ヴィヨンの妻改版
47件の記録
- コー@koobs-books2026年3月25日読み終わった面白かった。 文体とかテンポとか、句点の使い方とか好きだな。 奥さん目線の話も何個かあったけど、太宰が書いてるの忘れるくらいリアリティがあった。 憂鬱、罪悪感、被害者意識、加害者意識みたいなものがひんやりと描写されてるけど、間に空想に走って真逆のことを書いたり、考えたりしてて、ギャグではないのにちょっと笑えるところがある。 本当に文章が上手いなって思った。 男同士のやり取りとか普通に面白い。全然陰気な感じしないし、なんなら快活化何時すらあるから、作中の中の温度差で重たくならない。 親友交歓:嫌なやつ書くの上手いし、嫌なやつに対して何も言えずただ我慢するしかないの共感できる トカトントン:話のリズムいいがいい。文体とか演出の良さを感じた。短編としても結構好き 父:父親としてダメさ加減がすごい 母:母親を神聖視?終わり方よく分からん ヴィヨンの妻:夫が金盗んできた妻目線の話。ネガティブ→ポジティブ→ネガティブで落とすのえぐい。静かに残酷。 おさん:妻目線の話。自殺する夫の身勝手さというかしょうもなさを客観的に書いてる感じ。 家庭の幸福:政治家に対する同情→怒り→個人の家庭を守りたいんだろうなという共感と残酷さ 総じて、矛盾する感情とか相反する性質みたいなものを常に感じ取って生きていたのかもしれないな。感じれてしまうがゆえに、治すこともできないからどうしようもないって思ってたのかな?

- コー@koobs-books2026年3月20日読んでる借りてきた中学生のころに「人間失格」開いて読みづらい印象があったけど、今読んだらそんなことなかった。むしろスルスル読めた。 とりあえず「親友交歓」と「トカトントン」読んだ。 「親友交歓」はユーモアがあると解説に書いてあったから読んだのだが、嫌なやつの書き方が上手い。 太宰は情景描写が多くなくて、イベントや出来事を淡々と書いていくスタイルなのかな。主人公の心情も割合がそんなに多くない印象を受けた。 それもあってか、流れるように話が進み気づいたら1編読み終わってた。 このスタイルは、村田沙耶香とも似ている気がした。「コンビニ人間」とかもこれと同じように、イベントとか出来事を主人公が一歩引いて見ている感じで話が進んでいた。相手が主人公を責めている言動をしているはずなのに… 「親友交歓」も同じで、読んでてこっちがムカつくような嫌なやつなのに主人公は強い不快感を最後の方まで出さない。最後の方も、「あの人たちの言ってたことわかるなー」程度でどこまで行っても冷めてる感じ。 「トカトントン」も熱量が冷めていくときの状態をうまく書いてる。自分の心情が冷めていくのをトカトントンという音をトリガーに使いながら書いてあって、全体のリズムが良いなって思った。 朝井リョウの短編も同じような感じがした気がする(うろ覚えだけど)。トカトントンを使いながら、何度も熱が冷めていくのが繰り返されていく。最後の方はより短いスパンで繰り返されてて、リズムだけでエンタメ読んだときと同じような満足感があった。 総じて、太宰は虚無感、脱力感、無力感、諦観を滲ませながら描くのが上手い。それなのに、文章はリズミカルで淡々としてテンポがいい。うつ状態のときになるような何度も同じことをグルグル考える反芻思考的な冗長さがない。 個人的に太宰好き。
たご@clan_19672026年3月19日読み終わった再読『ヴィヨンの妻』 以前読んだときと印象が違う。前は、妻(さっちゃん)が「人非人でもいい」と言うのは大谷を励ましているのだろうと思っていたけれど、どうにもそうではなさそうだ。そんな優しいものじゃなく、妻はただ呆れているのだろう。自分は人非人ではないと泣く大谷の幼さと純粋さに。 穢れを含めて自分の人生だと受け入れることが強く生きることだと思うけれど、それはどこか、諦めにも似ている。
カンノーリ@sugarspicenice2026年2月4日読み終わった一日で読んだ。 暗い短編集と言われるが、1番好きかも。 特に「家庭の幸福」が好き。 流れ出る悪口も、自分への悪態?も。 こうはなりたくないし、なれもしないな
nami@sun_jbm2026年1月21日読み終わった読んでいて苦しくなる作品だった。私小説かと思ったが、フィクションらしい。どのお話も主人公は社会や己の有り様に嫌悪感を抱いており、それを持て余して酒や女に走っていた。"自分"はどうしようもない人間だが、プライドは高い。周囲に散々迷惑を掛けて、他所の女と自殺する話は冷めた気持ちで読んだ。
こえさん@vivacushion2025年5月25日読み終わった「津田と文学」視聴以降、 純文学熱がムクムクと再燃し、 積読タワーを眺めていたらええの発見! あっという間に読破。 おもしろい。 基本は私小説なのだけれど、 書簡風、ファンレター、女性目線など、 スタイルが多様で読み飽きない。 これぞ理想の短編集。 どの作品もそれぞれに良さがあったが、 「父」のラストは生涯脳裏にこびりつきそうで怖い。 俺なら絶対、奥さん&こどもを大切にするのに! なんて思うけど、どうしてそう言い切れるのか、 わからない。 俺にとっての「義」とはなんなんだと。 死を思い、家庭と向きわず、酒に逃げる。 戦争が人々に与えたとてつもなく ネガティブな影響を思うとやりきれない。 あと表題作の「女性/母」の描き方は、 現代人にこそ響くと思う。 この時代にこの感覚を持ってるのはすごいな。 ただ、それをわかっていても、 妻と向き合えない男の弱さも思い知る。 よくもこんなにダークな作風の小説家が 国を代表するベストセラー作家になれたな。 素晴らしく、豊かなことだと思う。 スーを差し上げます。

