Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
こえさん
こえさん
こえさん
@vivacushion
本の虫 太郎なのか 本の 虫太郎なのか
  • 2025年5月25日
    ヴィヨンの妻改版
    「津田と文学」視聴以降、 純文学熱がムクムクと再燃し、 積読タワーを眺めていたらええの発見!  あっという間に読破。 おもしろい。 基本は私小説なのだけれど、 書簡風、ファンレター、女性目線など、 スタイルが多様で読み飽きない。 これぞ理想の短編集。 どの作品もそれぞれに良さがあったが、 「父」のラストは生涯脳裏にこびりつきそうで怖い。 俺なら絶対、奥さん&こどもを大切にするのに! なんて思うけど、どうしてそう言い切れるのか、 わからない。 俺にとっての「義」とはなんなんだと。 死を思い、家庭と向きわず、酒に逃げる。 戦争が人々に与えたとてつもなく ネガティブな影響を思うとやりきれない。 あと表題作の「女性/母」の描き方は、 現代人にこそ響くと思う。 この時代にこの感覚を持ってるのはすごいな。 ただ、それをわかっていても、 妻と向き合えない男の弱さも思い知る。 よくもこんなにダークな作風の小説家が 国を代表するベストセラー作家になれたな。 素晴らしく、豊かなことだと思う。 スーを差し上げます。
  • 2025年5月17日
    新版 知的創造のヒント
    ハウツーではなく、 心構え的なお話。 50年近く前の本なのに、 今日から使える心構えがドバドバ載っている。 すごい。永遠の普遍。 脳みその鍛え方に、 時代は関係ないのだなと。 メモとりながら読んでいたら、 「メモをとるな」というチャプターが出てきて冷や汗。 常に枕元に置いていたい1冊、 この出会いもまた「啐啄の機」なのでしょうか。 よし、自分だけの酒を醸造していこう。 下戸には下戸なりの醸し方があるはず。
  • 2025年5月16日
    今夜、すべてのバーで 〈新装版〉
    古本屋で買ったので新装版じゃないけれど、 読了しました。 ただアル中の若者が病院で検査するだけのお話なのに、こんなにおもしろいなんて。 「ああ、下戸でよかったな。」と 花*花的な思いにもなったし、 お酒の楽しさ(怖さ)を知った世界線を生きる、 マルチバース先の自分を想像したりもした。 アル中描写のリアリティ、 憎めないキャラクター、 軽妙な会話劇とユーモア。 そして文章のリズム感。 “酒をやめるためには、 飲んで得られる報酬よりも、 もっと大きな何かを、 「飲まない」ことによって 与えられなければならない。” これって全ての中毒における真理ですよね。 笑って、学べて、ホロリとさせられ。 中島らもの、溢るる才能に酔わされました。
  • 2025年5月4日
    せいいっぱいの悪口
    Xでプチ話題になっていた、 かつ、インパクトのある装丁が気に入り、購入。 「気にしすぎ」とか「考えすぎ」とか、 他人によく言われる私にとって、 顎が外れるほど頷きたくなる金言や、 ハッと身震いしてしまうような気づきの数々が詰まった、素敵なエッセイでした。 「メンヘラ」とか「ネガティブ」とかって、 悪意をもってカジュアルに使われがちだけれど、 私はぜんぜん悪口だと思わない。 自分の人生や幸せに敏感なだけよ。 “子どもが鮮魚状態”とか、 “昆布のように自分がゆらゆらしている”とか、 私が机上で100時間考えたとしても思いつかないような喩えをサラリと使っていて、羨ましいなと思った。 あと、登場する旦那さん、脳内で俳優の三浦貴大さんに変換されたのだけど、これって私だけですか。
  • 2025年5月3日
    青春放浪
    青春放浪
    メタメタにおもしろかった…。 「火宅の人」は途中で断念してしまったけれど、 こっちはスラスラワクワク読めました。 私が昔の小説を好んで読むのは、 今の感覚と違いすぎるから…。 遊び方、女性の選び方、生き方、何もかも、 「いや、絶対自分やったらこんな選択せーへんな、、」の連続。 それが刺激的で、 もっともっと欲しくなる。 序盤のトキワ荘的な雰囲気から、 戦争を挟み、満州・ロシア編に至るまで、 その豪快な生き様と筆致に魅せられました。 大学の庭の鯉を盗むくだりが、 当時の迷惑系YouTuber的なノリがして楽しかった。 しかし、私小説と随筆の線引きって 難しいなぁと思う。 どっちも好き。
  • 2025年4月20日
    広告コピーってこう書くんだ!読本
    バイブル中のバイブル、 改めて再読。 「なんかいい」禁止。 なぜ、よかったのか、 おもしろかったのかを考える。 これが作る側と受ける側の違いだそうです。 「なんかいい」を禁止すべく、 このSNSを始めた節もるので、 もし使ってたら遠慮なく叱ってください。
  • 2025年4月20日
    幸福への道
    幸福への道
    岡村ちゃんが、 各界の著名人と「幸福」をテーマに対談する様を収録した単行本。 各人の「幸福」に対するアンサーは、 個人的すぎてあんまり刺さらんかったが、 色んな人の人生ダイジェストをコンパイルした本として、楽しめました。 ダンサーの田中泯さんとの対談が特によかったです。 岡村ちゃんがお酒を飲めるようになったのは、 46歳らしい。 そこから交友関係も広がったっつーことなので、 俺も頑張ってみようかな。 まずは、カルアミルクからかね。
  • 2025年4月20日
    RIOT(1)
    RIOT(1)
読み込み中...
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved