の27歳といったらもう十分に大人だと思ってたけど、いざ自分がアラサーになると気持ちが年齢に追いついてねえ!って感じで、その年齢で既に部下を持っている堂上って社会人的にも凄くないか、と思う。図書隊の戦闘職種は体力がものを言うだけに一般的な会社より上司の年齢層が若めなのはあるだろうが(特殊部隊隊長の玄田が40代前半だし)、入社6年目で部下とか自分だったら絶対考えられない。しかも初めての部下が運命の女(※オタクの解釈です)なんて大変にもほどがある。堂上篤(27)、えらい。がんばれ。
  • 2026年6月20日
    西の魔女が死んだ
    長野から東京へ帰る新幹線の中で読み切った。タイトルがあらすじみたいなラノベと対極の、どういう話なのかまるでわからない不透明なタイトル。しかもそれが物語の第一声にもなっているのだから凄い。こんな書き出しある?痺れに痺れた。なんとなくタイトルからファンタジーを想像していたのは、『オズの魔法使い』の記憶のせいかもしれない。 有名なので読んでみたけど、自分には特に刺さる話じゃなかったというのが正直なところ。なんだろう、なんかこの話知ってる、と思ったからかな。優劣じゃなく、自分の中にはもう『ハッピーバースデー ~命かがやく瞬間~』があるので……的な……
  • 2026年6月8日
    図南の翼 十二国記
    面白くて2周した(最近すぐおかわりしがち)。口が達者な小娘に言い負かされて巻き込まれる有能な成人男性の図、好きです。頑丘って根は優しいことを窺わせるのに言葉足らずで、それが原因で誤解されることも別に構わん勝手にしろみたいな態度なのが趣味のセンサーに引っかかってしまう。ここに利広という人の好さそうな笑みを浮かべているが中身は全く甘ちゃんじゃない男が出てくるので、さらにツボが刺激される羽目に…… 本作が好きな人は『図書館戦争』とか『塩の街』とか『海の底』も好きなのではないだろうか。 旅の終わり、迎えに来た麒麟に平手を食らわせ、いま迎えに来るならどうして自分が産まれた時に来なかったのかと叫ぶ珠晶に「……いやホントそれな?!」と思ってしまった。地上の王気は見えないんか?あんまりちゃんとシステムを理解できてない気がするけど、昇山する者はこれからその人格を試されるのだ的な一文が序盤の方にあったから、王の器はある程度後天的に形成されるものなのかなぁ。つまり、珠晶も産まれた瞬間から王だったわけではない、と(シリーズを読み返して記憶を取り戻した方がいい説濃厚)。1周目、珠晶が鵬雛と思わせて実は利広の方なのでは?と疑った時もあったがそんなことはなかった。珠晶がここに来るまでの長い道のりを一瞬で思い出す時の描写、ぶわっと押し寄せてくるものがあってこの本の中で一番好きかもしれない。
  • 2026年5月25日
    丕緒の鳥 十二国記
    久しぶりの十二国記シリーズ。2年ほど前からちまちまと読み進めているが、王が無能になって国が傾き始めて人心が荒んでいるみたいな描写を今の世情で読むのまあまあしんどい。『青条の蘭』のこれから発生するであろう危機的状況を説明しても真剣に取り合ってもらえない虚しさと焦りとか、もう他人事に思えないから。でも、最後まで読んでみると少しだけ前向きになれて、今読むのはしんどいけど今読んで良かったという気持ちになった。 表題作『丕緒の⿃』は超芸術的クレー射撃の設定と描写が溜息出るほどに良くて、小野不由美は天才だな……と思った。
  • 2026年5月15日
    プラスティック
    プラスティック
    先輩からオヌヌメされて買ってみた本。読み終わって即2周目に突入した。面白いし構成が凄い。読みながら「もしや○○ということ……?」とうっすら気づくしそれは当たるんだけど、ネタが割れた後もさらに「うわやられた」となり、あまりに良い終わり方に唸ってしまった。文句なしに名作だし、小説だからこそ成立してるという点が大変エレガントだ……。これも叙述トリックの一種になるのかな?普通に読んでたら高幡さんは事件を担当してた刑事か何かだと思うもんね。彼の言う「あなた」が誰なのか、この文章が何を意味するのか、なぜ目次らしい目次がないのか。全てわかった時の感動は噛み締めずにはいられない。File 53のラスト3ページの言葉が本当に良すぎて暴れ出しそう。
  • 2026年5月10日
    自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門
    入門と題しているだけあってとっつきやすく、また書き手の誠実さが文章に表れているのを感じた。大学時代のことを思い出したなぁ。
  • 2026年5月2日
    薬屋のひとりごと 5
    壬氏の猫猫への求愛行動、いつもギリギリアウトでウケる。その立場だからどうにか殺されずに済んでる感。普段(精神的な)パワーバランスで上を取っている女が閨で思い切り啼かされるのが趣味なので、壬氏には頑張っていただきたい。猫猫のテクニックに負けるな!(?)