☾@__youl2025年3月18日読み終わった太宰の作品に出てくる男たち、だらしない、のひと言では片付けられない苦しみが、孤独が、闘いが、ひしひしと伝わってきてくるしい。女たちはみんな爽快。決して主張は激しくないけれど、凛とした強さを持っていて素敵。
プカオ@panshg_01182025年3月9日読み終わった感想紹介タイトルにも入っている『ヴィヨンの妻』の他に短編が7篇収録されており、自分の友人だと名乗る人が突然家に来る『親友交歓』、自分にしか聞こえない謎の音に苦しむ話『トカトントン』以外は家庭破壊をテーマにした短編となっている。私が特に好きな話は病気で寝込んでいる主人公が、癪に障る官僚が出ているラジオを聞いて、その官僚について想像を膨らましていく話である『家庭の幸福』だ。主人公は官僚に対して生活、家族関係などについて想像し、ある結論を出すのだが、それが自分には滅茶苦茶に感じて面白かった。
ゆい奈@tu1_book2025年2月3日読み終わった@ 自宅『親友交歓』の明るさと皮肉のかけあいにすっかり虜にされ、『トカトントン』という奇妙なほど頭に残る軽やかなリズムに心が躍るのだけど実態は戦争後の虚無感、なにもかもに気力がわかなくなる様子に寒気がする。ここからの『父』『ヴィヨンの妻』『家庭の幸福』や最後の『桜桃』までは家庭崩壊というか、主人公自身が家庭を壊していくことへの恐れ、あるいは罪悪感、しかしこうするしかないのだという不器用さ。常に死にたい、自殺したいといったような暗さ(これを暗さといっていいのか、言葉が思い浮かばない)、死の予感に満ちていて、あ〜後期の作風だわ〜という感じだった。 切り捨てきれない、壊しきれない、これを優しさといっていいのかわからないけれど(すくなくとも、おい父〜 子がいるだろ〜 責任〜 浮気すなと何度も思った)、罪悪感に押しつぶされそうな心境だけは手に取るようにわかる。しかし太宰治という作家はそういうふうにみられることを想定済みであろうから、結局わたしは手のひらの上で転がされているのだろうな。私小説のおもしろさにどんどん魅了されていく。







ゆい奈@tu1_book2025年2月1日読み始めたお昼休み。きょうから読む。『親友交歓』を読み終わったけど、プチイラが怒涛に押し寄せてきて、余裕がなければ、すぐにでもちゃぶ台返すところか叩き割ってしまいそうな勢いの苛立たしい小説で笑った。ふつうにビンタしたかった。わたしには心の余裕が足りない。午前中も仕事でイライラして無視してしまいそうだった。我慢が足りぬ。機嫌よくいようと決めたのに。はやく寝たい。寝足りない。 タンブラー、何年も使っているのではげている。そろそろ新しいものがほしい。午後からも仕事をがんばりましょう。














