  • 2026年3月22日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    話題作がついに文庫化したというので読んでみようと思ったものの、本当に文庫本か?と二度見する価格(×2)にビビって一旦諦め。普段ほとんど海外の小説を読まないので相場がわからないが、庶民が足踏みするには十分な値段設定だった。でも結局買った。意味不明な衆議院解散やら理解不能な軍事攻撃やらに怒りが湧いて、読みたい本に3000円出すのを躊躇うくらい給料から税金取られていることにもムカついて、なんかもう世の中全部に腹が立ってヤケ買いした。そうして良かったと思う。※ここまでネタバレ配慮のクッション駄文です※ 最後の一文まで読んで、「おお~~~」と声に出して嚙み締めてしまった。なるほど、そこに着地するとは思わなかった。ロッキーのおかげで手に入れた地球への帰還という希望をロッキーのために手放す。なんという友情か…… たとえ死を覚悟してプロジェクトに志願した者でも、生きて地球に戻る道があると言われたらきっとそれを選ぶ。グレースは意思に反して強制的にヘイル・メアリー号にぶち込まれたのだからなおさらそうだろうに、友のためなら片道切符の旅を選び直せるんですよこの男は。凄いぜ。逆の立場ならロッキーも同じことをしたんだろうなと思わせるのがまた凄い。 文章だとロッキーの発話が普通の台詞に置き換えられているので、だんだんタチコマの声で脳内再生されるようになり……(実際はいろんな和音が鳴っているんだよね、それもまた良い) 『メッセージ』を観た時も思ったけど、全く異なる言語を用いる種族と出会った時に解析して翻訳ツール生み出せるの本当に頭良いよね(頭悪い感想) この作品だと結構初期段階で言語の壁をクリアしててグレースの有能さを感じた。ある分野では第一線にいた研究者だけど内容がアレで異端扱いされ追放、のんびり中学教師をしていたら突然世界的プロジェクトのメンバーに抜擢されて……?ってメチャメチャ主人公すぎるなコイツ。 グレースが泣いている時にロッキーが「顔に漏れがある」とか言うの涙を流すことのない生物ならではの表現でかなり好き。 物理も化学も全然わからない人間なりに、アストロファージもタウメーバも薬にもなるし毒にもなるみたいな性質を持っていることに「いやいや設定が上手すぎんだろ」と唸らざるを得なかった。最後食糧問題を「タウメーバ食えんじゃね?」で解決したのはシンプルで鮮やかでお見事。 あと、地球全体規模でヤバい事態が発生したら世界って手を取り合えるんだ……という一種の希望を見た気がした。もちろんこれはフィクションで現実はどうかわからないけど、そうあってほしいというかできると信じたいというか。毎日毎日毎日毎日胃が痛くなるようなニュースばかりでただ戦争反対と願うだけでパヨクと言われるような狂った世の中なので、フィクションくらい希望を見たいと最近は思うようになっている。抗うことを止めないでいたい。
  • 2026年3月22日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    感想は下巻にて。
  • 2026年3月18日
    薬屋のひとりごと 4
    薬屋のひとりごと 4
    アニメ2期分でやっと原作の4巻分に相当するんだ。原作が今16巻出てることを考えるとまだまだ序の口でびっくりしてしまう。先長ッ なろう版だと楼蘭が壬氏の顔を傷つけた理由がよくわからなかったが、文庫版で加筆されてようやく腹落ち。猫猫が消えたあたりからコミック版が積ん読になってるので読みたいな〜
  • 2026年3月11日
    過ぎ去りし王国の城
    ファンタジーだと思って読み進めていたら最後の方でギュンッとSFになった。なるほどなあ…… 不思議な絵を通じて芽生えた若人の絆。主人公が高校生じゃなくてギリ中学生という設定がよかった。
  • 2026年3月8日
    屍鬼(五)
    屍鬼(五)
    ついに敏夫も屍鬼側に堕ちたか……と思いきや協力するフリで、まんまと千鶴を騙し村人を味方につける形で葬り去ったので大変興奮した。流石や…… 起き上がった人間が生前と全く同じ意識を保ったままなのが残酷で、それ故の屍鬼(元村人)の葛藤や苦しみも描かれていたのが単なるゾンビものと違う本作のオリジナリティだと感じた。村を侵略した沙子も可哀想な存在ではあるんだよな、、、狩られる側からしたらたまったもんじゃないが。静信という理解者を得られたことはせめてもの救いなのかもしれない。 これが漫画化・アニメ化されてるのが本当に信じがたい。しかもビジュアルが凄い、コミックスの表紙見て「平成すぎるッッッッッッ」と叫んでしまった。ロン毛に細腰、丈の長いタイトなワイシャツ(はだけてる)にネクタイの夏野…… 恵はピンクのツインテールだし辰巳は水色だし、この温度感の作品でよくそのキャラデザになったな?静信は坊主にリムレス眼鏡のイメージだったから普通に髪あって仰天。敏夫はハガレンのヒューズ中佐みたいなイメージだった。
  • 2026年3月3日
    屍鬼(四)
    屍鬼(四)
    敏夫に若干中堂系みを感じて盛り上がった。妻の死体が起き上がることに賭けて、起き上がった妻を相手に実験を繰り返して最後には自らの手で屠る、って凄まじい精神力だよ、、、敏夫の執念が身を結んでほしいと願うばかり。
  • 2026年2月27日
    屍鬼(三)
    屍鬼(三)
    ついに戦うべき相手の姿が見えてきた……!!がんばれ若者……!!
  • 2026年2月23日
    屍鬼(二)
    屍鬼(二)
    凄いペースの人死に!!兼正の家の者に自宅に来られる、あるいはウチに来てくださいねと言うと死んでしまうんだろうか。
  • 2026年2月19日
    屍鬼(一)
    屍鬼(一)
    この内容でこの分厚さで5巻まであるの凄いし、漫画化もアニメ化もしてると知って驚き。これをアニメで……? 登場人物が多すぎて全然覚えられないので、地図付きの相関図(人物紹介)とかつけてほしい。続きが楽しみ。
  • 2026年2月10日
    黒祠の島
    黒祠の島
    十二国記みたいなイメージで読み始めたら全然推理小説だった。 式部が「葛木なら○○する/しない」と彼女の人となりを判断材料にして推理を進めていく場面がいくつもあり、それができるくらい式部は葛木のことを知っている、という描写が二人の関係の深さを物語っていて良かったな~。見つかった死体が葛木じゃないことを期待しながらずっと読んでた。ラストの方で明かされる、マジモンのサイコパスお嬢様の存在が怖かったです。どういう血筋?
  • 2026年1月30日
    少女ABCDEFGHIJKLMN
    なんとなく食わず嫌いをしていたので初めてちゃんとこの人の文章を読んでみた。最初の『きみは透明性』は割と好みだったけど、残りの3遍は私の感受性ではよくわからず。文体も装飾が多いし、全体的に読みづらい語順で微妙だった。 ただ、あとがきを読んで「あーこういうあとがき書くタイプの人ね」と思った後、そでの作者プロフィールに「詩人」とあるのを見て妙に納得してしまった。そもそも私は詩が苦手だ。
  • 2026年1月27日
    アクティベイター
    なんとまあ映像化させる気のない強火の舞台セッティング!!話の半分くらい英語でやり取りしてるんじゃないか?アクションシーンは文章で説明が入るおかげで真丈の動きがどうイレギュラーでどう秀でているかがわかるようになっているので、下手に映像化しない方がいいと思う(誰?) 圧倒的戦闘強者の真丈が、女の泣き顔に尻の据わりが悪くなったり、千と千尋の神隠しを知らなくてドン引きされたりしてるのが"良"でした。ヨッシーはストレス耐性の高さエグいんだろうな。センが精神力が強く理知的で有能な女性として描かれていて好感が持てた。私はそういう女が好きなので…… 全体的に脳内ビジュアルの作画がPSYCHO-PASSだった。
  • 2025年12月21日
    虚弱に生きる
    虚弱に生きる
    自分は全然虚弱ではなく、どちらかといえば体力がある方なのだが、そういう人間こそ読んだ方がいいのではないかと思い立ち購入。病気じゃないのに日常生活がままならないほど不調、という状態が一番理解を得づらく大変なんだろうな…… この著者さんは(年収が100万に届かなかったとしても)金になる文章を書く才に恵まれただけ良かったよね、と思ってしまった。世の中にはきっと同じように体力がなくて、仕事にできるほどの文才もない人が何人もいるんじゃなかろうか。
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